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写真を作品集に。FUJICOLOR ARTBOOKでつくる極私的な一冊。
Capture Your Individuality

写真を作品集に。FUJICOLOR ARTBOOKでつくる極私的な一冊。

各地で開催されるアートブックフェアの盛り上がりを見ていると、ここ最近なんだか紙の印刷物への意欲が湧いてきます。でも、レイアウトから紙選びまで、これがなかなか大変で…。そんなときに頼りになるのが、写真に特化した「FUJICOLOR ARTBOOK」です。大判サイズに写真向きな紙質、それにAIによるサポートも。写真好き3名と一緒に体験し、連載形式でお届けします。

-about FUJICOLOR ARTBOOK-

〈富士フイルム〉が提供する「FUJICOLOR ARTBOOK」は、写真をプロクオリティの本に仕上げられる、オリジナルアートブックの作成サービス。色再現に優れた紙はA4よりも大きなサイズ(タテ318mm x ヨコ236mm)で、見開き全面やフチなしなど、ダイナミックなレイアウトが可能に。専用AIによる自動選択・レイアウトサポートを受けられるWEB上での編集と、PDFによる2種類の注文方法に対応。

case01_Keiji Kaneko 行き場のない、いい写真たち。

PROFILE

Keiji Kaneko
fashion director

1973年生まれ。「L’ECHOPPE」のバイヤー・ディレクターを経て、ショップ「BOUTIQUE」やブランド〈FOUNDOUR〉のディレクションほか、数々のブランドを手がける。国内外を問わず精力的に動き回る日常のなかで、カメラを携帯しストリートスナップを撮っている。
Instagram:@keijikaneko

ー普段はどんなカメラを使われているんですか?

Kaneko: いまメインで使っているのはフルサイズのミラーレス1台ですね。レンズは標準ズームと望遠ズームを2本、あとF1.0のめちゃくちゃ明るい単焦点が最近のお気に入りです。いまはほぼこの3本でまわしてます。

ー機材へのこだわりは強い方ですか?

Kaneko: もともとこんなにカメラにはまるつもりじゃなかったんですよ。自転車仲間に写真好きがいて、その影響でコンパクトデジカメから始めて。でも海外でストリートスナップを撮るようになって、機材のせいで撮り逃すことへの抵抗感がどんどん強くなっていったんです。ぼくは技術的にそんなに優れているわけじゃないから、感覚で撮っていて、だからこそ機材に助けてもらわないと納得できる写真が撮れないなって。

ー撮った写真は普段どうされているんですか? プリントとかもされます?

Kaneko: プリントはほぼしないですね。ちょっとレタッチするものもありますが、ストレージサービスに垂れ流して保存しているくらいで、仕分けも全然していなくて、ただ過去のものになっていくだけというか…。出す場所もほぼインスタだけ。でも投稿できる枚数は限られているじゃないですか。いい写真でも、出しどころがないまま終わっていく写真がいっぱいあって、それが悩みだったんですよ。

ーでは、今回はいい機会でしたね。

Kaneko: そうですね。以前、キャンプで撮った写真を冊子にして配ったことがあって、めちゃくちゃ喜ばれたんですよ。あの経験があったので、写真が本になることへの期待感はもともとあったんです。今回のお話をいただいたときは、ちょうどいい機会だなと。

ー今回つくられたうえで決めたテーマについて教えてください。

Kaneko: イタリアのフェラーラ(Ferrara)という街を撮ったものです。ぼくが仕事でかかわっているバッグブランド〈フェリージ〉の本拠地で、去年から仕事で行くようになって、2回目の訪問で撮った写真ですね。そんなに有名でもない田舎町ですけど、そのブランドが50年間育ってきた場所で、街そのものを伝えることが大事だなと思って撮っていました。とはいえ、ほとんど興味で撮っていただけなんですけどね。でもこういうみんながあまり知らない街を伝えられる機会になってよかったなと。有名な場所がフィーチャーされた記事や写真を見る機会はあると思うけど、もっと日常的で、普通のところはあまり目にする機会がないだろうなって。

金子さんがつくった一冊には、「The Fleeting Moment」「Ferrara」と、表紙に自分の名前を入れていないところが特徴。

ータイトルの「The Fleeting Moment」はどんな意味を込めているんですか?

Kaneko: “つかの間の瞬間”という意味です。アンリ・カルティエ=ブレッソンの「決定的瞬間」という言葉から着想を得ました。仕事の滞在なので日中は商談があって、外に出られるのがその束の間しかないんですよ。隙間に撮っているという意味でも、しっくりくるタイトルだなと思って。

ー写真を見ると、日常の風景が自然に切り取られている感じがしますよね。

Kaneko: そうなんですよ。先日久しぶりに「ピッティ・ウオモ」にも行ったんですが、そこでスナップされるひとは偏っているなと。現地に行くと、誰も注目していないんだけど普通にかっこいいひともたくさんいるんです。そういうひとたちを撮るのが自分にとっては自然なので、これがぼくの目線なのかなと。今回入れた写真もそうで、〈フェリージ〉のチームにも、言葉ではなかなか伝えられない街への愛みたいなものが伝わったらいいなって。

紙の解像度だからこそグッとくる。

ーでき上がったアートブックを実際に手に取ってみていかがですか?

Kaneko: この大判の紙とパソコンで見るのとは全然ちがいますね。たとえば流し撮りで撮った男の子がいるんですけど、画面で見ていたときは“青いダウンを着た男の子”くらいの認識だったんです。でもプリントで見たら、日焼けした肌のグラデーションとか、引っ張られている犬の立体感まで出ていて。こんな細部、全然気づいていなかったなって。

「The Fleeting Moments」から。2枚目の右ページが話に出てきた“青いダウンを着た男の子”。

ーデジタルだと、どうしても情報が埋もれてしまうんですかね。

Kaneko: 紙になると客観的に見られるというか。夜にひとが集まっているお店を撮ったページがあるんですが、あの夜の、あのときの空気感がそのまま出てる感じもするし、なんだか紙の方がよりグッと入ってくる気がしますね。画像で見るのとは全然違う。だいぶいいですよ、これ(笑)。紙も厚みがあっていい。観ていてフェラーラだなって感じがします。

ー「FUJICOLOR ARTBOOK」のサービスを実際に使ってみて、使い勝手はどうでしたか?

Kaneko: 画面に従って進めるだけなので、操作性がよかったです。今回は時間が取れないなか制作したんですが、AIがレイアウトを組んでくれると聞いていたので、試しに写真を投入してみたらめちゃくちゃよくて。ゴールが見えていない自分があれこれ考えるより、AIの分析で並べてもらった方が絶対いいと思って、そこからは写真のセレクトだけ自分で調整しながらAIに任せました。今回は、旅の時系列に写真が並んでます。

ーAIをヒントに少しずつ好きな方へ微調整すると。

Kaneko: 一回AIに全部組んでもらって見返すと、自分的にはここはちょっと違和感があるなっていうポイントもあったんですよ。そこは写真を差し替えたり、見開きを片面にしたりして。表紙だけはすごく考えて自分で決めました。AIが9割やってくれて、残りの1割を自分で直すパーソナルな余白があるのが、このサービスのいいところだと思います。全部自分でやるのはハードルが高すぎるし、全部お任せだと個性が出ない。そのバランスがちょうどよかったです。

ー完成したアートブックは、どんなふうに活用しようと思っていますか?

Kaneko: まずは〈フェリージ〉のチームに渡したいですね。6月にまたイタリアへ行くので、そのときの手土産にしようかなと。なんとなく、言葉では伝えられないことを、写真でコミュニケーションできるのがいいところだなと。ぼくは撮影すること自体が好きで割とそこで満足しちゃうんですけど、形にすると振り返るいい機会になるし、形に残すことで誰かに何かを伝えることもできる。自己完結だけに終わらず、広がりを持たせられるのがすごくいいところだと思います。

INFORMATION

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