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新生活に、ジャケットとセットアップを。
MONTHLY JOURNAL Mar. 2026
One’s Sunday Best.

新生活に、ジャケットとセットアップを。

新年度のはじまり。準備するものはいろいろとあるけれど、まずは身なりから整えてみるのはどうでしょう。となると、真っ先に思い浮かぶのがスーツ。新生活を迎えるひとも、そうでないひとも、ピシッと仕立てられたセットアップやジャケットに袖を通せば、自然と背筋が伸びるってもんです。とはいえ、ひとによって異なるこだわりや流儀。気になった編集部は、あらゆるジャンルで活躍する6名の方に話を聞いてみることに。

ジャケット編

ジャケットを着ていればキチっと見える。多くのひとにとっては自分のスタイルを投影するというより、外見を整えてくれる“殻”のような存在かもしれません。でも、そんなジャケットの背景にも着るひとのキャラクターやストーリーがあれば、もっと興味が湧くはず。3名のジャケットスタイルを、あなただけのジャケットスタイルのヒントになればという思いでお届けします。

1_小林孝行
色とサイズをキーワードに選んだ一張羅。

〈ヘルムート・ラング〉のジャケット、〈コムデギャルソン〉のシャツ、〈エディフィス〉のパンツ、〈ドクターマーチン〉のシューズ

PROFILE

Takayuki Kobayashi

2010年4月にオンラインでスタートし、2020年1月に代田橋駅を最寄りにした店舗の「フロットサムブックス(flotsam books)」をオープン。有名無名問わずインディペンデントな才能に触れられる『ZINE TOUR』も開催しています。
Instagram @flotsambooks

世界中のアートやファッションなどの写真集&書籍を取り扱う本屋の店主が、いつもシャツ+スラックスの姿で店頭に立っている。そう聞くと服にとてもこだわりがあったり、ジャケットにもなにかスペシャルな話があるかも知れないと勝手に思っていたら…。

「いや、(ファッションは)適当ですよ(苦笑)。〈ヘルムート・ラング〉のジャケットは5年くらい前に黒いジャケットがほしいなと思い、古着屋でサイズもジャストだったから買ったものです。黒だったらなにも考えず家にあるものと着ても、けっこうなんにでも合うじゃないですか」

30代まではパーカなどカジュアルな服も着ていたが、2020年1月にお店をスタートし店頭に立つようになったころから、自然と襟のついた服を着るように。写真家の金村修さんとのインスタライブ『おさむちゃんねる』を発信していることからもわかるように、数多くの写真家と親交がありレセプションや展示などに足を運ぶ機会も少なくないので、ジャケットを着ることは多そうですが?

服に対して特にブランドやメーカーへのこだわりはなく、〈ヘルムート・ラング〉のジャケットも選んだ理由は黒とジャストサイズ。他にジャケットは所有していなく、一張羅として1年を通して活躍しているそう。インナーの〈コムデギャルソン〉のシャツも古着屋で購入したもので、「春っぽいから」とコーディネート。

「レセプションや展示に行っても、写真家さんってけっこうラフな(ファッションの)ひとが多くて、ほとんどジャケット着ていないんですよね。だからそういう場にジャケットを着ていくと浮いてしまって、なんかがんばってるやつみたいに見えちゃうのも恥ずかしいなと…」

小林さんがインタビュー中に何度も口にした“適当”という言葉にはラフなイメージもありますが、“ある状態や目的などに、程よく当てはまること(適格、適切)”という意味も。ジャケットを含めたすべてがジャストサイズで清潔感のあるスタイルから、ネガティブな印象を受けるひとはいないはず。お店という不特定多数のひとへ向けた商いをしていることからも、自分のいる場所や年齢などを考慮した上で導き出されたスタイル、といったら少し大袈裟でしょうか?

「もし新しくジャケットを買うとしたら、自分の体の寸法をちゃんと測って、オーダーメイドのものがほしいですね。色はやっぱり黒かな?」

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