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若葉竜也と青柳文子、10年越しの「はじめまして」。
SHOOTING EACH OTHER in 下北沢

若葉竜也と青柳文子、10年越しの「はじめまして」。

かつて雑誌や映画を通して、お互いの存在を知っていたという俳優・若葉竜也さんとモデル・青柳文子さん。共通の友人を介した長い “伏線” を経て、現在オランダを拠点に暮らす青柳さんの帰国をきっかけに、初めての対談が実現しました。今回の企画の舞台となった下北沢で過ごした記憶や海外での暮らし、写真やファッションについて語るうち、思いがけない過去のエピソードも飛び出します。対談のあとはカメラを手に街へ。互いの目線で下北沢を切り取りながら、変わりゆく街と、それぞれのいまを撮影。フイナムでは青柳さんが撮影した写真とともにお届けします。

  • Photo_Fumiko Aoyagi
  • Text_Shoko Matsumoto
  • Edit_Shoko Matsumoto, Daiki Yamazaki
  • Cooperation_CAFE TROIS CHAMBRES, hickory

10年越しに回収できた、とある “伏線”。

ーここまでお話を聞いてきて、二人が出会うまでには、もうひとつ長い物語があったんですよね。

若葉:そうなんです。実は、さっき話していた共通の友人が、昔、青柳さんのことをものすごく好きだったんですよ。恋愛的に。ぼくは当時から彼の相談をずっと聞いていて。青柳さんに告白して、振られた夜も一緒にいたんです。そのとき、彼のために『文子』っていう曲を書いてあげたんですよ。

青柳:その曲を、この間10何年越しに初めて聴いて。めちゃくちゃいい曲でした。

若葉:2曲くらいあるんです。『文子の前歯が好き』みたいな歌も(笑)。ネタをもらってつくらされてたんで。会ったこともないひとのためのラブソングを。

青柳:その彼が話していた私とのデートのエピソードが、すごく印象的で。

若葉:水族館に行ったとき、薄い水槽を挟んで青柳さんと友人が向かい合っていて、クラゲがふわっと泳いでいたらしくて。彼はクラゲを見るふりをして、ずっと青柳さんを見ていたらしいんです。そしたら青柳さんが水槽の横からひょこっと顔を出して、『クラゲかわいいね』って言った。その顔が世界一かわいくて、『おめえのほうがかわいいよ』と思ったらしいです(笑)

青柳:でも彼は緊張して一言も喋らなくて。デート中私ばっかりずっと喋ってたんです。しかも青いジャージのセットアップで来たんですよ。

若葉:彼、当時はまだ何もかも初めてで。階段を二人で降りていて、青柳さんがアウターを脱いだときに香りがふわっとして、それで目眩がして恋に落ちたっていう話もしてました(笑)。そんな彼ももう35歳ですよ。大人になりましたね。

ー10年以上前の、会ったこともない青柳さんの話を、若葉さんはずっと横で聞いていたんですね。

若葉:そうですね。ぼくはずっとその彼から青柳さんとの話を聞いていたし、彼が覚えている描写がすごくエモーショナルだったから。実際に友達と青柳さんが二人で話しているのを見ると、『やっとこのツーショットが見られた』っていう感動がありました。

青柳:なんか、長い友達の関係っていいですよね。友達の恋愛をずっと横で見守ってくれて。

若葉:応援はしてないですよ。おもしろがっていただけ(笑)。だから今回の企画が実現してよかったです。

若葉さんが撮影した青柳さんの写真は
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