王道ブランドの定番品はやっぱりいい。定番と言われるだけあって歴史があるし、信頼できるスペックもあって、何歳になっても飽きない。でもこれはちょっと天邪鬼なひとに向けた連載企画。あのブランドの、実は知られていない、けどグッとくるものを紹介します。第25回目は〈モンクレール〉のマイナーグッド。
Photo_Arata Suzuki
Styling_So Matsukawa
Text&Edit_Yuri Sudo
〈モンクレール〉と言えば、ダウン。しかもファッションの文脈で語られるプレミアムなダウン、と補足をつけておきましょう。
歴史は古く、1952年にフランスで創業し、当初は登山用品を中心に販売していたというから驚きです。肝心のダウンはというと、1954年に登山隊や遠征隊に提供したそれが絶大な支持を受けるようになり、次第に注目を集めはじめました。
マヤやモンクラなど、いまや定番モデルはいくつもありますが、そんな彼らの夏の顔はご存知ですか?
スイムショーツ ¥67,100(写真上)、¥78,100(写真下)
夏にダウンをつくるわけにはいきませんが、ダウン作りで培った技術を活かしたものづくりは可能です。
こちらは猛暑が似合う爽やかなスイムショーツ2種。写真上は、レインウェアに使われる機能性素材を参考にしていて、裏地もメッシュなので快適です。ホワイトのステッチがじぐざぐとサイドを走り、スナップボタンも相まって、夏の高揚感を誘う1枚です。
写真下は淡いオレンジのストライプが走る大人な1枚。素材はポリエステルで、ドローコードで調整するタイプです。泳ぐときはもちろん、Tシャツやシャツと合わせて街中で着るのも色気がでて素敵です。
スニーカー ¥93,500
〈モンクレール〉はアパレルだけにあらず。こちらはスエードとレザーでつくられたローカットのスニーカー。贅沢なアッパーですが、山にルーツを持つ彼ららしく、リフレクター付きのオレンジのシューレースを合わせているのがポイントです。かかとは内側に折り込むことができて、スリッポンのようにラフに履くことも。
バケットハット ¥99,000
アウトドアから端を発しているブランドだから、バケットハットも当然機能素材。と思いきや、かぎ針編みのカジュアルな仕上がりです。コットン素材を使用しているから軽量で、自然なシルエットなのが特徴。ホワイトとブルーのカラーリングも涼やかです。
最強の暖かさを持つダウンアイテムと対照的に、軽やかなアイテムばかり。冬を制する〈モンクレール〉が、高級感そのままに夏も制してしまうなんて。いやはや、お見それしました。
ロケ地メモ:ある男性の代官山の事務所。昼は事務所内のキッチンでパスタをつくるそう。

