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人口減少と向き合った新しい地方の街づくりとは? ニューローカルの石田遼さんを迎えた「カルチャースケーパーズ」。

フイナムも番組作りに参画している、ポッドキャスト番組「カルチャーと街づくりの経済学~カルチャースケーパーズ~」。

二人目のゲストである「ニューローカル(NEW LOCAL)」代表の石田遼さんの回が、4週に渡って公開されました。

未聴の方に向けて、ざっくりと4回分の見どころならぬ、聴きどころ?をご紹介いたします。気になる方はポッドキャストでぜひ本編をお楽しみください。

石田さんは東大で建築を学び、隈研吾氏の研究室を経て、建築家ではなくマッキンゼーに進んだ異色のキャリアの持ち主です。

現在「ニューローカル」で携わる、地方での街づくりにはどのように辿り着いたのでしょうか。


#9 建築を起点に、街や事業そのものを動かす人になるまで

石田さんは幼少期をサンフランシスコやニューヨークで過ごしています。高校時代には海外を一人で旅行するようになり、旅行先で見るものが、教会、美術館、建築、街並みだったそう。

その後、東大にて建築・都市設計を専攻、隈研吾氏の研究室へ。建築界に閉じない人であったという隈氏のスタンス「建築+α」という考え方が、後の石田さん自身のキャリアにもつながっています。

建築家だけでは、街を変えられないという疑問を持った石田さんがコンサルティングの仕事を知ったときに、建築との類似性を感じ、マッキンゼーに転身。そこで過ごした5年間で身につけた基礎的なビジネス体力をベースに、建築×ビジネスで価値を生み出すという方向性に気づいてゆくのです。


#10「地方創生2.0」を掲げ起業に至った理由

マッキンゼーで約5年間、さまざまなプロジェクトを経験した後、スマートシティやスマートビルを手がけるIoT企業へ。そこで建築とビジネス、テクノロジーを横断する経験を積んだ石田さんが、なぜ再び「地域」というフィールドに戻ることになったのでしょうか。

転機となったのはコロナ禍でした。それまで東京や海外を中心に仕事をしていた石田さんは、日本各地で面白い活動をしている人たちに自ら連絡を取り、実際にその土地を訪ねるようになります。そこで出会ったのは、人口減少が進む地域のなかで、店をつくり、人を呼び、街を変えている人たち。「明らかに自分が普段やっている仕事よりも、地域を良くしている」と感じたことが、起業への大きなきっかけになりました。

そこで生まれたのが“ニューローカル”という考え方です。新しい地元民、つまり地域に新たに関わり、そこに価値をつくっていく人を意味する言葉。東京生まれ・東京育ちで、自分自身に帰る田舎がなかった石田さんにとって、ニューローカルという言葉には、自分にとっての新しい地元をつくるという意味も込められています。


#11 地方創生に取り組むニューローカルの事業とは

日本各地を訪ね、地域で新しいことに挑戦する人々と出会ったことで、地方にこそ自分が取り組むべき仕事があると感じ、2022年に「ニューローカル」を設立します。

「ニューローカル」が掲げるのは“新しい地元民”という考え方。地域のリーダーとともに会社をつくり、不動産を活用したホテルや飲食などの事業を展開しながら、人材・資金・知恵を地域に持ち込んでいきます。

その背景にあるのが、従来の地方創生への問題意識です。行政主導や一地域に属人化した取り組みではなく、地域の未来を本気で背負うリーダーと組み、事業としてしっかり利益を出しながら、スピード感を持って複数地域へ展開する。そんな「地方創生2.0」を目指しています。


#12 地域づくりと日本の可能性

4回目は、視聴者から寄せられた質問に答える形で、石田さんの考える地域づくりと日本の可能性を深掘りしています。建築を学んだ経験は、設計やリノベーションといった実務だけでなく、「こういう未来があり得る」という仮説を描き、それを魅力的な形で提示する思考法として、現在の事業づくりに活きているといいます。

地域ブランドについては、ゼロからつくるというよりも、その土地に眠る歴史や文化を「発見し、再解釈する」ことが重要。外部から持ち込まれた文化と地域性が重なり合うことで、その土地ならではの個性が生まれてきたと語ります。

今後は、地域の事業承継や企業との連携、地域リーダーの育成などを通じて、現在の10地域から100地域へと活動を広げていく構想も。石田さんが描く「次の10年」が、いよいよ動き始めます。

地方創生に興味のある方はもちろん、街づくり、ビジネスに関しても多くの気づきがあるシリーズとなっています。

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