MY CLASSICS コンバースを履く人。その理由。
2014.05.07

老若男女の定番シューズとして知られる〈コンバース〉。ここまで大衆的なブランドとなった今もなお、こだわりの強いファッション関係者、クリエイターに支持を集める理由とは。何故、彼らは〈コンバース〉を選ぶのか。各々のライフスタイルから〈コンバース〉というブランドの魅力を探っていきます。
Photo_Shinji Serizawa、Shinpo Kimura、Yoshiteru Aimono
Text_Mikiya Suzuki
Edit_Hiroshi Yamamoto
大北幸平さん(38歳) VAINL ARCHIVEデザイナー
"こだわり抜いたモノ"を信条に、繊細かつクオリティの高いオリジナルウェアを展開する〈ヴァイナル アーカイブ(VAINL ARCHIVE)〉。そのデザイナーとして活躍する大北さんは昨今、服作りとは異なる表現の場として架空のアートユニット「VIDEOBOYZ」を立ち上げるなど、話題に尽きない人物。
今回は白い"ALL STAR"にタイトなスラックス、トップスにはパーカ&ジャケットを合わせたカジュアルだけどクリーンなスタイルで登場してくれました。こだわり抜いた素材感やシルエットが、洗練された印象を作りだしています。
さて、そんなファッショニスタの大北さんにとって〈コンバース〉とは?
スタイルに"品"をもたらす
ALL STARが自身定番の1足。
ALL STARが自身定番の1足。
「スニーカーは好きですよ、ハイテク、ローテク問わず。ただ、自分のスタイルに合うなと思っているのは、バルカナイズド製法のスニーカー。コンバースで言うところの"ALL STAR"ですね。僕にとっての真の定番というか、とにかくよく履いています。珍しい配色を目にしたときには、つい購入しちゃいますし。
これだけカジュアルなプロダクトでありながら、デザインはとてもスマート。最近は、コーディネートに品の良さを求めるときに、"ALL STAR"を選ぶようにしています。今日、穿いているようなスラックスと合わせても、きちんと馴染んでくれる。
でも、結局のところ、しっかりとしたカルチャー的なバックボーンと、いつの時代も変わらないデザインが好きなんですよね。物の作り手の1人として、憧れのプロダクトというか...」
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