ブランドの歴史を超えて広がる、ラルフ ローレンの世界。
ヴィンテージウェアのコレクターやクリエイターたちが集い、それぞれの視点から〈ポロ ラルフ ローレン〉の魅力を掘り下げること。世界中で愛されるブランドが、日本で半世紀にわたって育んできたものとは何なのか。その答えを探る「PoloFest」の記念すべき第1回の開催地に選ばれたのが、東京だったことはファンならずともうれしいはず。
DESIGNED IN NEW YORK
〈ラルフ ローレン〉の本拠地、ニューヨーク。歴史に培われた美意識と革新的なエネルギーが息づくこの街は、ブランドにとって大切なインスピレーションの源であり、重要な拠点でもあります。
COLLEGIATE STYLE
アイビーリーガーたちの肩肘を張らないクラシックなスタイルは、〈ラルフ ローレン〉に大きな影響を与えてきました。ネイビーブレザーやクリケットセーター、レップタイはその代表的なアイテムであり、いまもなおブランドを象徴する普遍的なワードローブとして受け継がれています。
POLO SPORT
スポーツも、〈ラルフ ローレン〉の世界観を形づくる重要な要素。90年代初頭に登場した「SNOW BEACH」や「STADIUM」は、現在も熱狂的なポロコレクターから支持を集めています。1992年 バルセロナ五輪の開催時期に、〈ポロ ラルフ ローレン〉は陸上競技などのスポーツやUSAモチーフを取り入れたコレクションを展開したことも、その歴史を象徴する出来事のひとつです。
会場に入ってまず目を奪われたのは〈ラルフ ローレン〉が長年築き上げてきた世界観を、6つのスタイリングによって立体的に表現した展示の数々です。
約60年前のブランド創業時からの膨大なアーカイブピースをもとに作られたスタイリングによって、これまで〈ポロ ラルフ ローレン〉が生み出してきた物語をあらためて振り返ることができる構成になっています。
そのなかから、フイナムが特に気になったスタイリングを3つピックアップしてご紹介。
POLO COUNTRY
ラルフ・ローレン氏にとって心象風景のひとつであるカントリースタイルは、クラッシュ&リペアを施したジーンズに星条旗柄のセーター、バッファローチェックやタータンチェックといったアイコニックなモチーフが取り入れられ、古きよきアメリカを思わせるラギッドなアメリカンカジュアルの魅力が、これでもかと凝縮された空間が広がっています。やがて1980年代後半から90年代にかけて数年に渡って展開された伝説のライン〈ポロ カントリー〉へと昇華したことをご存知の方も多いはず。
THE AMERICAN WEST
「THE AMERICAN WEST」では、ラルフ・ローレン氏が少年時代にカウボーイ映画を観て以来、ずっと胸に抱き続けてきたという荒野への憧れとアメリカンスピリットを、ウエスタンウェアを通じて表現しています。ネイティブアメリカン&カウボーイの装いをファッションスタイリングとして洗練された形で再構築してみせたのはラルフ・ローレン氏の功績のひとつでしょう。
ENGLISH TWEED
アメリカ東海岸のブランドでありながら、そのファッションの原型であるブリティッシュトラッドに宿る伝統と歴史へ惜しみないリスペクトを払ってきたのも、ラルフ・ローレン氏のクリエイティブを語る上で欠かせない要素。「ENGLISH TWEED」では、これまで〈ポロ ラルフ ローレン〉からリリースされてきたツイードジャケットやフェアアイルニットなどを用い、英国カントリースタイルをラルフ流に再構築していました。
アメリカの荒野に思いを馳せながら、英国の伝統にも敬意を払う。こうした異なる文化やスタイルを自在に横断しながら、ひとつの美意識へとまとめ上げるところに〈ラルフ ローレン〉ならではの魅力が隠されています。