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FEATURE
5人のクリエイターが選出。2019のマイ・ベスト・スニーカー。
My Best Sneakers for 2019

5人のクリエイターが選出。2019のマイ・ベスト・スニーカー。

スポーツメーカーはもとより、トップメゾンも参戦し、シーンの全体像が掴めないほど拡大を続けるスニーカーマーケット。では、ファッション、スニーカー業界で活躍するクリエイターたちは、どんな視点で、どのモデルを選び、実際に履いていたのか。スニーカーを愛してやまない5人の有識者たちに今年ガチで履いた3足を挙げてもらいつつ、彼ら彼女らの本音を通じて、スニーカーマーケットの現状を探っていきます。

  • Photo_Masataka Nakada
  • Text_Issey Enomoto
  • Edit_Hiroshi Yamamoto

03_TAKAYUKI FUJII
nonnative

PROFILE

藤井隆行
nonnative デザイナー

2001年、〈ノンネイティブ(nonnative)〉のデザイナーに就任。都市生活のみならず様々な場所やシチュエーションに適応する東京発のスタンダードを提案。

アイコニックなものは敬遠。ひと目でわかりづらいものに惹かれる。

「昔からの大のスニーカー好きとしては『最近欲しいスニーカーがなくて……』なんてことは言いたくない。常にアンテナを張り、貪欲に情報収集して、いいスニーカーを探し続けています。そんな自分が最近のスニーカーシーンを見ていて思うのは、キャッチーなものばかりが持て囃されているなあということ。人気のスニーカーはブランドロゴやカラーリングがひと目でわかりやすいものばかり。でも僕は逆に、パッと見ではわかりづらいものにグッとくる。自分が今年よく履いたスニーカーを改めて振り返ると、ひと目ではそれと気づきにくいものばかりでした」

New Balance_FRESH FOAM HIERRO

「犬の散歩がてら、自宅の裏山をたまに走っています。そんなときはランニングシューズやハイキングシューズよりも、トレイルランニングシューズが調子いい。でも自分はガチなランナーではないので、黄色や黄緑といった、この手のシューズにありがちなケバケバしい色は避けたい。そんななかで見つけたのがこの〈ニューバランス〉。このカラーは日本未展開。どうしても欲しくて、ニュージーランドに行ったときにお店を探し回り、ガチなランニングショップでようやく見つけました」

NIKE SB×FORTY PERCENTS AGAINST RIGHTS_DUNK HI

「いつも気になるデザイナーTETさん(WTAPSの西山徹)が手掛けたもの。ベースはダンクだけど、シュータンがジョーダン6、スウッシュがジョーダン5、トゥのデザインがジョーダン1の仕様にアレンジされています。一見しただけではわかりづらく、ある意味地味。でもそれが逆にたまらない、と個人的には思います」

NIKE_AIR JORDAN 1

「わかりづらさが良いという意味では、これもそう。一見普通のジョーダン1だけど、黒の部分にフェイクポニーがあしらわれています。配色もアイコニックな黒×赤や白×黒×赤よりも、なんてことのない黒×白が僕の好みです」