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Shopping Addict 2019 Dec. 〜編集部員のお気に入り〜

Shopping Addict 2019 Dec. 〜編集部員のお気に入り〜

景気が悪くても「買い物しようぜ!」 という信念を貫いてきた「Shopping Addict」も年内最後。いくら景気が悪くたって、来年も買い物したあとの高揚感を忘れないでいたいものです。ヒップな “買い物アティチュード” をお持ちの皆さま、また2020年でお会いしましょう!

  • Photo_Yohei Miyamoto
  • Edit_Rei Kawahara
小牟田亮
山本博史
石井陽介
中田潤
小林真理
村松諒
河原嶺
木村圭佑
黄田駿
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  • 小牟田亮
  • 山本博史
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  • 小林真理
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01 32
小牟田亮

16年目へ。

個人的に2019年は後厄でしたが、さてなんかあったかな。月日が飛ぶように過ぎ去っていったことはいいことなのか、どうなのか。。2020年、16年目のフイナムは、また違うジャンルにチャレンジしていきたいなと思っています。ご期待ください。

MFT

エムエフティーのタートルネックTシャツ

魔法がかかってます。

先日、「AH.H」で公開した〈エムエフティー〉の記事、ご覧になりましたでしょうか? スタイリストの長谷川昭雄さん、クリエイティブディレクターの源馬大輔さん、「レショップ」の金子恵治さんという三人のファッション賢者が文殊の知恵を持ち寄ってつくりあげた、まったく新しい形の超私的レーベルです。ぱっと見、非常に癖が強く、それゆえに服好きにはたまらないスメルを放っています。超ビッグサイズのツイードジャケット、極厚極大のスウェット、ペンキ加工されたペインターパンツ、ふむ、どれも噛みごたえ十分。というか、いまの自分には咀嚼できなそうなアイテムばかり…かと思ったら、ありました、ひとつだけ。長谷川さんが『ポパイ』時代から偏愛しているという、白のタートルネックTシャツです。これ、対談のなかでも源馬さんが言ってますが、超重要なアイテムだと思います。というか魔法のアイテム? 着るとだれでも上品になれるという、現代日本人の必携品なのではないでしょうか。
¥11,000+TAX

レショップ
03-5413-4714

BOGEN×SUICOKE

ボーゲン × スイコックの雪靴

いろんな意味でぬくい靴。

この企画では、できるだけいろいろなブランドのものを紹介したいなと思っているのですが、ついつい頻度が多くなってしまう “お気に” もあります。〈ボーゲン〉はそのなかの筆頭です。改めて言うことでもないのかもしれませんが、プロダクトすべてに作り手の愛が満ち満ちているんですよね。スキーへの偏愛ぶりを隠そうともしない、ストイックな愛情がなんだか気持ちがいいのです。この冬の極私的イチオシはこの雪靴です。スノーブーツではなく、雪靴。こういうネーミングセンスひとつとっても、いいなぁと思うんです。どこかすっとぼけたような雰囲気がなんとも愛らしくて。自分のなかでは細野晴臣さんのヌケ感と共通しているんですが、わかるひといますかね? あ、雪靴の詳しい説明はこちらをどうぞ。
¥30,000+TAX

ボーゲン
bogen.jp

BOSE

ボーズのBOSE FRAMES ALTO

体験を売るプロダクト。

タイムマシンとか浮き上がるスケートボードとか、そういう“BTFなあれ”は未だ現実のものとはなっていませんが、未来ってすぐ目の前にあるんだなと思わされることって結構あります。そもそもスマホは30年前から考えたら魔法の小箱だし、マイクロチップを身体に埋め込んでいる北欧諸国とか、漫画や映画で思い描いていた未来が少しづつ立体化してきているのを強く感じます。で、サングラスから音楽が聞こえるという、これです。しかもそれが天下の〈ボーズ〉からリリースされたというのだから穏やかではありません。ウェラブルアイテムって、なんかあんまりピンとくるのがなかったんですが、これは違います。デザインも音質も、推せるレベルにありますし、なによりこの手のアイテムは、生活スタイルが大きく変える可能性を秘めています。こういうアイテムはとにかく応援していきたいですね、それがいずれ僕たちユーザーに返ってくるわけなので。
¥25,000+TAX

ボーズ
www.bose.co.jp

Veja

ヴェジャのスニーカー

雄弁は銀、沈黙は金。

どうして言葉ってのは急激に流行ったりするんでしょうか。流行るから廃れるわけで、だったら流行らないほうがいいといつも思うんです。サステナブル、ユーキャンの新語・流行語大賞には入らなかったようですが、この一年で何回耳にしたでしょうか。マーシーじゃなくてもミニタコ、いや耳タコです。ようは声高に言うのではなく粛々とやるのがスマート、いやフイナム的に言えばヒップなんじゃないでしょうか。だってものづくりそのものが、環境汚染、環境破壊に繋がっていくわけで、そもそもが大いなる矛盾をはらんでいるんです。〈ヴェジャ〉は2005年にスタートしたフランスのブランドです。ソールのゴム、キャンバス、ナイロン、すべて地球環境に目配せが効いたものづくりのスタイルをブランド創設より貫いています。各々ができることをやればいいと思うんです。自分はこの〈ヴェジャ〉のスタンスに共感します。
¥19,000+TAX

シードコーポレーション
03-6709-9662

山本博史

真面目に走る。

忙しさに追われ、日頃のジョギングをサボりまくっていますが、レースでは真面目に走っています。ありがたいことに、自分なりに成績は上々。普段から遊び気分ですが、たまには真面目に走るのも1つの遊びとしてアリだなと。

L.L.Bean

エル・エル・ビーンのフリース・プルオーバー

エル・エル・ビーン気分。第二弾。

以前書いた通り、定期的に〈エル・エル・ビーン〉にハマるときが訪れます。クラシカルなロゴは単純に可愛らしいし、アウトドアで機能するパフォーマンスを備えながら、すんなりと日常にも馴染むデザインはシーンを選ばず重宝します。例えばこちらのプルオーバー。モチーフは1990年のエベレスト国際平和登山時にUSAチームが着ていたフリースで、オーセンティックなルックスはそのままに着心地の良さをアップデート。毛足の長いパイル地はヌクヌクでフワフワ、とにかく肌触りがいい。しかも、フロントのカンガルーポケットの内部にも薄手のフリースを合わせ、風の侵入を防ぐ立ち襟仕様にしているため保温性が抜群。ダウンやコート同様、真冬のアウターとして機能するスペックを搭載しながら、プライスはリーズナブル。個人的には各色大人買いしたいくらいです。
¥11,000+TAX

エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター
電話:0422-79-9131
www.llbean.co.jp

SALOMON

サロモンのウインターシューズ

スキートリップの相棒。

東京にいる分には、真冬でもランニングシューズで事足りますが、寒冷地となるとそうもいきません。実際、スキーなどでゲレンデに足を運ぶと、ランニングシューズでは足の指先から冷えてきてしまいます。そんなときに頼りになるのがウインターシューズです。暖かくて、防水性に優れ、抜群のグリップ力で雪上だってガッチリと掴んでくれるもの。そこで目を付けたのが、〈サロモン〉の「OUTSNAP CSWP」です。上記のすべての機能を備えながら、トレランやハイクシューズのように履き心地はしなやか。マイクロフリースのライニングに冬用のインソールを合わせ、足もとの温もりをしっかりとキープ。それでいてスリムなアッパーを採用しているため、見た目はご覧の通りスタイリッシュ。この冬のスキートリップの頼れる相棒として、チョイスしようかなと思っています。
¥13,000+TAX

サロモン コールセンター
電話:03-6631-0837
www.salomon.com

SUUNTO

スントの腕時計

タフで機能的で、美しい。

いまも、昔も、ぼくにとって〈スント〉は憧れのブランドです。名品「ベクター」はもちろんのこと、「アンビット」に「スパルタン」、最近ではナンバリングされた各モデルにいたるまで、どれもタフで機能的、それでいて腕時計として美しい。しかも、こちらの「スント 9 バロ」にいたっては、GPSをオンにした状態で最大120時間という驚きのバッテリー性能を誇り、トレイルランニングのロングレース好みなぼくにはうってつけの一品です。実際、山にロードに日常に、と使い込んでいたらストラップのバンドの1つが千切れてポロリ。どうしようか困っていたら、新たにレザーストラップを同梱したスペシャルエディションとベルクロストラップバージョンが出ているじゃないですか! さすがに時計ごと買い換えるわけにはいきませんが、そのうちベルト単品での販売もあることを願いつつ、せっかくだから紹介しておこうかなと。ギフトシーズンですし。
左:¥95,000+TAX、右:¥75,000+TAX

スント カスタマーサービス
電話:03-4520-9417
www.suunto.com/suunto9

THE NORTH FACE

ザ・ノース・フェイスのトレラン用ザック

ペットボトルがすっぽり。

先日、無事に「伊豆トレイルジャーニー」を完走しました。台風の影響によりコースの大半が林道とロードになり、タフでスピーディな展開になったものの、結果は68.3キロを9時間24分17秒で走り切り、男子総合245位(1239人中)。自分なりには大満足の結果を残すことができました。さて、そんなレースでとにかく使い勝手が良かったのが、〈ザ・ノース・フェイス〉の「TR10」です。100キロオーバーのロングレースにも充分対応できる10リットルという収納力に、サイドからも出し入れもできる背面のポケット、その上にはバンジーコードが設けられ、シェルなどをスピーディに固定することができます。なかでも魅力的なのが、フロントのドリンクホルダー部分。500ミリリットルのペットボトルがすっぽりと収まるサイズ感になっているんです! ロングレースだとソフトフラスクのゴム臭に苦しめられてきたぼくには嬉しい限り。早くこれを背負って100キロオーバーのウルトラトレイルのレースに出たいです。
¥18,000+TAX

THE NORTH FACE FLIGHT TOKYO
03-3211-8555
www.goldwin.co.jp/tnf

石井陽介

みんなたちのファンファーレ。

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの再結成、ジョン・フルシアンテのレッチリ復帰と立て続けにビッグニュースが舞い込んできましたが、個人的に一番胸アツだったのはジャガタラ活動再開&新曲発表。マジか。楽しみ過ぎる。来年はライブ参戦が活発になりそうです。

Blurhms × L’ ECHOPPE

ブラームス × レショップのモーターサイクルコート

優雅な鉄馬乗上衣。

ユーロヴィンテージが注目されるようになってから、それまで見向きもされていなかったアイテムにスポットが当たる機会が増えました。モーターサイクルコートも、そんなアイテムのひとつかと。その名の通りバイク乗りに向けたコートで、イギリス軍やフランス軍のバイク部隊のコートが一般的にはよく知られていますよね。最近ではこれらを元にリデザインした既製品を度々見かけるようになりましたが、「レショップ」が〈ブラームス〉に別注したモーターサイクルコートが抜きん出て素晴らしかったの紹介します。斜めに配した大振りの胸ポケットや、2つ掛けのウエストバックルなどを見る限り、おそらくWWⅡ時のイギリス軍モデルが元ネタになっていますが、ラペルを小振りに、なおかつ丸みを持たせることでスマートな印象に。また、素材を光沢のあるブラックを用いることで、どことなく品のある漂いをみせます。ウエストベルトをぎゅっと絞って着てみると、美しいドレープをはらんだAライン・シルエットが完成。これがまた最高なんですよ。正しく、粗野な元ネタを優雅にツイストした好例かと。
¥90,000+TAX

レショップ
03-5413-4714
lechoppe.jp

Sillage

シアージのスウェットシャツ&フード

JAHは偉大なり。

フイナムのブログにも参加するデザイナー兼フォトグラファーのユタナンさん。インスタに投稿されるご自身のスタイリングがまあお洒落で、以前からちょこちょこチェックしていました。たっぷりめのパンツをベースに、幾重にも重ねたトップス。おまけに帽子やシューズといった小物選びもグッドセンス! 写真のポップさも相まって、ついつい見入ってしまうんですね。もちろんご自身が手掛けるブランド〈シアージ〉も、その世界観は健在です。ご覧のスウェットシャツとフードも、いつかのインスタのポストで気になったもの。スウェットシャツは、〈シアージ〉お得意のワイドでボクシーなシルエット。吊り編みでしっかりと編み込まれたヘビーウエイトのスウェット生地は存在感抜群です。極め付けはプリントの「JAH JAH 」のロゴ。これはユタナンさんの地元パリのレストランの名前らしいんだけど、ただ単純にラスタカラーと“JAH”の威力にやられて手に入れた次第。フードとセットでいっちゃいました。
スウェットシャツ ¥24,000+TAX、フード ¥16,000+TAX

シアージ
www.sillage.online

IAUA

アイエーユーエーのシャツ

この衿、技あり。

見ての通り変わったシャツです。まず目を引くのは、この異様な衿型。いわゆるボタンアップ・カラーというもので、長く伸びた衿先にはボタンが付いており、衿先を留めることで輪っかでできる。ネクタイの結び目を輪っかに乗せる事で立体的に美しく見せるための工夫なんだけど、ふだんネクタイをしない者からすると馴染みが薄くてなんだか新鮮。加えて、身頃のウール混紡のヘリンボーン生地に対して、衿と袖はコットンの白無地で切り替えたクレリック・シャツ仕様。ディテール一つひとつを見るとクラシックなんだけど、どことなくラフな装いに見えるのは台衿の高さや素材の選定といったあしらいの妙でしょうか。ドレスとカジュアルの中間を行く個性的なシャツは、だから一枚で着ても様になるパンチの効いたシャツというわけです。上にスウェットシャツを着て、衿だけ外に出しても可愛いかなあと。
¥14,800+TAX

アイエーユーエー
Instagram:@_i_a_u_a

HI-TEC

ハイテックのスニーカー

次の厚底はこれ。

去年、古着屋で手に入れたマグナム製のイギリス軍トレーニングシューズを気に入ってよく履いています。ミルスペックだから安心感もあるし、一般流通しているものではないので、ほかの人とかぶる心配もなし。また、メジャー・シューメーカーにはない独特のデザインがツボにはまったのも、その理由でしょうか。そんな流れで、〈マグナム〉の大元である〈ハイテック〉(*マグナムはハイテックの中の、軍や警察・消防に向けた別レーベル)をチェックしてみたら、こちらも負けず劣らず良作がたくさんあるではないの。トレンドの厚底を有したボリュームのあるルックスに、洗練されたカラーリング。ヴィブラム社製のアウトソールを使用していたりと、つくり込みも申し分なし。聞けば「ドーバー・ストリート・マーケット」でも取り扱いがあるみたいですね。いやはや完全に盲点でした、〈ハイテック〉のスニーカー。イケてます。写真は新作の「HTS SHADOW RGS NEON」。この配色もキレッキレでいいでしょ!?
¥24,000+TAX

ムーンスター カスタマーセンター
0800-800-1792(フリーアクセス)
moonstar-manufacturing.jp

中田潤

Happy Holidays!!

今年の一大イベントはなんといっても「HNF -フイナムのフェス-」。約1年かけて準備してきたので、終わったときの達成感ったらもう…。というわけで、来年もひとつよろしくお願いいたします!

VINCENT SHOES LACE

ヴィンセントシューレースの靴紐

気分を上げる紐。

名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それはファッションにおいても同じこと。一見何気なくても、丁寧にこだわって作られたアイテムは主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。2014年にスタートした上野さん夫婦が手掛ける靴ひも専門ブランド〈ヴィンセントシューレース〉のアイテムもそう。京都の着物の帯締め職人が作っているシルク素材だったり奄美大島の藍染めだったり、ツルッとした質感が心地よいレーヨン素材だったりと、どれもこれも愛情を感じるものばかり。MICHAELやPAUL、PEE-WEE、TRAVISといった、カルチャーを含んだネーミングセンスも抜群。まさに”名脇役”と言って良いでしょう!
(左から)SCOTT ¥2,000+TAX、PAUL 各¥2,000+TAX、ALVYMAX ¥1,500、PEE-WEE ¥1,500+TAX、H.COOPER ¥1,500+TAX、TRAVIS ¥2,000+TAX

VINCENT SHOES LACE
Instagram:@vincentshoelace

SALOMON

サロモンのQUICKLACE KIT

圧倒的に快適。

最近〈サロモン〉のシューズを日常的によく履いているのですが、たまたま知り合いが同じモデルを履いていたので、よく見みると紐だけ色が違っていたんです。聞くと「別売りで紐だけ売ってるよ!」と言われて、早速調べて見つかったのがこの「QUICKLACE KIT」。ここ最近、他ブランドでもこの手のシューレースを目にすることが多いですが、本家はおそらく〈サロモン〉のはず。特許取得の「Quicklace™」システムは、靴紐を結ぶ必要がないし、瞬時に調節可能。激しく動いてもまったく緩みません。事実、トレイルランナーの間でも広まっているというから納得。本来であればトレイルランナーが使うべきものなんでしょうが、普段使いとして取り入れるのもありですよね?
各¥800+TAX

サロモン コールセンター
03-6631-0837
www.salomon.com

District Vision

ディストリクト ヴィジョンのサングラス

ファッション目線のスポーツアイウエア。

もっぱらジムで汗を流すことが多いのですが、休館日のときはだいたい駒沢公園を走ります。寒いから億劫になりがちな冬のランニングも、天気がいいとそれはそれで気持ちがいいもので、日の光を浴びると生きているなって心地がします。さらに言うならお気に入りのギアも走るモチベーションを上げてくれる大事な要素。元々アイウエア業界ではなく、ファッション(メゾンブランド)業界から参入した2人のニューヨーク在住ディレクターが手がける〈ディストリクト ヴィジョン〉のサングラスは、とにかく見た目がクールで超軽量。運動好きが高じてはじめたという経緯や日本でつくっているという本気度にも好感が持てます。しかも専用の別売りストラップをつければフィット感もグッと上昇。とりあえず年末年始はこれで走り込みですかね。
(左上から時計回りに)¥33,000+TAX 、¥26,000+TAX、¥29,000+TAX、¥33,000+TAX、ストラップ 各¥2,600+TAX

ブリンク外苑前
03-5775-7525
www.blinc.co.jp

New Balance

ニューバランスのパンツ

それどこのパンツ?

服好きな人が多いからでしょう。ファッション業界で働いていると、よく「それどこの?」と聞いたり聞かれたりします。もちろん褒め言葉だと思っていつもやり取りしているわけですが、答える方もただブランド名を言うだけじゃなくて、「今期の〇〇なんですけど、完全防水でライナーも取り外しできるので、天候に左右されず年中使えるからいいんですよ〜」みたいな、あたかもそのブランドの人のように語ってしまったり。そして何を隠そう、今年いちばんこのやり取りが多かったのが〈ニューバランス〉のパンツ「WAIST TO TOE」でした。全部で5つのシルエットがありますが、個人的にはWIDE TAPERED一択。”迷ったらとりあえずコレ!”っていう日がどれだけあったことか。体が華奢な人も大きい人も、足が短い人も長い人も、必ずお気に入りの1本が見つかる万能パンツです。
左 ¥12,900+TAX、右 ¥13,600+TAX

ニューバランス ジャパンお客様相談室
0120-85-0997
shop.newbalance.jp/shop/

小林真理

ウェルカム、2020年。

五輪反対派の人が、大河ドラマの『いだてん』を観て、五輪いいかもに改宗したと聞いてびっくりした。頑なに反対でもなく、踊らにゃそんそんの精神でもなく、そんな前向きに考えが変わるって単純にうらやましい気がします。

Lefts.

レフツのエプロン

食とグッズの理想的な関係。

世の中には、感心してしまうほどずば抜けたアイデアが存在します。あ、その手があったか! と。このエプロンの制作背景を知ったときも、頭に「!」が光りました。染料として、コールドプレスジュースの絞りカスやお茶の出がらしなど、調理の中で出る廃棄物を有効活用しているのです。廃棄元も「サンシャインジュース」や「EN TEA」など、出どころの確かな原料を扱うこのブランド界隈のお店に限定されていて、ブランド哲学が徹頭徹尾貫かれています。無駄を極力出さず、食材へのリスペクトを具現化したアイテムは、単なるエプロンとはひと味違う奥行きを感じます。エシカルと言うと、通常は消費者を理性的に説得するものが多いのですが、クリエイティビティの宿った商品が物欲を自然と刺激する…これこそエシカルグッズの理想的なカタチです。料理をする人であれば、日々使うエプロン。それは毎日着替える服よりも、こだわりが必要かもしれません。そんな至高のエプロンとしてオススメです。
各¥14,700+TAX

Lefts.
www.lefts.tokyo

HOKA ONE ONE

ホカ オネオネのSTINSON ATR 5

黒一色に飽きたなら。

街行けば、5人に一人くらいは履いているのではと思うほど、出没率の高いのが〈ホカ オネオネ〉の「BONDI」。独特のボリューム感と黒一色というユーティリティの高さが人気なのも納得ですが、改めて同ブランドの高いファッション性がにじみ出る一足として、この「STINSON ATR 5」をピックアップしました。どぎつくもなく、あっさりもしておらず。このいい塩梅としか言いようがないカラーリングの妙。カラーリング名も“ストーム ウェザー / フォレスト ナイト”とおしゃれ。さすがフランス発祥のブランド。こんな遊び心あふれるデザインもさらりと作るところは、やはり他のアウトドアブランドと違うなと改めて感じます。この「STINSON ATR 」シリーズは、2020年2月には新色も出るそうで、期待反面、財布の紐をまた緩めてしまうのではという一抹の怖さを感じております、はい。
¥18,000+TAX

デッカーズジャパン
電話:0120-710-844
www.hokaoneone.jp

NEXUSVII.

ネクサスセブンのスウェット

悪役とファッション。

今年、映画『JOKER』が大ヒットしたということもあり、ヴィランとかヒールとも言いますが、悪役が俄然注目を浴びています。ファッションに仕立てるのであれば、品行方正な善人の主人公よりも、陰や怒り、悲哀を秘めたヒールのほうが相性がいいのはなぜでしょうね。このパーカも〈ネクサスセブン〉のブランドネーミングのルーツとなる映画の最大の敵キャラクターを採用しています。ヴィンテージ感を多分に感じさせる生地へのこだわりは、ヴィンテージへの造形の深いデザイナーならでは。そういえば、このキャラクターは、完全なる悪意の塊ではなく、終始生きることの悲哀を背負った人物でした。いわば大人が理解できる悪役。スウェットそのもののクオリティの高さもさることながら、このキャラクターが描かれていることこそ、大人が着るに最適なスウェットの証左のような気がします。
¥22,000+TAX

V.E.L.
03-5771-4774
nexusvii.jp

ATELIER BÉTON

アトリエ ベトンのコート

決め手はショールカラー。

ウチの会社のラックを改めて見ると、黒、黒、黒のアウターばかり。いや、たしかに自分も黒コートを着ることが多いし、便利だし、重宝するんですが、そればかりというのも考えものです。そもそもコートいえど千差万別で、ステンカラーやチェスターコートにカジュアルな格好やワイドパンツってあまり合わない気がします。このライトグレーとショールカラーという上品さと、コーデュロイ素材のカジュアルさがバランスよくミックスされたコートってありそうでなかなかありません。意外と合わせるアイテムを選びませんし、さわり心地も極上。大ぶりをざっくりと着るのもいいし、ベルトを絞ってシルエットを楽しむのもいいですね。
¥56,000+TAX

ATELIER BETON
atelier-beton.jp

村松諒

ストレンジャーシングス。

前回ご報告した『ストレンジャーシングス』ですが、やっとシーズン3まで見終わりました。前のめりになり過ぎて、シーンズ4がいつからはじまるのか調べたところ、来年1月クランクインの予定! 待てよ…ってことは日本で見れるのは再来年あたりか…。

LOEWE

ロエベのブランケット

温かい部屋でゴロゴロしたい。

季節はやっと冬本番といったところでしょうか。朝晩は本当に寒くて、外ではマフラーや手袋が欠かせなくなってきました。一方、家のなかも寒さ対策は必須。ソファやベッドで気軽に使えるブランケットを探していて、ふと目に留まったのが〈ロエベ〉です。いくつかあるなかで気に入ったのはこのデザイン。落ち着いた色合いのマルチカラーストライプを使い、ブランドロゴ、アナグラムが刻印されたレザーパッチとフリンジのディテールがアクセントに。柔らかなカシミヤが気持ちよく、ずっと包まっていたくなる肌触りです。ちなみにサイズは210×152センチ。〈ロエベ〉らしい気品と遊び心を漂わせ、色が強すぎないから部屋のアクセントにもよさそう。コレで寒さを気にせず部屋でゴロゴロできたら最高です。
¥76,000+TAX

ロエベ ジャパン クライアントサービス
03-6215-6116
www.loewe.com

KIJIMA TAKAYUKI

キジマ タカユキのバケットハット

主役に決定。

昨年から注目を集めるバケットハット。数ある帽子のなかでも被るとオタクっぽい雰囲気になり、いい意味でダサく見えるところが受けています。意外とさまざまなスタイルに合わせやすい守備範囲の広さもポイントのひとつ。そんな諸々を踏まえると、実はハット界のバイプレイヤーといえるかもしれません。いまでは各社からいろんなものが発売されていますが、買うなら〈キジマ タカユキ〉です。ピックアップしたのは2020年春夏コレクションの直営店限定アイテムで、この潔いプレーンなデザインが格好いい。秘密はウレタンコーティングを施したコットンナイロンのタイプライター生地にあり、独特なハリ感を出しています。帽子中心のコーディネートを考えたくなる、このストイックなカラーリングもいいですね。まさに主役として抜擢してみる価値ありです。
各¥13,000+TAX

キジマ タカユキ
03-3770-2174
kijimatakayuki.com

KENTA MAENO

前野健太のTシャツ

興奮冷めやらぬうちに。

11月30日に前野健太さんのデビュー12周年記念公演に行ってきました。12周年?って思う方もいるかもしれませんが、前野さんの周年ライブは3年ごとがお決まり。今年は気の早いスタッフが夏には会場を押さえていたそうです。そんな今回の場所は鶯谷の「ダンスホール新世紀」。壁が鏡張りのフロア、別珍の一人掛けソファが並ぶラウンジ、蝶ネクタイ姿のバーテンダー…、目くるめく昭和レトロのような世界です。真っ赤なドレススーツを着た前野さんが女性ダンサーと慣れないダンスをするという茶目っ気あふれる幕開け(笑)でしたが、しっかり前野ワールドは健在。彼の歌を聴いていると親近感のようなものが湧いてきて、ライブ中いつの間にかジーンとしてしまいました。写真は興奮冷めやらぬうちに買ったフォトTです。夏から発売されている新作で、何ともいえないライブ中の姿がとってもキュート。調べてみるとファッション界隈でも活躍する写真家・水谷太郎さんの作品でした。いまは時季的に一枚で着れませんが、次の夏はコレを着て前野さんのライブに行こうと思っています。
¥3,500+TAX

前野健太
maenokenta.com

OZU WASHI

小津和紙のメガネクロス

少年時代の代償。

かつてぼくはゲーマーでした。ハマったのは小学生時代。親にねだって買ってもらったスーファミです。「クロノトリガー」「ダビスタ」「シムシティ」「パワプロ」…、毎週『ファミ通』をチェックしつつ、一日何時間も夢中になってプレーしました。その後、徐々に熱は冷めていき、気づくと高校卒業くらいからピタッとやらなくなったのですが、代償として残ったのがメガネ姿の自分でした。ビターチョコのようなほろ苦い思い出はさておき、今後のメガネライフをよりよくさせるため、最近買ったのが使い捨てのメガネクロスです。創業366年の和紙専門店「小津和紙」のもので、もともとレンズの工場で検品用として使われていたそう。一般的なメガネ拭きだといちいち取り出すのが面倒、汚れたら洗っていいのかも分かりませんが、こちらはティッシュのようにパッと使えるので便利です。部屋に置いといても邪魔にならない、このレトロなパッケージもいい感じ。メガネの汚れを落として新年を迎えましょう。60枚入り。
¥500+TAX

小津和紙
03-3662-1184
www.ozuwashi.net

河原嶺

まるでスポーツ。

「スポーツ観戦してるみたいだった」と友達がポツリ。はい、先日の「M-1」の話です。2020年は個人的にオズワルドの活躍に期待したい!

TOGA VIRILIS

トーガ ビリリースのカーディガン

カーディガンって。

先月も〈トーガ ビリリース〉のブルゾンを紹介しましたが、今回はカーディガンを。「同じブランドばっかりピックアップして芸がない!」というツッコミもありそうですが、しょうがないですよね、買ったものなので。。さて、カーディガンご無沙汰族だったぼくですが、アウターの下に挟み込んで防寒の役割を果たしてくれる以外に、色や柄にインパクトがあると着こなしにピリっとスパイスを効かせてくれる、という意味で便利だなと。グランジ感が簡単に出るし、ロック好きとしては個人的にカーディガン熱が再燃しました。カート・コバーンもアコギ弾きながら「あったかいなあ、カーディガン」とか思ってたのかなあ。
¥54,000+TAX

TOGA 原宿店
03-6419-8136
www.toga.jp

THE FLAVOR × carol

ザ フレイバー × キャロルのフレグランス

最強ミスト。

〈シュタイン〉のデザイナーを務める浅川さんのお店「キャロル」が “香り専門” のブランド、〈ザ フレイバー〉に別注した渾身のミスト。「キャロル」の店内に足を踏み入れたときの柔らかい香りの正体が気になって、浅川さんに聞いたのがこのミストとの出会いでした。「キャロル」で服を買うとシュッと一吹きしてくれるのが粋で好きなんですよね。服に使うミストですが、体に使ったって大丈夫。今日はニットにかけよう、今日は首元に。なんて感じであちこちに使ってます。人気で売り切れていたタイミングもあったので、気になった方はお早めに。まず「キャロル」に匂いを確かめに行くのがいいかもです。
¥4,000+TAX

carol
storecarol.com

BOSE

ボーズのスマートスピーカー

スマートスピーカーの決定版か。

「ワイヤレスホームスピーカー」、「Bluetoothポータブルスピーカー」、「音声コントロール対応スピーカー」がひとつになった〈ボーズ〉の「BOSE PORTABLE HOME SPEAKER」です。ふむふむ、さすが〈ボーズ〉、音もめちゃくちゃいいな。あれ?ちょっと待った。さらっと機能を書いたけど、多才すぎない? ここまで進化してるのホームスピーカーって! という焦りに似た気持ちになったのがイマココです。アウトドアにだって持ち運びできるコンパクトさと洗練されたデザイン。他の機器と連動だって出来ちゃう。AIとの付き合い方もそろそろ考えないとな、これは。おみそれいりました。
¥44,000+TAX

ボーズ・オンラインストア
0120-002-009
www.bose.co.jp

Kics Document.

キクスドキュメント.のパンツ

ステージ衣装さながら。

着心地のよさから、日本の職人技術を体感してほしい。という意匠のもと産声をあげた要必見なブランド〈キクスドキュメント.〉。コンセプトだけ聞くとベーシックなアイテムがラインナップを埋め尽くしそうなもので、実際、生地や縫製にすこぶるこだわったシャツが人気。そんな中、こういった艶やかなアイテムも都度登場するからハっとさせられます。バスケットパンツをもとにつくられた別珍テープが目印のパンツは、サイドのボタンを開けることでフレア具合を調整可能。このパンツをベースにコーディネートを考えるような、まさに主役を張る一本です。通底したコンセプトをぶらすことなく、多様なアイテムを発表している〈キクスドキュメント.〉、一度チェックしてみてください。
各¥29,800+TAX

ヘムト PR
03-6721-0882
kics-document.jp

木村圭佑

テントサウナ。

12月中旬に、ついに体験してきました。「ととのった〜」って言いたかったけど、寒すぎてそれどころじゃなく…。でも最高過ぎた。間違いなく今年のハイライトのひとつ。そして帰りに、大胆にクルマをこすった〜。

MOONLOID×LOCALINA MERIYASU

ムーンロイド×ロカリナ メリヤスのレギンス

これなしに冬は越せない。

関東に限って言えば、12月は本当に暖かかった。記録的な暖冬だったようです。それはそれで寂しいもの。北海道生まれがたたってか、寒さが足りないと感じてしまう。ものすごく寒いときに、しっかり着込んで暖かくするのが好きなんですよね。そのときに大事なのがインナーで、最近のお気に入りが「ムーンロイド」と〈ロカリナ メリヤス〉のレギンス。病みつきとはまさにこのことで、一度穿くと、その着心地のよさと暖かさなしには、厳冬期は過ごせない。しかも、お腹もすっぽり覆ってくれるから、不思議な安心感に包まれるんです。あと、今年のモデルは腹巻き部分のリブもアップデートされていて、よく伸びて、ずれにくいよう改良されています。静電気も起きにくく乾燥しにくいのも気に入っている点。早くこれが活躍する寒さにならないかな。
各¥7,200+TAX

ムーンロイド
www.moonloid-store.jp

EVERGOODS

エバーグッズのバックパック

性能、デザインともに信頼できる。

日本ではなかなかお目にかかれないバッグメーカー〈Goruck〉と〈パタゴニア〉にいた2人が、2018年に立ち上げたバッグブランド〈エバーグッズ〉。デザイナーたちのバックグラウンドだけそそられちゃうのですが、それぞれの経験値が相当なものだから、デビューコレクションからその完成度の高さたるや! そしてこのバッグ。見た目は普通のアルパインバッグのようですが、荷室へのアクセスがめちゃくちゃ楽。普通、この手のバッグって巾着のようにバッグの真上でドローコードを絞って、その上に雨よけのフラップが付いているというのが定番ですが、これはドローコードを絞るだけ。しかも絞り口がバッグの手前側にくるように設計されているから、フラップがなくても雨が入り込まないようになっているんです。余計なものが削ぎ落とされているから軽量だし、摩擦にも強い。ほかのモデルも見事にかっこいいです。要注目のブランドです。
¥27,000+TAX

エバーグッズ
evergoods.jp

RICARDO BEVERLY HILLS

リカルド ビバリーヒルズのスーツケース

ついに発売された機内持ち込みサイズ。

旅行といえばバッグ派。国内外問わずバックパッカースタイル。それに風情を感じていたし、かっこいいと思っていましたが、歳のせいか近年は億劫になってきて。特に空港で背負ったりおろしたりを繰り返すあの感じ…。最近は国内を移動することが多いから、そろそろかなと思い〈リカルド・ビバリーヒルズ〉のスーツケースに目をつけてたのですが、機内持ち込みできるサイズがラインナップされていなかったんです。ただ、ついに、発売開始となりまして。まさに待望。スーツケースはデザイン、機能、価格のバランスがいいものを見つけるのが難しいですが、堅牢性とTSAロックなどの機能、ポリカーボネートを採用したことで実現した3.6キログラムという軽さ、ラグジュアリーな雰囲気をまとってこの価格は納得です。気になるキャスターも頑丈で静か。
¥36,000+TAX

リカルド ビバリーヒルズ
www.ricardobeverlyhills.jp

EASTFAREAST

イーストファーイーストのスエット

少なくとも10年は着られる。

あと数日後には2020年。来年の流行語大賞はきっとオリンピック関連の言葉がずらーと並ぶんでしょうね。ポジティブな言葉も流行りそうだし、アンチな言葉の入選もきっとあるだろうし。あと、来年のひと文字は五輪の「輪」だと、いまのうちに予想しておきます。それに加えて、経済効果は30兆円という試算も出ています。宿泊や食事もそうだけど、日本のクラフトにも注目が集まると思うんです。そこで、東東京の縫製工場で丹念につくらている〈イーストファーイースト〉のプロダクトにも、ぜひ注目いただきたい。モックネックのデザインが特徴的なスエットですが、ヘビーオンスながらもあえて裏起毛を施さず、長いシーズン着られる絶妙な生地感。そして、裾と袖のロングリブ、ドロップショルダーといったこだわりのディテールが満載。もうこれは、れっきとした日本の工芸品です。
各¥18,000+TAX

BUTSU / YOKU STORE
shop-butsuyoku.jp/eastfareast

黄田駿

グッバイ、中殺界。

災難続きだった2019年もあとわずか。実家がなくなったり、彼女にフラれたり、目まぐるしく生活が変化しましたが、来年はいい意味で慌ただしくなりそうな予感。WEBや紙だけじゃないところでみなさんとお会いできる、かも。

VAINL ARCHIVE

ヴァイナルアーカイブのボーダーニット

惚れ惚れする渋さ。

正直、ボーダーニットは苦手なアイテムです。ピッチが太すぎるとキャラクターっぽくて、細すぎると目がチカチカする。色の組み合わせもまた難儀なもんで、白黒はいかにもロックテイスト、赤黒を選ぼうもんならまんまフレディ。とまあ、着ず嫌いをこじらせていたんですが、さすがは〈ヴァイナルアーカイブ〉。苦手克服どころかボーダー好きに転ぶほど気分を持ってかれました。カーキとブラウンの渋いコンビネーションといいピッチの絶妙なバランスといい、往年の〈ラルフ ローレン〉を彷彿とさせる安定感。それに厳選されたキャッシュウールは、敏感肌でも喜ぶほどの優しい着心地です。甘く編み立てられているので、なかに白Tを着たときにチラッと覗くのも愛嬌があって素敵なんです。
¥38,000+TAX

ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店
03-5428-1893

BARAILLE & GARMENTS

バライルアンドガーメンツのスーシングボクサーブリーフ

極上の下着。

年の瀬になると「新年にはすべて新しい下着に変える」と、なんかのTV番組でキムタクが話していたことを思い出します。子どもながらに男の流儀に触れた瞬間でした。それから10数年。まだまだ下着の総入れ替えなんてセレブリティなことはできませんが、元旦くらいは新品を履いて新鮮な気持ちで迎えたいと思っているわけです。そこで買い足そうとしているのが、〈バライルアンドガーメンツ〉のアンダーウェア。カシミヤのような肌触りとシルクのような光沢を両立した超長綿・アメリカンシーアイランドコットンのみを使用しているため、驚くほどサラサラとした極上の穿き心地。ボクサーパンツとトランクスの中間みたいなリラックスシルエットはかなり快適です。来る2020年の幕開けは、キムタク主演の「教場」を観ながら男の流儀を肌で感じる所存です。
各¥4,500+TAX

BARAILLE & GARMENTS
baraille.club

Topologie

トポロジーのトートバッグ

来年の雨は楽しみたい。

今年はほんとに雨が多かった。恵みの雨とはよく言うけれど、リュックや靴がびしょ濡れになって何度げんなりしたことか。自動運転が一般家庭に普及したり、量子コンピュータが実用化されたりと、どんなにテクノロジーが進化しても雨に対するネガティブな感情は消えないんでしょうね。上手な付き合い方を探すほかない。というわけで手に入れたいのが撥水バッグ。この手の機能的なものは数多あっても、ナップサップタイプってあまりなかったのでは。しかも、トートバッグとの2WAY仕様。この〈トポロジー〉はロッククライミングやアルピニストからヒントを得ているのでパーツ選びがひと味違っていて面白い。普段使いはもちろん、いざってときに備えてメインバッグに忍ばせておきたい一品です。
各¥9,500+TAX

Topologie Japan
topologie.jp

THE NORTH FACE PURPLE LABEL

ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのダウンマフラー

ダウンは巻きものです。

「デカい。デカすぎる」。これが試着したときの心の声。店員さん曰く、オーバーサイズのアウターと好相性とのこと。ホンマかいなと疑心暗鬼ながらも持て余していた大きなコートがあったので、購入したところがこれが良い。ダウンをパンパンに詰めてあるので、首はおろか顔の3分の1を覆うような大きさで、それゆえ暖かさも折り紙付き。実際に大きなコートに合わせてみると、バランスが取れていい感じです。ダウンジャケットは室内に入ると暑すぎたりしてあまり触れてこなかったんですが、マフラーなら問題なし。ただひとつだけ問題があるとすれば、暖冬の影響で出番が少ないということ。北風、何しとんねん。
¥8,800+TAX

ナナミカ 代官山
www.nanamica.com

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