1日に起こったことを振り返りながら走る帰り道。
朝から1日ドライブをしていると、時間は午後のゆったりしたゾーンへ。「こういう日って、すごくいい気分転換になりますね」と中村さんは語ります。ゆったりと自分のペースでクルマを運転しながら、ドライブを楽しめた様子です。


「いまは自分のクルマを持っていないから、久しぶりに自分のペースで東京のいろんな所をまわれてリフレッシュできました。行きもそうだけど、帰り道を運転するときも1日に起こったことを振り返ることができるのがいいですよね。その時間があるからこそ、忙しない日でも家に着いたときにゆっくり休むことができる。自分にはやっぱりそういう時間が必要だなと再確認できましたね」

いつも常に自然体でいる中村さんの秘訣はやはり、物事の距離感にあるのかもしれません。
「やっぱり自分が無理していたり、これは自分らしくないなって思うことはしたくないというか、自然とやらないようにしているのかもしれません。周りに影響されてたまにペースが崩れることももちろんありますけどね(笑)。でも結局は好きなことしかしていないし、そういう生き方を選んだので苦労も当然あるけど、自分に嘘だけはつきたくない。東京と離れたところに住んでいるのも、やっぱり自分にはそうした距離が必要だと思ったからなんですよね」

東京との物理的な距離、絵との距離をバランスよくキープしながら、対象と上手に付き合う中村さん。今後どういった活動をしていきたいかを尋ねました。
「ぼくは単純に絵が好きで描いているんですけど、絵を通して社会と接点が生まれて、それによってどんな景色が見えるんだろう? ということにも興味があります。絵を介していろんな人に知り合えたり、パリで展示ができたりっていうことがこれまでに起こって、そうした新しい出来事に対する好奇心があるんです。だからこれからもそうした新しい景色を見たいですね。展示の場所が変わればそこに来るお客さんも変わる。そこでいろんな反応を見て、刺激を受けたいです」
