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アトリエ ベトンのエプロンが人気のワケ。
Ease of Use of That.

アトリエ ベトンのエプロンが人気のワケ。

シンプルで工業的なデザインのなかに、日常のなかで必要な機能を取り入れ、ルームウェアを超えたホームウェアを展開する〈アトリエベトン(ATELIER BÉTON)〉。2016年のデビューから毎シーズン、服とともにエプロンもリリースし続けていて、いまではそれがブランドの代名詞に。それほどまでに支持される理由はなんなのか。それぞれ別のフィールドで活躍する3人に、その魅力を紐解いてもらいました。

  • Photo_Daiki Katsumata
  • Text_Shogo Komatsu

Case 01

PROFILE

石川 暖
カレー屋

店舗を構えず、あらゆるお店を間借りする流しのカレー屋。平日のランチは中目黒にあるビストロ「ザ・タムヤ」を拠点にする。学芸大学の「トキヤ」にてカレーとフレンチ、渋谷の「幻幻庵」でカレーと日本茶、池尻大橋の「ロビー」でカレーとカクテルという、まだ見ぬマリアージュを提案するイベントも不定期で開催。屋号は掲げていないが、通称である「ダンカレー」が店名として定着している。

ー 仕事中はどんな服を着ていることが多いですか?

石川:パンツは、友人がやっているブランドのもの。トップスは汚れてもいいように、ブラックのTシャツばかりですね。その上に〈アトリエ ベトン〉のエプロン。ブランド設立当初に購入して、何度か買い替えながら使ってます。

ー 気に入っているポイントはなんでしょうか?

石川:帆布生地でタフなので、毎日使ってもへこたれないし、使い込むほどに味が出てくる感じはいいですね。頑丈なものって重いものが多いですけど、〈アトリエ ベトン〉のエプロンは軽い。それも魅力のひとつです。

ー お店に立っているときは、ずっと付けてなきゃいけないですものね。

石川:そうですね。あと、仕込みをはじめるときにエプロンを付けると「今日も1日頑張ろう」って思うし、営業が終わった後にエプロンを外すと「今日も1日お疲れ様でした」みたいな気分になります。スイッチのオンオフのためにもエプロンって意外と大事で。

ー いろんな場所を間借りしてカレーを提供してらっしゃいますが、お店を構える予定はありますか?

石川:はじめは自分の店を持ちたいと思ってましたけど、気に入る物件が見つからなくて。そんなときに「ザ タムヤ」のオーナーに「物件が決まるまで、うちでやってみたら?」と誘っていただいて。

物件を探しながらランチだけ営業してみることにして、同時に別のお店でイベントもやらせてもらうようになったのですが、好きなお店のひとたちといろんなことに挑戦できるのがすごく楽しいんです。それは自分のお店を持っていたらできないこと。どちらもいい部分はありますけど、まだこのスタイルのまま続けていこうと思っています。

ー メニューはチキンカレーだけですが、その理由は?

石川:たとえば、数種類のカレーを提供していたとして、注文が偏ってしまったら残ったカレーは味がおちてしまう。まず、それが嫌。あと、物理的にひとりで何種類も、突き抜けたカレーを仕込むのは難しいですしね。それだったら、ぼくがカレーを好きになったきっかけでもあるチキンカレーをとことん突き詰めて、それでどこまで可能性を広げられるかを試したくて。

ー こだわりを教えていただけますか?

石川:おいしさって、口に入れた瞬間の風味と舌で感じる味、飲み込んだあとの余韻で構築されると考えているんですけど、なかでも食べ終わったあとの辛味や香りの広がりを大事にしています。ランチメニューは毎日同じチキンカレーですが、たまねぎや油の量、スパイスのバランス、炒め方や寝かせる時間を調節して日々味を変えているんです。同じチキンカレーだけど、材料や分量、調理時間を微妙に変えて、これまで700通り以上つくってきました。

石川:ランチのカレーに関しては家庭料理の優しさみたいなものも大事だなと思っていて、毎日食べても体の負担にならない、むしろ元気になるようなものにしようと心がけてます。

INFORMATION

ATELIER BÉTON

atelier-beton.jp

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