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TAWINGSと加賀美健の恋バナ。
TALK ABOUT LOVE♡

TAWINGSと加賀美健の恋バナ。

「男女問題はいつも面倒だ」という名曲があるように、男と女の関係は複雑になればなるほど泥沼化していきます。そこに音楽や芸術という要素が絡むともう大変です。愛を人に向けるのか、それとも表現活動にぶつけるのか? 桜が咲き始めた3月のはじまりのとある日、そんな問題について、現代美術作家の加賀美健さんと、彼がいま気になる3ピースのガールズ・ロックバンド「TAWINGS」のメンバーたちと真剣に(?)語り合ってみました。

  • Photo_Motoyuki Daifu
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Hiroshi Yamamoto, Keisuke Kimura

じつは3人とも同時期にフラれている。

加賀美:3人はどんな男性が好きなの? みんな好みバラバラでしょ? 経済力があって~、とか言われたらどうしよう(笑)。

eliy:なんだかんだ明るい人が好きですかね。陽の方へ引っ張られたいです。Conyはどう?

Cony:私は面食いです。

 

Yurika:Conyはそうだよね~。美少年好きだよね。

加賀美:チ○毛がまだ生えてなさそうみたいな? 肌がツルツルでさ(笑)。

Cony:ちがいます! そういうのじゃありません! 身体ががっしりしている人が好きです。中肉中背くらい。じゃあ最後にYurikaちゃん。

Yurika:自分でもよくわからないんですよね。いままで年下の人と付き合うことが多かったんですけど。

加賀美:あぁ~! たしかに言われてみると、そういう感じするね。

Yurika:世話好きに思われるんですけど、実際はちがうんですよ。ダメなところがいっぱいあるんで、気配り上手な人とかに惹かれるかもしれないですね。怒られたりすることも多いんです。なんで怒られてるのかわからないんですけど(笑)。

eliy:スピリチュアルすぎるんじゃないですか?

Yurika:当時はそうじゃなかったんですけど、最近はそうかも。

Cony:ここ2年くらい、Yurikaちゃんがスピリチャルな方向に走ってるんですよ。私はもう悟りを開いたんじゃないかと思ってて。

Yurika:でも、寂しさみたいなのは感じなくなったかな。そういう感情がいま一切なくて。

 

ー それはきっかけあるんですか?

Yurika:前の彼氏と別れたときに落ち込んだんです。それでずっと落ち込んだままじゃいけないとふと思って、考え方を変えたというか。

加賀美:フラれちゃったの?

Yurika:はい、そうなんです。

  

Cony:じつは3人とも同時期に彼氏がいて、同時期にフラれてるんですよ。しかも全員理由不明(笑)。

加賀美:えぇ? 本当に? すごい話だねそれ。でも、TAWINGSはこれから絶対うまくいくよ。メンバー全員同時期に男性にフラれてるバンドなんてそうそういないよ。

Yurika:私もそう思います。いくつかバンドやってましたけど、TAWINGSはすごくいいです。みんな共感がすごいんですよ、分かってくれる。

加賀美:おなじ経験してるからね。

eliy:みんなで落ち込んだんですよ。ライブもあまりする気が起きなくて、ちょうど半年くらいなにもなかったですね(笑)。

加賀美:これは表現をする人全般に言えるけど、気持ち的に満ち足りなかったり、「ちくしょう」って思うのは大事なことだと思うんだよね。満足しちゃうとあとは下がっていくだけだから。怒りとか、憤りとか、それはぼくも毎日感じてるよ。そういうの大事だと思わない?

Cony:すごく思います。。

加賀美:これは個人的な意見だけど、そういう気持ちがないと表現に深みが出てこない。落ち着いちゃうとそれが作品に現れるんだよね。怒ってるからいい作品がつくれるというわけでもないんだけど。日々の不満を作品にぶつけるというかさ。

 

ー ハングリー精神。

加賀美:そうそう。だからみんなボーイフレンドいなくて、心のなかになにか溜まったものがあって、それを音楽で発散しようっていう気持ちがあったから、いまに至ってすごくいい状態なんじゃないかな?

Cony:本当にありえないですからね…。

加賀美:なになに? なにがありえないの(笑)?

Cony:いや、本当にありえないですよ。

加賀美:え、だからなにが(笑)?

Cony:3人とも同時期にフラれちゃうなんて…。

加賀美:まだその話かよ(笑)!

eliy:ウソでしょ? ってたまに言われますもん。こっちがウソでしょ? って言いたいですよ。

加賀美:でも、彼氏いることがすべてじゃないでしょ?

Cony:自分の生活にプラスになるならいいですけどね。恋人がいて、その人からいい影響をもらって創作活動にもそれが反映されたらベスト。あくまでそれは理想ですけど。

 
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