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TAWINGSと加賀美健の恋バナ。
TALK ABOUT LOVE♡

TAWINGSと加賀美健の恋バナ。

「男女問題はいつも面倒だ」という名曲があるように、男と女の関係は複雑になればなるほど泥沼化していきます。そこに音楽や芸術という要素が絡むともう大変です。愛を人に向けるのか、それとも表現活動にぶつけるのか? 桜が咲き始めた3月のはじまりのとある日、そんな問題について、現代美術作家の加賀美健さんと、彼がいま気になる3ピースのガールズ・ロックバンド「TAWINGS」のメンバーたちと真剣に(?)語り合ってみました。

  • Photo_Motoyuki Daifu
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Hiroshi Yamamoto, Keisuke Kimura

思いやりの気持ちをお互いが持っているとうまくいく。

ー なにかTAWINGSからも質問とか、加賀美さんに聞きたいことありますか?

Yurika:私からいいですか? 男性が恋愛しているとき、あまり楽しそうじゃないなぁって思うことがあるんです。どこか飽きてそうに感じるというか。それがよくわからないんですよね。女の子は付き合ってから楽しいって感じるんですけど。

加賀美:男の子はさ、基本スケベだからね。すべてそれで片付けるのはよくないと思うけど。

Yurika:男の人がおなじ人とずっと付き合う理由はないんじゃないかって最近よく思うんですよ。

加賀美:ぼくはいまの奥さんと18歳のときからの付き合いなんだけど、関係を築き上げていく上で他の繋がりが生まれるじゃん。たとえば同棲したり、結婚したり、子供が生まれたりとか。

 

ー 変化が生まれると。

加賀美:そう。そうやってふたりのあいだに守るべきものが見えてくる。おなじ課題が生まれるわけだよね。そこで大事なのはお互いを思いやる気持ち。それはどんなに長く付き合ってても変わっちゃいけない。

 

ー 結果として、長年付き合うと恋愛ではなくなるってことですか?

加賀美:付き合いはじめとは多少変わるよね。もちろん例外はあると思うよ。長年ずーっとラブラブな人もいるから。

Cony:でも、その変化が素敵ですよね。大切なことじゃないですか、それって。結婚してからの関係性とかも。

加賀美:自分ひとりだけそう思っててもダメなんだけどね。お互いの価値観が一緒っていうのは大事。とくにダメなことに対する価値観。それさえ近ければケンカしても大ごとにはならない気がするな。

  

加賀美:あとは、たとえば相手が忙しそうなときに作業を手伝うとするじゃん。そうすると、普通なら「ありがとう」って言われるよね。そうゆうひと言ってすごく大事だと思わない? 些細なことだけど、そういうコミュニケーションが取れる人はいいよね。

TAWINGS:素敵~♡

 

ー 親しき中にも礼儀あり、ということですね。

加賀美:そうそう。そういう思いやりの気持ちをお互いが持っているとうまくいくケースが多いんじゃないかな。絶対とは言えないけどさ。人間はなんだかんだで自分のことがいちばんかわいいはずなんだよね。だけど、やっぱりカップルになったらお互いに対して意識を持つことがうまくいく秘訣のような気がするなぁ。

Cony:本当にそうですね。ありがとうを言える人は素敵です。

 
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