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TAWINGSと加賀美健の恋バナ。
TALK ABOUT LOVE♡

TAWINGSと加賀美健の恋バナ。

「男女問題はいつも面倒だ」という名曲があるように、男と女の関係は複雑になればなるほど泥沼化していきます。そこに音楽や芸術という要素が絡むともう大変です。愛を人に向けるのか、それとも表現活動にぶつけるのか? 桜が咲き始めた3月のはじまりのとある日、そんな問題について、現代美術作家の加賀美健さんと、彼がいま気になる3ピースのガールズ・ロックバンド「TAWINGS」のメンバーたちと真剣に(?)語り合ってみました。

  • Photo_Motoyuki Daifu
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Hiroshi Yamamoto, Keisuke Kimura

TAWINGSはみんなキレイでかわいくて個性があっていい。

TAWINGS
左からYurika(Dr)、Cony Plankton(Gt&Vo)、eliy(Ba)。2016年に結成。ガレージ、ニューウェーブ、ポストパンクなどを通過したサウンドを奏でるガールズロックバンド。結成以来、海外バンドのサポートも数多くこなし、2019年12月には1stアルバム『TAWINGS』をリリース。今後の活躍に注目したいバンドのひとつ。
Instagram:@tawingsband

ー まずはじめに自己紹介からお願いします。

Cony Plankton(以下、Cony):ギターボーカルのConyです。

Yurika:ドラムのYurikaです。

eliy:ベースのeliyです。

加賀美:コーラスの加賀美健です!

一同:

 

ー ありがとうございます(笑)。加賀美さんとTAWINGSのみなさんはどういった繋がりなんですか?

加賀美:Conyちゃんと道で肩がぶつかったんだよね。ちがったっけ?

Cony:そんなベタな出会い方でしたっけ(笑)? ちがいますよ。最初はとある撮影で一緒になったんです。

加賀美:そうそう。ぼくと題府くんの連載で、Conyちゃんをモデルで起用したの。TAWINGSってみんなかわいいしきれいだよね。しかも、メンバーそれぞれ個性があっていい。すごくバランスがいいような気がしてさ。もちろん音楽も素晴らしいし。それで気になってたんだよね。

 

ー どうやってバンドを結成したんですか?

Cony:高円寺の「U.F.O. CLUB」っていうところで、いまは脱退しちゃったKanaeちゃんっていう元メンバーと「ガールズバンドやりたい!」って話してて。当時eliyちゃんとKanaeちゃんと、石ちゃんっていうドラムの男の子がいたんですよ。

加賀美:まいう~?

Cony:そうですよ。その息子さんです。

 

加賀美健 / 現代美術作家
1974年生まれ。東京都出身。ドローイングや彫刻などの作品をリリースし、国内外問わず多数の美術展に出展。アパレルブランドとのコラボレートも積極的に行ない、自身が運営する代官山の「ストレンジストア」では、自作のTシャツなどグッズ類を展開している。
Instagram:@kenkagami

加賀美:え? 本当? 冗談で言ったのに(笑)!

Yurika:私もライブに誘われたときに石ちゃん(本物)がいるから、なんでだろう? って思ったんですよ。

Cony:石ちゃんはドラムがとても上手だったのですが、個人的に女の子だけで固めたいという願望があったので、その後Yurikaちゃんに入ってもらうことにして。

加賀美:なるほどね。ぼくは楽器ができないから、みんなすごいなって思うよ。TAWINGSはConyちゃんがリーダーみたいな感じで曲をつくるの?

Cony:うーん、まぁそうかもですね。そう決まってるわけじゃないですけど。

 

ー 曲づくりのときメンバー同士でぶつかり合うことはないですか?

Cony:ケンカはしないですけど、ディスカッションみたいなのはしますね。

加賀美:女性だけのバンドって難しそうだよね。いろいろありそうじゃん。まぁ、男でもあるだろうけどさ。曲とかつくってるときに、全員が「これはいいね」って意見が一致する瞬間て少ないでしょ?

 

Cony:なかなかないと思いますね、それは。曲作り中は納得いかなくても、あとで聴き返してみるとよかったというのはあります。みんなの気持ちもずっと一緒じゃないし、常に成長しているって考えているので。

加賀美:そうだよね。途中で考えや気持ちに変化があるのは当然だもんね。

ー あとは私生活の変化が表現に影響を与えることはありませんか? たとえば恋人ができたりとか、結婚したとか。

Cony:そうですねぇ…。でも、いろいろあったとしても続けることが大事かなと思ってます。女性なので産休とかもありますし。それでも乗り越えてやっていくのが目標です。

加賀美:なんかプリンセス プリンセスみたいでいいね! プリプリも再結成したじゃん。TAWINGSは現代版プリンセス プリンセスだね。大好きなんだよね、『パパ』とか『ダイアモンド』

Cony:プリプリ好きな人にそう言われるのはうれしいですよ…。

加賀美:TAWINGSは年取ってもバンドやってそうな感じがするなぁ~。

Yurika:そうだったら最高ですよね。

   
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