
〈After Winter〉デザイナー
仲間三人と始めたファッションブランド〈アフターウィンター〉のデザイナーを務める若きクリエイター。中目黒の「1LDK」でポップアップを開催するなど、業界内でも注目のブランド。また自身はアポイント制セレクトショップ「ジャックポット」のショップスタッフとして店頭にも立つ。
Instagram:@yujiiiwada

Shoes:NIKE CHALLENGER OG、Shirt:SCHNAYDERMANS、Pants:OUR LEGACY
ー ファッションはいつから好きなんですか?
中1とかですね。ぼくの地元が藤沢っていう海沿いの街で、不良がめちゃくちゃいて。みんなBボーイでヒップホップ聴いてって感じでした。そっからスケートをやり出して、とにかくストリートカルチャーに囲まれてました。でも当時はブランドものは全然着てなくて、〈プロクラブ〉に〈ディッキーズ〉って感じでした。
ー いまもその辺のスタンダードな服が好きなんですか?
そうですね、いまもベースは変わらず、「ジャックポット」に置いてあるようなデザイナーズをミックスする感覚です。

ー 今回履いたデイブレイクはどういったところが気に入りましたか?
こういうクラシックなスニーカーが好きなんですよね。ここまでポップなカラーリングのものは持ってないんですけど、差し色にも良さそうだなって思いました。デニムとかに合わせてもカッコ良さそうですね、絶妙な色合いです。
ー 〈アフターウィンター〉はどういった経緯で立ち上げられたんですか?
地元の友達と遊び感覚で服にシルクスクリーンでプリントしたり、それプラス、サウンドクラウドでミックスとかをつくってたんです。で、毎回ミックスのタイトルを決めていて、ちょうど冬終わりにつくったミックスに「After Winter」ってタイトルを付けたんです。その響きが良くて、今回はしっかり撮影したり、つくり込んだ服を販売してみようかって話になって。それが始まりですね。
ー 最初はお小遣い稼ぎくらいのスタートだったんですね。
そうですね、そうしたら予想以上に反響がすごくて。販売開始してすぐに問い合わせが来たりして。一緒につくってた友達からも「やばくない?」って電話が来たりして。それでこれは遊びじゃなくてちゃんとやろうって本腰を入れるようになりました。

ー 〈アフターウィンター〉のインスピレーション源はどういったところから得ているんですか?どこかノスタルジックな印象を受けます。
3人とも映画や音楽が好きなので、大体はその辺からヒントをもらったりしますね。あとは曲をミックスしてるなかで、具体的なイメージを固めていきます。一緒にやってる二人とはしょっちゅう遊んでいて。遊んで行くうちにコロコロ気分が変わっていくので、その時々の気分でどんどん変化していくんですよね。
ー いまは「1LDK」だったり、セレクトショップで取り扱われるようになりましたが、それに伴ってモチベーションは変わりましたか?
スタート時よりかはだいぶ真面目になったと思います。ただ自分たちが着たいものを作ろうってところは変わらないですね。

NIKE CHALLENGER OG ¥10,000+TAX
SIZE:24.0〜29.0cm、30cm
オレンジ×ライムグリーンのヴィンテージライクなカラーリングが秀逸。ナイロン、メッシュ、スエードの3種類のマテリアルを駆使したアッパーは、どこか奥行きのある表情に仕上がっている。オリジナルのディティールを受け継いだOG仕様は、ファンならずとも手に入れたい逸品だ。