03:徹底的にサスティナブルな
企業精神。
日本でキャンプと言うと自然のなかでBBQやお酒に興じることがメインのイメージですが、ヨーロッパでは趣がすこし異なります。目的はあくまでも、アウトドアアクティビティをとことん楽しむために、より深く自然のなかに身を置くこと。キャンプはそのための手段に過ぎません。
今回のキャンプトリップもその精神に則り、自分たちでも実践しようと、アウトドアアクティビティにトライしてみることに。
まずは、SUP(スタンドアップパドルボード)にチャレンジ。ウェットスーツを着て、ボードとパドルを携え、キャンプ場近くの湖へと繰り出します。
ガイド役を務めてくれたのは、日本を代表するパドラーの高畑将之さん。ラフティングやアドベンチャーレースなど国内外のさまざまな競技で輝かしい成績を残してきたほか、2017年には「GoPro Mountain Games」(コロラド)のSup Sprint 種目で優勝し、世界チャンピオンにもなったすごいお方で、〈ジャック・ウルフスキン〉のアンバサダーも務めています。
高畑さんの指導のもと、膝立ちの状態から直立に体勢を変え、パドルを左右に漕いで水面を進んでいきます。ポイントは体幹をしっかり使うこと。慣れてしまえば初心者でもそれほど難しくありません。
湖の上を1時間ほど散歩感覚でのんびりとクルージング。穏やかな水面から周囲の山々を眺めているだけで、なんだかとても癒やされます。
続いてマウンテンバイクにトライ。〈ジャック・ウルフスキン〉は創業当時からアウトドアアクティビティとして自転車にもフォーカスしています。この日、試乗するバイクは〈スペシャライズド〉の「TURBO」。
これ、なんと電動アシスト機能付きのマウンテンバイクなんです。スペシャライズド ジャパンが今回のキャンプトリップのために特別に用意してくれました。
パッと見は一般的なマウンテンバイクと変わらず、〈スペシャライズド〉らしいスタイリッシュなデザイン。バッテリーの残量ゲージがあるのは「TURBO」ならでは。
早速「TURBO」にまたがって、マウンテンバイク用のトレイルコースへ。
「TURBO」は全員が初体験ながら、マウンテンバイク未経験者や女性でも楽にトレイルを駆け上がっていけます。〈ジャック・ウルフスキン〉は「THE DOOR TO OUTDOORS」というメッセージを掲げています。この惑星(地球)が与えてくれる素晴らしい自然に全ての人が触れ、共有し、ともに守る、その扉となりたいという想いがあります。「TURBO」というギアは〈ジャック・ウルフスキン〉のフィロソフィーにピッタリなアイテムと言えそうです。
この美しい自然を、いつまでも大切に保ちたい。そして次の世代へと受け継いでいきたい――山や海で遊んでいると、そんな思いがおのずと湧いてくるというもの。日頃の慌ただしさや都会の喧騒から離れ、自然のなかで思いっきり遊ぶことは、地球環境について考えるきっかけにもなります。
〈ジャック・ウルフスキン〉は創業当時から環境問題に取り組み、リサイクル素材の採用や環境への負荷の高い素材の不使用など、サスティナブルなものづくりを追求してきました。耐久性が高く、長持ちし、愛着が湧く製品をつくるという同社のフィロソフィーもそのひとつ。そうした意識の高さも、環境先進国と言われるドイツのブランドらしいところです。