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奥田民生は、加山雄三になりたいボーイなのか!?
OT Respects KAYAMA YUZO

奥田民生は、加山雄三になりたいボーイなのか!?

その道の先輩が現役で頑張っているという事実ほど、後輩を勇気づけられることもないはず。偉大なる先輩ミュージシャン加山雄三と偉大なる後輩ミュージシャン奥田民生。芸能生活60周年を迎える加山雄三さんの記念アルバム『DEDICATED to KAYAMA YUZO』では、甲本ヒロト、真島昌利、斉藤和義といった名だたるミュージシャンが作詞・作曲したものを加山さんが歌うという方式が取られています。その中には、奥田民生さん作詞作曲の『家においでよ』も収録。この作品を軸にして、民生さんから見た加山さんのこと、そして最後には民生さん自身の音楽やファッションについての考え方をお伺いしました。公私混同を承知で言えば、“奥田民生になりたいボーイ”だった、今記事担当の編集部員とライターにとって最高の時間でしたし、取材を終えて、やはり「奥田民生は最高である」という思いを強くしたのでした。

『DEDICATED to KAYAMA YUZO』 ¥3,000+TAX(12/2リリース)
加山雄三の芸能生活60周年を記念して13年ぶりに制作されたオリジナルアルバム『DEDICATED to KAYAMA YUZO』は、アルバムタイトルでもあるDEDICATED(捧げた)をコンセプトに加山の長年の音楽活動に対するリスペクトの気持ちを込め、ゆかりのあるアーティスト、バンドメンバーによって贈られ制作した楽曲を収録。同時に加山は今まで応援してくれたファンの方々に感謝の気持ちを込めてこの「歌を捧げる」。

PROFILE

奥田民生

1965年広島生まれ。1987年にユニコーンでメジャーデビューする。1994年にシングル「愛のために」でソロ活動を本格的にスタートさせ、「イージュー★ライダー」「さすらい」などヒットを飛ばす。様々なアーティストとのコラボレーションや、プロデューサーとして才能をいかんなく発揮。昨年ソロ活動25周年を迎え、現在はテレワークでゲストと繋がりトークや演奏を繰り広げる『カンタンテレタビレ』やバーチャル背景で演奏する『カンタンバーチャビレ』などをYouTubeにて次々と公開している。2021年1月よりバンド「MTR&Y」と共に11か所をまわる全国ツアー『MTRY TOUR 2021』の開催する。

加山さんは、多重録音ミュージシャンとしての大先輩。

ー 民生さんと加山さんの最初の出会いは覚えてますか?

奥田: 最初はいつだったかな。知り合いがいて、加山さんのところに呼んでもらえるようになったんですよね。何人かで招待してもらって、加山さんの船に乗せてもらって、そこでご飯をご馳走してもらったり。「マリーナに船が入ると、マリーナが加山さんの船でパツパツになるよ」なんて船のスケールのでかさは噂に聞いてましたね。

ー ミュージシャンとしての、加山さんはどんな存在になるんですか?

奥田: 宅録というとちょっと違うんだろうけど、加山さんは楽器や歌入れとかの多重録音をやられるんですよね。若い頃だから、日本で最初なんじゃないかなと思うんだけど。というのも、僕も知らなかったんですけど、テープレコーダー以前に海外から取り寄せてワイヤーレコーダーというものを使っていらしたんだと。先駆者ですよね。

ー 民生さんも、宅録プロジェクト「カンタンカンタビレ」など、多重録音をやられていますよね?

奥田: そうそう。小・中学くらいの時に録音に興味があって、ラジカセを2台置いて、多重録音みたいなことをやって、ハモって歌ったりと遊んでました。加山さんの曲は小さい頃から聴いてましたけど、どうやら全部自作されていると聞いて、すごいなと。僕は録音が趣味だったので、加山さんは見本のような、憧れの存在でした。

ー 加山さんのイメージって世代ごとに、芸能人、ミュージシャン、映画俳優とかバラバラなのかもしれませんね。民生さんのイメージは、どれになるんですか?

奥田: やっぱり、かっこいい映画俳優さんというイメージがあるじゃないですか。(加山さん主演の)『エレキの若大将』で、かっこよくギターを弾く姿もあって、俳優だけじゃなく音楽もやるという、そのマルチな感じ。いまの若い人たちには音楽のイメージが強いと思うんだけど、昔は逆だったかもしれない。

INFORMATION

加山雄三
『DEDICATED to KAYAMA YUZO』

発売日:2020年12月2日
商品コード:MUCD-1463
価格:3,000円+TAX

■収録曲
1.いつまでも君を
作詞/作曲:キヨサク
2.Little Tokyo
作曲:横山剣(Instrumentaral)
3.キミの涙
作詞/作曲:斉藤和義
4.愛しのキャンディマン
作詞/作曲:甲本ヒロト
5.愛しの流れ星
作詞:Elvis Woodstock 作曲:つんく♂
6.夏のひまわり
作詞:前田亘輝 作曲:春畑道哉
7.ワイキキシェル
作詞:比嘉栄昇 作曲: 上地等
8.桑港 - San Francisco -
作詞・作曲:横山剣
9.家においでよ
作詞/作曲:奥田民生
10.行こうぜBABY!
作詞/作曲:真島昌利
Bonus Track
11.Forever with you~永遠の愛の歌~
加山雄三&The Rock Chippes
作詞:さだまさし 作曲/編曲:高見沢俊彦
歌:加山雄三、森山良子、谷村新司、南こうせつ、さだまさし、THE ALFEE

reamusic.co.jp

奥田民生『MTRY TOUR 2021』

バンド「MTR&Y」と共に11か所をまわる全国ツアー『MTRY TOUR 2021』の開催が決定!
しかも全箇所全公演を「LINE LIVE-VIEWING」より生配信するオンラインツアーも同時開催!

奥田民生『MTRY TOUR 2021』
1月31日(日)  【山梨】YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)
2月05日(金)  【北海道】カナモトホール(札幌市民ホール)
2月08日(月)  【東京】昭和女子大学 人見記念講堂
2月11日(木/祝) 【宮城】東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)
2月13日(土)  【群馬】ベイシア文化ホール(群馬県民会館)
2月15日(月)  【岡山】倉敷市民会館
2月16日(火)  【福岡】福岡市民会館
2月18日(木)  【兵庫】神戸国際会館 こくさいホール
2月20日(土)  【静岡】富士市文化会館 ロゼシアター
2月23日(火/祝) 【長野】上田市交流文化芸術センター サントミューゼ
2月26日(金)  【東京】府中の森芸術劇場 どりーむホール
okudatamio.jp/special/mtry2021/

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