加山さんの肉伝説は本当だったのか!?

ー 曲を作る中で加山さんとのコミュニケーションもあったと思うんですが、改めて加山さんのかっこよさってなんだと思いますか?
奥田: この曲は、そのまんま加山さんのことなんでね。やっぱり加山さんは、リーダーシップがあって、家に来いよっていうウェルカムなムードもあって、懐が深いわけです。いつでも来いよってドーンとしてて、誰かが来るからってわざわざ準備とかしてないっていうか…、いやもちろん実際は準備しているんでしょうけど、加山さんの場合は、俺は毎日そうだぜ、っていう。
ー リアル『家においでよ』なんですね。
奥田: 本当に、そのまんまの大きい男のイメージでした。あと、加山さんは学生時代に船を作られてますからね(※)。好きなことにとことん突き進む、その行動力。もちろん財力もあってですが、それを惜しげもなく投入される。もし僕が大金持ちでも、それができる体力が果たしてあるのかなって。
※編集部註:加山さんは、これまでに20を超える船を自身で設計されている。
ー 肉の伝説って、例えばどういうお話なんですか?
奥田: 生肉を食うとかね、しかも50個とか(笑)。本人に確認してみたら、「そこまでじゃないよ、けどそれに近いけどね」と(笑)。しかも、「そんな話聞いてたら、生肉食べたくなっちゃったよ」と(笑)。

ー 民生さんの場合は、歳の取り方はどう意識されてますか?
奥田: 僕は、健康には気を遣ってない。タバコも酒もやってます。それが、いつか何かの理由で、やめることになるのかなと、ぼんやり考えますね。そのままっていう可能性もありますけど。とりあえず、気をつけなきゃなーとは思ってはいます(笑)。
ー 昔のユニコーン時代の本で、泳ぐのが好きとおっしゃっていたような記憶がありますが。
奥田: 泳ぐのは得意じゃないけど、浮き輪で浮いてるのは好きですよ。激しく走るとか体力を使うことはない。前はツアー前に走ってみたり、自転車で通ってみたりとかは、やったことあるけど、僕は筋トレはあまり好きじゃないし、ムキムキになりたいわけじゃない。だから体や健康に気をつけるのは、死ぬまでイヤイヤやっていくんだろうなと。いまでも腹筋とか全くしないわけじゃないけど、そのちょうどいい中間があればいいのになと思ったりはしますね。