普段の着こなしを格上げする時計の存在。
フイナム：普段時計はつけますか？
Ryutaro：持ってはいるんですが、つけるのはオフのときぐらいで、仕事中は髪を洗ったりするので、アクセサリーを含めつけないようにしているんです。
フイナム：確かに美容師は水に触れる機会も多いですね。ちなみにお持ちの時計はどういったタイプのものですか？
Ryutaro：ファッション用にホワイトとブラックのデジタル時計を2本、あとは冠婚葬祭などスーツのときにつけるシルバータイプの計3本ですね。時計は時間を見るためにつけるというよりは、ファッションに合わせてアクセサリー感覚でつけることが多いです。
フイナム：Kanaさんはどうですか？
Kana：私も仕事柄シャンプーするので、日常的に時計をつけるのが難しくて、以前は持ってましたけど、いまは一本も持ってないんです。
フイナム：今回着用した〈ティソ〉についてはどんなイメージをお持ちですか？
Ryutaro：名前は聞いたことありますが、時計を見たことはありませんでした。
Kana：私も同じで、ブランド名は聞き覚えがありますが、実際に見たことはなかったです。
フイナム：実はスイス時計の中でも知られた存在で165年以上の歴史があり、時代に合わせた革新的な時計をつくっているんです。一方で2015年から「NBA」のオフィシャルタイムキーパーをやっていたりと、スポーツとも密接な関係があったりするブランドなんですよ。実際につけてみていかがですか？
Ryutaro：ファッションの格が上がった気がします。この時計をつけるだけで大人に見えるというか。小さくてもそれだけ存在感があるということでしょうね。
Kana：レザーストラップも良いですが、ステンレススチールのブレスの方が重厚感あって、大人っぽく見えるかもしれませんね。これまで時計をつけてませんでしたが、〈ティソ〉ならつけたいなって思いました。
フイナム：ステンレススチールのブレスの方が、より大人の雰囲気を感じると。
Ryutaro：どちらかというと、レザーストラップはブレスレット感覚でカジュアルに、ステンレススチールのブレスはより特別感を出したいときにつけたいなっていう印象です。
フイナム：機械式時計についてはどういうイメージをお持ちですか？
Ryutaro：先輩の美容師でつけてる人が結構いますね。それこそ時計以外にファッションやクルマ、インテリアにも気を使っている人たちなので説得力があるし、憧れますよね。
フイナム：ペアでつけるのはどうですか？
Ryutaro：全然抵抗ないですね。むしろある程度年齢を重ねてからペアウォッチをつけるのっていいなって思います。
Kana：私も同じです。指輪と同じ感覚で違和感なくつけられますね。
Ryutaro：そうそう、ぼくたちも同じスニーカーは持ってます。
フイナム：時計のように身につけるもので高価なものってありますか？
Ryutaro：結構聞かれるんですけど、意外と高い買い物をしてなくて。学生時代に一度も同じ格好をしなかったり、これまではバリエーションベースで考えていました。ただ、最近になって少しずつ考え方が変わってきたかもしれません。
フイナム：というと？
Ryutaro：何でもかんでも考えずに買うんじゃなくて、長く使える良いものを買うようにしようと思っています。その点、Kanaさんはちゃんと選んで買ってる気がします。
Kana：頻繁にではないですけど、ご褒美としてたまに買ったりする程度です。
フイナム：機械式時計はきちんとメンテナンスすればずっと使える一生ものです。
Ryutaro：例えば、いい革靴は定期的にメンテナンスが必要なように、ぼくは良いものはどんなものでも長く使うためにちゃんとメンテナンスしてあげたいって思います。
Kana：これまで手間だと思っていたことが、逆に愛らしく感じる部分はあるかもしれません。お互い歳を重ねたことでモノの見方が少しずつ変わってきたのかもしれないですね。そういう気持ちを共有する意味では、大切な人へのプレゼントとして〈ティソ〉を贈るのもいいなって思いました。私が欲しいくらいですけど（笑）。
二人とも淡い色味のトップスに〈ティソ〉の時計をコーディネート。ダイアルとストラップが大人の落ち着きを感じさせるグレーのため、スタイリングの程よいアクセントになり、シックで上品な佇まいをつくり出す。
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