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Shopping Addict 2021 Jan. 〜編集部員のお気に入り〜 前編

Shopping Addict 2021 Jan.
〜編集部員のお気に入り〜 前編

年が変わっても、未だコロナが世間の話題を独り占め。視界不良の日々が続く模様ですが、こんなときだからこそ“心の健康のため”を大義名分に、気の向くままに買い物を楽しみましょう。それでは、今年も「Shopping Addict」をどうぞよろしくお願いします!

小牟田亮
山本博史
石井陽介
村松諒
木村圭佑
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01 32
小牟田亮

読書。

毎年なんとなく年を越し、そのあともなんとなく日々を過ごしている自分ですが、今年はなんだか読書モードです。フィクション、ノンフィクション問わずいろんなものを読み倒してやろうと思っています。きっかけはとくにないんですが、自分という存在の軽さに耐えられなくなってきたという感じでしょうか。。

NOAH×Barbour

ノア × バブアーのブルゾンとハット

最高の掛け算。

最近、色物や柄物が妙に気になるのですが、なかでも見た瞬間に一目惚れしたのがこのコラボレーションです。正直に言うと、どちらのブランドも初めましてです。「〈ノア〉はまだわからんでもないけど、〈バブアー〉も着たことないんかい!」という声が聞こえてきますね。。はい、ないんです。どうも自分には無骨すぎるような気がして。。最近では軽い素材で、軽い感じのウェアがたくさん出ているのも知っていますが、そちらはどうも軽すぎる感じがしまして。。〈ノア〉の方はすごくセンスのいいブランドだとは常々思ってましたが、自分にとって親近感がなかったんです。けれど、このコラボが生み出す洗練さと無骨さの塩梅が、もう最高に好みなのでした。コラボって両者、もしくはどちらかのファンが買うものっていう認識でしたが、今回のようになんとなく気になっている両者が組むことで、とんでもないケミストリーを生むこともあるんですね。勉強になります。
ハット ¥14,000+TAX、ブルゾン ¥90,000+TAX

ノア クラブハウス
03-5413-5030

James Grose

ジェームス・グロースのレザーブルゾン

色気と気品が同居してます。

レザーを着てるひとをあんまり見なくなった気がしますが、気のせいでしょうか。軽くて機能的で、という素材が全盛のいま、そうなるのもむべなるかなという感じなのですが、個人的にこの春、袖を通してみたいなと思っているのが、ライダースです。ダブルかシングルかで言えば、断然シングル派。昔はダブルも着ていましたし、ゴテゴテした感じのが気分のときもありましたが、いまはすっきりシンプルでミニマルなテイストがちょうどいいんです。〈メゾン マルジェラ〉の“あれ”も当然好きなんですが、〈ジェームス・グロース〉のこちらも同じくらい気になってます。ディテールというディテールを削ぎ落としまくって、結果ものすごい色気を放っている珠玉の一着。当然ピッタピタに着たいですよね。問題はこのわがままボディをどうするか、ということだけですね。。
¥110,000+TAX

グリニッジ ショールーム
03-5774-1662

SUNSPEL×SOPHNET.

サンスペル×ソフネットのパーカ

こういうロゴものならば。

見た瞬間いいなと思いました、このパーカ。なんか観光地の露店とかで売ってる、ご当地もののパーカに見えたんです。カッサカサの素材でつくられていて、めちゃくちゃいなたい感じのあれです。それが〈サンスペル〉の超上質な素材と、〈ソフネット〉の上品なロゴでつくると、これだけソフィスケイトされるわけです。でもまぁそれはこの両者が組めば当たり前かなと。とくに驚くべきことではありません。それよりもなによりも、“お土産フーディ”感があるのが大事なのです。ロゴものってそこまで得意じゃないんですが、これは思い切り刺さりました。あ、言うまでもありませんが、これはめちゃくちゃ個人的な感想なので、制作サイドがそこを狙っているかどうかはわかりませんので、あしからず。
各¥25,000+TAX

サンスペル 表参道店
03-3406-7377

VINTAGE

ヴィンテージのベニワレン

グレージュ好きになりそう。。

いっとき猛烈に流行りましたよね、ベニワレン。モロッコの原住民族で山岳地帯の遊牧民であるベルベル人が、ベニワレンという地域で織ったラグのことです。自分もけっこう探したんですが、これだっていうのに出会えず、結局中東系のラグを購入して、ひとまずラグ探しの旅には終止符を打ちました。…そのはずだったんですが、「ロンハーマン」にてこんなに素敵なブツを見つけてしまったんです。何がいいってこの色です。ベニワレンが流行ったときは、みんな白に黒のラインが入った個体を探しており、御多分に洩れず自分もそうでした。が、あれってすごく汚れが目立つんですよね、当然ですが。。その点こちらはグレーベースのラグ。グレーというか、グレージュ(グレー+ベージュ)ですかね。とにかくこの色味が最高に素敵だなと、一目惚れした次第です。ちなみにこれはMサイズで、けっこう大きい(W:120mm、H:190mm)んですが、随分良心的な価格です。うーむ、悩ましい。。
¥58,000+TAX

ロンハーマン
0120-008-752
Vintage rug close up event
1月16日(土)~
展開店舗:ロンハーマン千駄ヶ谷店・辻堂店、RHC ロンハーマンみなとみらい店

山本博史

オーマイガッ!

コロナ、コロナ、コロナ。なんだか急増してますね。おかげで楽しみにしていたイベントは中止になり、オリンピックの先行きはわからなくなるばかり。はあ、救世主でも現れないですかね?

HERENESS

ヒアネスのランニングウェア

ココロもカラダも気持ちいいブランド。

ぼくにとって走ることは日常なのだから、日常着は走れることが望ましい。それはデザインや機能性、着心地はもちろんなんだけど、走ることで気付かされた想いまで共感できると、なお嬉しい。そこでご紹介するのが先ごろデビューしたばかりのブランド〈ヒアネス〉です。57%リサイクルポリエステルを採用したキャップや、ニュージーランド産のメリノウールを17.5ミクロンで織り上げた極上の肌触りの天竺編みのTシャツ、サトウキビ由来のポリエステルを使用したショーツなど、できる限り環境に配慮した取り組みを実施。それでいてスポーツウェアとして遜色の無い機能性を備え、デザインだってスタイリッシュ。キャップのつばの長さ(こだわりの4.8cm!)やショーツの丈感、ポケットのあしらいからは、ものづくりにおけるミリ単位のこだわりが垣間見られるのも魅力的。ココロにも、カラダにも、気持ちいいブランド〈ヒアネス〉。今後の展開も含め、楽しみです。
キャップ ¥6,600 in TAX、Tシャツ ¥11,000 in TAX、ショーツ ¥12,000 in TAX

ヒアネス
hereness.jp

VIVO FOOTWEAR

ビボベアフットのシューズ

街にも馴染むベアフット。

人は走ることによって進化を遂げてきた、と言われている。獲物を狩るため、メロスが友情を守るため、判決を速やかに伝えるため。理由はいろいろあるだろうけど、走るという極めて原始的な行為は、人類が生き抜くために備えているスキルのひとつだと思うんです。実際、子どもたちを公園に連れていけば、無邪気に走り出すし、そこに苦しい表情はありません。むしろ、笑顔で野山を縦横無尽に駆け回ります。そんな風に走ることを純粋に楽しむためにチョイスしてみたいのが、イギリス初のメーカー〈ビボベアフット〉のシューズです。2003年に設立され、名前の通りベアフットシューズのみを展開するこのブランド。その特徴は、ベアフットシューズならではの仰々しいデザインでは無いこと。日常的にも活用可能なプレーンなデザインでありながら、きっちりと裸足感覚が味わえて、人間本来の自然な足の使い方を取り戻すことができます。しかも、リサイクル素材を積極的に採用し、動物由来の素材を一切使わないなど、環境への配慮も見逃せないポイント。カラダに素直で、地球に優しいベアフットシューズ、気になります。
左:プライマストレイル FG メンズ ¥18,000+TAX、右:プライマスライト II ウィンター メンズ ¥18,000+TAX

ビボベアフット ジャパン
vivobarefoot.co.jp

L.L.Bean

エル・エル・ビーンのパンツ

街から山までフォローする万能パンツ。

なんてことないパンツで走りたい。すとんと落ちるストレートシルエットで、ほどほどにストレッチがあって、余計なデザインは省かれていて、必要最低限の機能を備えていれば、それでいい。そんなときに頼りになるのが、〈エル・エル・ビーン〉です。「マルチスポーツ・パンツ」と銘打たれたこちらは、腰から腿がすっきりした、ストレート・シルエットのスタンダード・フィットを採用。4方向に伸縮する混紡素材に、股上がやや浅めのつくりなので、ランニング時の足さばきがスムーズに行えます。また、ウエスト部分はゴムが入り、ドローストリングもプラス。あえてオーバーサイズで履いても、ウエスト部分のフィットは自分好みに調整できるのは嬉しい限り。もちろん〈エル・エル・ビーン〉ならではのリーズナブルなプライスも魅力的。普段着から日頃のジョグ、はたまた山行までフォローできる万能パンツ。大人買いするのもアリかなと。
各¥9,900+TAX〜

L.L.Beanカスタマーサービスセンター
0422-79-9131
www.llbean.co.jp

Formthotics™

フォームソティックスのインソール

衝撃の違い。

これまで付属のもので満足していたので、見向きもしてこなかったインソール。ところが、会社近くのショップ「CONNECTED」で試してみたら、あらやだ、ビックリ! なにこの安定感! それほど衝撃的な出会いをしたのが、〈フォームソティックス〉のインソールです。実際にランニングシューズに合わせてみると、最初は若干の違和感を覚えます。ところが日を追うごとにみるみる足に馴染み、体温、体重、運動効果により2週間もすれば自分の足型にセルフカスタマイズされるようにぴったりとフィットしてくれます。しかも、超軽量で、足ズレ防止にもなる滑りにくい表面素材に柔軟性も兼ね備えているため、シューズの性能を邪魔することなく、より快適にランニングを楽しむことができるんです。いやはや、インソールを替えるだけで、こんなにも違うんですね。みなさまもぜひ、この衝撃を味わってみてください。
左:Run Shock Stop ¥7,400 in Tax、中:Run Single ¥5,900 in TAX、右:Run Dual ¥6,400 in TAX

Formthotics
formthotics.jp

石井陽介

エレパレとか。

遅ればせながらようやっと『ザ・エレクトリカルパレーズ』を視聴。噂に違わず、めちゃ面白かったです。シバターのRIZIN参戦やヒカルのMXとYouTubeの同時配信等々、最近気になるコンテンツはどれもYouTubeばかり。我々フイナムもそろそろ……!?

DAIWA PIER39 × L’ECHOPPE 

ダイワピア39 × レショップのフィッシングジャケット

いいとこ取りのジャケット。

例えばボブ・ディラン&ザ・バンドとか、『麻薬書簡』におけるウィリアム・S・バロウズとアレン・ギンズバーグ、『マジンガーZ VSデビルマン』なんかもそうか。好きなもの同士が並んでクレジットされていると、それだけでテンション上がります。だから、ご覧の〈ダイワピア39〉と「レショップ」が共作したフィッシングジャケットを内覧会で発見したときは胸アツだったわけで。個人的フェイバリットショップである「レショップ」が、同じく好きな〈ダイワピア39〉に型から別注をした意欲作で、スタイルはフライフィッシング向けのショート丈ジャケット、ファブリックは安心安定のGORE-TEX INFINIUM™を採用。ブラックとネイビーの都会的なカラーパレットを用い、オーバーサイズに落とし込んでいます。昨今、巷に数多溢れるフィッシング系のウエアですが、洗練さでいえばこれは抜きん出ているかと。〈ダイワピア39〉と「レショップ」のいいとこ取りのコラボは、期待以上の最強タッグだったというわけです。
¥75,000+TAX

レショップ渋谷店 (*販売はWEB STOREのみ)
03-6712-5770
lechoppe.jp

Side Effects Eye Products

サイド エフェクツ アイ プロダクツの丸メガネ

丸メガネはバランスが命。

昔から常々、“マンガみたいな顔”というものを目指しています。例えば藤子・F・不二雄先生のマンガキャラみたいな、記号的な顔が理想です。で、行き着いたのが、きのこヘア、ヒゲ、丸メガネの3点セット。かれこれ15年くらいこれです。こと丸メガネに関しては一家言ありまして、セルフレームならレンズ径40㎜か42㎜で、できるだけ真円に近いシェイプのもの。生地の厚さは4㎜〜6㎜で、程よく主張したものが好み。シンプルかつクラシカルなデザインで、国産だとなお良し。ってまあこれが探すとなかなかないのですが、今春よりデビューした〈サイド エフェクツ アイ プロダクツ〉の丸メガネは、それらすべてを完全に網羅しており、最高のバランスで仕立てています。んで最大の肝はフラットになったフロントリム! これにフラットレンズをはめることで味わい深い表情になるんですね。ぱっと見は気付かないような僅かな差ですが、このミリ単位の小さなこだわりに、丸メガネ歴15年の愛好家はグッときたんです。うーん、全色欲しいっ!
各¥26,000+TAX

アルファ PR
03-5413-3546

Marmot 

マーモットのジャケット

ギアを街着として楽しむ。

アメリカの本格派アウトドアブランドとして名を馳せる〈マーモット〉。いまでこそ様々なブランドとの取り組みで、ファッションシーンでも確かなポジションを築きつつありますが、そもそもは非常に硬派で実直なハイパフォーマンスブランド。最新の機能や素材をいち早く取り入れた、クオリティの高いウェアを展開しています。なかでもアルパイン向けのウェアやダウン製品が有名でしょうか。個人的にも80年代〜90年代あたりのダウンジャケットやマウンテンパーカが好きで激しく愛用していました。そんな経緯もあって〈マーモット〉はアルパインウェアばかり注目していたのですが、フィッシングウェア風のも面白いものもつくっていたんですね。今回ピックアップしたものは、シェルジャケットの上に同色共生地のショルダーベストを重ね着したもの。素材はダーミザクス。ぼくは釣りをしないので使い勝手についてのアレコレはわかりませんが、このホルスターのような見た目が、ただ単純にかっこいいなあと。特定の用途をもった機能的なデザインに弱いんです。こうしたアンファッショナブルなアイテムをファッションとして楽しむ感覚、きっと共感してくれる人ひと多いでしょう!?
¥49,000+TAX

デサントジャパンお客様相談室
0120-46-0310
www.marmot.jp

ORPHIC 

オルフィックのスリッポンスニーカー

いろいろ混ざってます。

ひと口にルームシューズといっても、国や地域によってそのデザインは千差万別。例えばヨーロッパ諸国の富裕層なら、ベロアのアッパーに金刺繍を施したオペラパンプス型のものがお馴染み。そう、某ブランドのロイヤルワラントのあれです。一方、アメリカはカリフォルニアあたりだと、かかとが踏めるローファー型のラフなやつが親しまれています。チカーノやギャングといったアウトロースタイルでもよく見るアイテムですね。で、ご覧のスリッポンスニーカーです。お察しの通り、先に挙げた2つのルームシューズのデザインを大胆にもブレンドしています。ドレッシーとカジュアルという真逆のテイストをひとつにまとめていますが、不思議と調和しているのはルームシューズというキーワードゆえ。しかもそこに厚底のスニーカーソールまで合わせちゃうっていう振り切ったデザインに、思わず白旗を上げてしまいました。さまざまな要素を持ったスニーカーだから、思いのほかスタイリングの幅も広そうですね。個人的には西海岸スタイルのハズしとして合わせたいかな。
各¥31,500+TAX

アルファ PR
03-5413-3546

村松諒

人生の扉。

TBSラジオの「安住紳一郎の日曜天国」を聴いていたら、竹内まりやさんの曲「人生の扉」が流れました。このとき、はじめて耳にしたのですが、歌詞に心打たれてしまい、一気に竹内さんの音楽の虜に。そこからベストアルバムをヘビロテで聞く毎日です。

sacai

サカイのブルゾン

黒い服についての考察。

ほぼ毎日、黒い服ばかり着ています。気づいたら、いつの間にかクローゼットは真っ黒。別に何か怪しい団体に属しているわけではなく、ただ黒が好きなだけ。全身固めた時のこの色の強さたるや、黒に勝る色はないと思います。鎧を身に纏っている感じとでも説明すれば分かりやすいでしょうか。改めて考えると、この色をファッションに持ち込んだのは〈コム デ ギャルソン〉と〈ヨウジヤマモト〉。1982年、2つのブランドがパリコレにデビューし、「黒の衝撃」とメディアに報じられたところからはじまっています。これがなければ、いま自分が黒を着てない可能性もあり、改めて “ギャルソン” と “ヨウジ” が近代ファッションに与えた影響の大きさを感じます。前置きが長くなりましたが、いま気になっている黒い服は〈サカイ〉のブルゾン。こちら目を凝らして見て下さい。左右の身頃に異なるミリタリーブルゾンを合わせた巧妙なデザインなんです。黒でまとめたことで違和感すらない。さまざまなメンズ服の要素を咀嚼し、自由にミックスする〈サカイ〉ならではですね。
¥88,000+TAX

サカイ
03-6418-5977
store.sacai.jp

RIMOWA

リモワのバックパック

スーツケースじゃないバッグ。

「dマガジン」を開いたら、とある経済誌が目に留まりました。テーマは「2021年予測」。そのなかにはさまざまな意見があり、コロナ禍が収まって景気回復と予想するアナリストもいれば、逆に収束せず前途多難と見る学者も。なかなか先の見通しは立ちませんが、困難な時こそチャンスあり。いままで無かった発想が生まれる可能性に満ちているのではないでしょうか。そうでも考えないとやっていけない部分もあるのですが。スーツケースの〈リモワ〉が新たに提案するのは普段使いできるバッグのコレクション「NEVER STILL」。5つのモデルのなかで、個人的な推しは写真のコレです。バックパックといえばナイロン製のカジュアルなものが大多数を占めますが、こちらはレザー使いが効いた大人なデザイン。もちろんノートPCやスマホ用のコンパートメントを備え、使い勝手も考え抜かれています。しっかり荷物が入るので、仕事でも間違いなく活躍するはず。色のせいなのか、このミリタリーっぽい感じも◎なんです。もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
リモワ ネバースティル ラージ バックパック ¥177,000+TAX

リモワ クライアントサービス
072-994-5522
www.rimowa.com

COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN

コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マンのパンツ

大人の男が似合う服。

ワークやミリタリー、トラッドなど、さまざまな男のファッションを追求し、玄人好みの服づくりを行う〈コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン〉。今シーズンは、いつものランウェーショーではなく、ルックブックの形でコレクションを発表しました。モデルに起用されたのは日本に住む、職業の異なる男たち。年齢を重ねた彼らの姿、佇まいは妙に説得力があり、このブランドが持つ服の奥深さを上手く伝えていました。このなかで目に留まったのが〈リーバイス®︎〉とコラボしたペインターパンツ。“ザ・ワークパンツ” と呼びたくなる二本で、適当に縫ったようなステッチが男心をくすぐります。しかも、いまではなかなか見かけないサスペンダー付きというのがこれまた堪りません。シックに行くなら黒のタイプ、春先に穿くなら白のタイプが良いかも。どちらも裾はロールアップして、足元にサドルシューズ、ソックスをチラ見せしたいところ。トップスはボタンダウンシャツなんかハマりそうですね。ルックブックの男たちのように自分も良い歳の取りかたをして、このパンツが似合うようになりたいと願う今日この頃です。
各¥75,000+TAX

コム デ ギャルソン
03-3486-7611

OAO

オーエーオーのスニーカー

気鋭ブランドが放つ一手じゃなくて、一足。

群雄割拠のスニーカーシーン。市場の勢いは衰える気配がありません。そんな拡大し続けるマーケットに新規参入したのが〈オーエーオー〉です。このブランドはファッションのスタートアップ企業「EPOQ」が手がけ、自分たちでつくったものを直接カスタマーに届けるD2Cのビジネスを展開。インディペンデントでありながら、服以上に難しいといわれるスニーカーの世界で新しい挑戦をしています。写真はセカンドコレクションとなる「Virtual nature」シリーズの一足。黒のモダンなデザインでありながら、良く見ると両サイドに色の変わった部分が。これは見る角度によって表情が変わるオーロラリフレクターで、フューチャリスティックな印象を与えます。しかも、アッパーには環境に配慮した「ECCO LEATHER」を使っているところもポイント。「ビブラム」社製のソールに加え、中底のコルククッションが柔らかすぎず、歩きやすさも考えた設計です。このブランド、いまのうちにチェックしておいて損はありませんよ。
¥38,800+TAX

OAO
oaofootwear.com

木村圭佑

某スナックで宇宙のパワー。

昨年、知る人ぞ知る(らしい)スナックへ。そこのママは、宇宙のパワーで体の悪い箇所を治してくれるというので施術してもらうことに。で、悪い箇所を手でかざすと、ママの親指がすごく動くんです。その動き方がもう宇宙でした。

AZTEC CBD

アステカCBDのキャンディとワックス

今年もお世話になります。

日本でも随分と浸透してきたCBD。CBD入りのコーヒーなんかはいたるところで見かけるようになりました。その効果に懐疑的なひともいまだにいるかもしれませんが、ここ一年、いろんな種類と方法でCBDを摂取してきて言えることは「効くやつは効くし、効かないやつは効かない」ということ。ただ〈アステカCBD〉のものは総じて◎。で、しっかり効き目を実感したいなら断然ワックスがおすすめです。オイルとかグミとかで効果が実感できない人も、ヴェポライザーを使っての吸引であれば体感できるはず。真ん中に映るのが操作が簡単な〈airis〉のヴェポライザー。これに、右に映るワックスを充填して吸引します。ひと吸いすれば少しだけ体が重たくなって、ぐっすり眠ることができるのです。左に映るのは最近発売されたCBDキャンディで、これを併用するのもあり。コロナ禍の変な疲れも癒せます。
左からCBDキャンディ ¥2,200+TAX、ヴェポライザー ¥3,780 in TAX、ワックス ¥9,800+TAX

CBDオンライン
www.rakuten.ne.jp/gold/eshop-japan

HESTRA

ヘストラのグローブ

薄過ぎず厚過ぎないのがいい。

冬山に行くひとにはおなじみのグローブ専門ブランド〈ヘストラ〉。2010年頃にディアスキンのモデルを買っていまだに使っています。餅は餅屋じゃないけど、グローブ専門ブランドなだけあって馴染みもいいし耐久性も高いです。スウェディッシュなデザインも好き。ただ、ディアスキンのモデルは山用で、こちらは街用です。グローブのファーストレイヤーとしても使えてタッチパネルにも対応しています。生地は中厚で、これ一枚で都会の寒さなら防げます。冬も自転車に乗っていますがこれ一枚で問題なし。GORE-TEXのモデルも考えたのですが、イージーケアの観点からもこれにしました。洗濯も気にせずできるので。
¥6,000+TAX

フルマークス
www.fullmarksstore.jp

uka

ウカのアミュレット シリーズ

美容男子にはなれないけど、こういうのは好きです。

昨年末、フイナムでも「美容男子」特集がされました。ただオーバー30の読者の方々はきっと「男子」って感じでもないし「美容」というワードにも違和感があると思います。なので「美容男子」ではなくて「清潔おじさん」くらいのものと思って見ていただくといいかもしれません。自分も化粧はしませんが、乳液やらハンドソープやら、その変の細々としたものはいいものを使っているつもり。最近のお気に入りは〈ウカ〉の「Amulet series」です。なかでもハンドソープはかなりよくて、時節柄手を洗う回数は多いですが、洗うたびに手がしっとりする。ボディウォッシュもそう。そしてプッシュするたびに爽やかな香りに癒されます。あと、ここにはないのですが、最近は〈ウカ〉のスカルプブラシも使っていて、風呂であたたまったあとに使うと超気持ちいいです。こう見ると、自分も結構美容の意識高いんだな。髪と髭はボサボサだけどね!
左からハンドクリアミスト¥1,300+TAX、ヘアオイルミスト¥3,500+TAX、ネイルオイル¥3,800+TAX、ハンドウォッシュ¥2,500+TAX、ボディウォッシュ¥2,500+TAX

uka
ukakau.com

LOS ANGELES APPAREL

ロサンゼルスアパレルのタートルネックスエット

それどこの?って聞くとロサンゼルスアパレル。

2007年にはじめてアメリカへ行って、ロサンゼルスのメルローズアベニューへ行き、古着ではなく〈アメリカンアパレル〉を大量に買いました(日本でも買えるのに)。あのデカデカとした店のロゴや平屋の作りにアメリカを感じたものでした。そんなアメアパも2016年に日本から撤退。ファンも多かっただけに、日本での営業最終日には多くの人が詰め掛けていました。で、そこの元CEOが立ち上げたのが〈ロサンゼルス アパレル(LOS ANGELES APPREL)〉。アメリカからロサンゼルスへと名前は縮小した感がありますが、作りは以前よりアップデートされてます。 勉強のためにも誰かが着ていて気になったものは「どこの?」と聞くようにしているんですけど、肌感で言うと昨年の夏くらいからでしょうか、「ロサンゼルスアパレルです」と言われることが多くなりました。今冬はそれに拍車がかかって、スタイリストさんはじめ着てる人が多いんですよね。加えて原宿の旗艦店オープン。確実に波きてます。タートルネックのクタっと感も好き。
各¥10,000+TAX

LOS ANGELES APPAREL JAPAN
03-5726-8717

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