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アウトドアサウナを通して、トレイルヘッズが提案する未来。
シームレスに繋がる都市と自然。

アウトドアサウナを通して、トレイルヘッズが提案する未来。

東京都心から西へ車で1時間半ほど。東京都檜原村に会員制キャンプ場「HINOKO TOKYO(ヒノコ トウキョウ)」はある。この施設の目玉として、真っ黒な箱型のサウナが設置されたのはつい先日のこと。ここを運営する「トレイルヘッズ」は、働く場をプロデュースする会社だ。では、なぜそんな会社がキャンプ場を手がけるのか。キャンプ場のことやサウナを切り口に、代表の山口さんと焚き火を囲みながら話した内容は、働き方であり、生き方の話だった。

PROFILE

山口陽平
「トレイルヘッズ」代表取締役

オフィスプロデュースのほか、「HINOKO TOKYO」、移動式モバイルオフィス「OFFICE CARAVAN(オフィス キャラバン)」、外遊び好きが集まるコワーキングスペース「MAKITAKI(マキタキ)」を展開。働く・暮らす・遊ぶをシームレスに繋げる、新しい働く場の提案を行っている。大のアウトドア好きで、休日はもっぱら外遊び派。

自分たちでやれることはやる。それがアウトドアの醍醐味。

会員制のキャンプ場「HINOKO TOKYO」がある檜原村は、島を除く東京都内で唯一の村だ。その広大なエリアは、山手線の内側とほぼ同等。その多くは森林を中心とした山で構成されている。観光地として、東京都の滝のなかで唯一「日本の滝100選」にも選ばれている「払沢の滝」が有名だ。この地域では林業が盛んで、手付かずの自然や山の幸にはこと欠かない。

「『HINOKO TOKYO』を通じて、そんな檜原村の魅力も味わってもらいたい」

そう話す山口さん率いる「トレイルヘッズ」が、この場所にキャンプ場をつくったのは、およそ3年ほど前のことだ。

「普段はオフィス空間をプロデュースする仕事をしているんですが、自由に働く場の実験のひとつとして、まずは『OFFICE CARAVAN(オフィス キャラバン)』という移動式のオフィスをつくったんです。それで、三重や山梨などのキャンプ場にオフィスごと移動して、仕事をしたりしていました。でも、本業がオフィスをつくる仕事なので、仕事場所は都心が主。地方になかなか行けなくなってしまい、キャラバンではなくどこか定住地にチェックインするようなやり方として、自前のキャンプ場を開くことにしたんです」

この「HINOKO TOKYO」は、大人数のキャンプも可能な「BONFIRE(ボンファイア)」、木々に囲まれる「TIMBER(ティンバー)」、日当たりがよく水場・トイレの近い「FARM(ファーム)」の3サイトで構成され、1サイト1組限定というシステムをとっている。キャンプはもちろん、すぐ近くの登れる山々や隣接した川など、檜原村の豊かな自然を楽しむことができる。たとえば、漁期には放流されたヤマメや鮎などが釣れ、秋には一面の紅葉を楽しめる。

移動式オフィス「OFFICE CARAVAN」で各地を訪れた。

「HINOKO TOKYO」は季節により、また訪れる人によってさまざまな顔を見せる。

山口さんの話をよく聞けば、会員制といっても、何も希少性を狙っているわけではないことがわかる。

「キャンプだけではなく、ワーケーションの場として楽しむ人や企業が来ることもあります。ただキャンプするだけでなく、いろいろな楽しみ方ができる場所です。でも、基本的には常駐するスタッフはいません。自分たちでやれることは、やるというアウトドアの醍醐味を楽しんでほしいと考えてます。設備もシンプルなので、終わったら次の人のことを考えて綺麗に片付けて、みんなでフィールドをシェアする感覚で使ってほしいという背景から、会員制を採用しているんです」

INFORMATION

トレイルヘッズ

trailheads.jp

Nature Tokyo Experience

www.naturetokyoexperience.com/

協力/東京観光財団

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