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チャンピオンのMADE IN USAを着こなす6人のメソッド。
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チャンピオンのMADE IN USAを着こなす6人のメソッド。

1919年に創業し、100年以上も愛され続けるアスレチックウェアブランド〈チャンピオン〉。数あるアイテムのなかでも注目すべきは、ヘビーウェイトTシャツの代名詞ともいえる「T1011」シリーズをはじめ、素材調達から糸の選定、縫製までアメリカ製にこだわり続けてきたMADE IN USAです。そんな永久不変の定番といえるウェアを6人の識者が着用。六者六様の”オーセンティック”を着こなすメソッドとは。

  • Photo_Hiroshi Nakamura
  • Text_Masahiro Kosaka(CORNELL),Shogo Komatsu
  • Edit_Shun Koda

STYLE 2 足し算と引き算でゼロを目指す。

ー 〈チャンピオン〉は大定番のブランドですが、普遍性については、どのようにお考えですか?

いまのファッション、特に「レショップ」は、定番を知らないと、すべてを楽しみにくい部分もあるんです。僕なりの楽しみ方もそう。「何年代のあれがベースで、ここが編集されてアップデートされてるんだ」って知ることが楽しくて。だから、定番を持っていなきゃいけないなんてことはないけど、知っておく必要はあると思うんです。できれば、定番と呼ばれているものは、家のクローゼットに揃えておきたいですね。

ー それで言えば、そのパーカーは90年代のクラシックフリースをベースにしつつ、ディテールやシルエットを現代的にアップデートしたものです。

とは言え、僕はクラシック原理主義。古いもののほうが、よく着ているので、このパーカーが現代的にアップデートされた洋服の初体験なんです。でも、こうやって着てみると、「こういうことか……!」と納得できました。確かに、着心地や形の良さが分かります。いつも着ている古い年代の服は、シルエットがざっくりしているから、どこかでカッコつけなきゃいけない。今日の撮影のコーディネートを、早朝から考えていました。でも、気づいたんですよ。これを着れば、頑張らなくてもオシャレに見えるって。

ー 考えずともオシャレに見えるのは助かりますね。でも、そういった洋服は多くはありません。普段はどのようにコーディネートを考えているんですか?

いつも足し算と引き算をして、ゼロを目指しています。このパーカーなら、アメリカ製にこだわりつつ現代的に落とし込んでいるので、プラス7くらい。そこに、古いロガーブーツと太いチノパンを合わせてマイナス7となり、ゼロに持っていく。感覚ですけど、いつもそういうバランスを取っているんです。

ー 現代的な要素を取り入れたアイテムと、クラシカルなアイテムの組み合わせで調整していると。

いまっぽくなりすぎちゃうと、頑張りすぎている感じがしちゃって。うまいこと足し算と引き算をすれば、誰でも落ち着くポイントが見つかるはず。そのバランスがおかしくなると、ちょっと恥ずかしい(笑)。新しいものに古着を合わせたいんです。それを調整するのが、ファッションのおもしろさだと思っています。

INFORMATION

ヘインズブランズ ジャパン(株)

TEL:0120-456-042
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