“あの人にとってのランニング。
Vol.01 スタイリスト・近藤有倫 “

近藤：あんまりないんです。速乾性とか動きやすさなど、機能面はちょっと気にしますけど。でも、基本的には走れればOKですね。

近藤：そうですね。今日きたウェアもスポーツシーンだけじゃなくて、部屋着としても使いやすいし、アウトドアなどのシーンでも活躍してくれる。だから、着る人次第で自由な着方ができるのはいいことだと思うんです。選ぶ側の選択肢の多さ、そして着用シーンの幅が広がっているのは魅力的だと思います。

何年か前にサンフランシスコに行ったんです。街中に〈ニューバランス〉の大きなショップがあったんですけど、そこではこうしたスポーツウェアを全面に打ち出していて、ローカルの人たちにも受け入れられている印象がありました。日常に溶け込むというか、〈ニューバランス〉のスポーツウェアがライフスタイルの一部としてしっかりと定着していて、かっこいいなと思ったのを覚えていますね。

近藤：シューズもあんまりないんです（笑）。強いて言えばハイグレードのものじゃなければいいなと思ってます。ビギナーからミディアムクラスの人たち用のものがいいですね。

近藤：自分の身の丈に合ってないような気がするんです。ハイスペックなシューズを履いて、タイムが遅かったらめちゃくちゃダサいじゃんって思うんで。だからあんまり背伸びせずに、自分に合うシューズを選びたい。その点、今日履いた〈ニューバランス〉の「FuelCell REBELv2」はしっくりきました。

近藤：それはすごく感じました。なのにすごく安定感を感じるんです。他のスポーツブランドに比べて〈ニューバランス〉のシューズはウイズが広めな印象があって、足を着地させたときに横にブレたりしない。これは個人的な解釈ですけど、だからビギナーでも走りやすいんじゃないかと思います。

近藤：違和感がないですね。この赤いシューズは私服でも合わせやすそうだなと思って選んだんです。〈ニューバランス〉の靴はデザインがベーシックですし、ランニングシューズでもそうしたスタイルは変わらない。だから合わせた服も自分にとってベーシックなものをチョイスしました。軍モノのファティーグジャケットとスラックスですね。このふたつは誰もが似合うアイテムなので、それに合わせられれば問題なく私服でも使えるっていうことだと思うんですよ。