「やらないでください」って言われても、やり続ける。
ー 今回は「かっこいい」についての議論だったわけですが、そろそろおふたりなりの答えを教えて欲しいです。
加賀美&梶:…。
一同:笑

加賀美:難しいよね、どうする(笑)?
ー お話の中にあった「ファッションにもオチをつける」「伝え方のセンス」「自分の言葉で発信する」ということをできている人がカッコいいということですかね。
加賀美:そうだね。ブランドものを着ているとか、有名人と繋がっているとか、そういうことじゃなくて、まずは自分自身が輝くこと。魅力的でかっこいい人は、オリジナリティがあるから。
ー 発信というのは、誰でもしていいものなんでしょうか?
加賀美:もちろん、そこに制限なんてないよ。だけど、やっぱりセンスが必要だよね。
梶:そうなんだよ。暴走したり、過剰になったりするとよくない。身のわきまえ方であったり、マナーやモラルという部分もセンスに含まれるよね。
加賀美:インスタグラムを見てても、そういう人っているよね。もしかしたら俺もそう思われているかもしれないけど(笑)。
梶:俺は若い頃にインスタやってたら、きっとヤバかったと思う。悪い意味で。無理することが美学みたいに思って時期があったから。
加賀美:梶くんの若い頃のインスタはヤバそうだね(笑)。
ー いまは発信の方法がいくらでもあるから、逆にそのセンスが問われるということですね。あとは先ほど梶さんが仰っていたように「一歩踏み出す勇気」も必要だと。
梶:あえてリスクを背負うという意味ではないけどね。別の世界を見て見たいというか、好奇心だよね。人に見せたいというよりも、まずは自分が見たい世界を自分で選んで、そこから足を踏み入れてみるということ。
でも、そもそも俺たちってカッコいいって思われてるのかな? 自分たちがいいと思ってやってても、意外と周りに通じてないことって多いじゃん。
加賀美:だけど、こういうのを20年近くやってるんだよ? それを考えたらすごいと思うけど。普通ならそこから進化するはずなのに、俺たちあんまり変わってない(笑)。
梶:たしかにね(笑)。俺も健くんも子供が生まれて、逆に拍車がかかったよね。普通守りに入るじゃん。でも、それが全然なかった。本当に根っからなんだよね。
ー おふたりのこと、カッコいいし、おしゃれだと思ってますよ。
加賀美:いま、言いながら鼻が膨らんでたよ?
梶:ウソ発見器じゃん(笑)。
ー 本当に思ってます!
梶:これから俺たちやっていけるかな?
加賀美:「もうやらないでください」って言われても、やり続けるでしょ(笑)。
