PROFILE

インテリアの専門学校在学中に窪川勝哉氏に師事。6年間のアシスタント時代を経て独立。ジャンルに縛られることなく、さまざまなテイストを横断する幅広い表現力が支持されている。現在は雑誌やウェブ、広告などの媒体で活躍している。
たくさん荷物を積んでいるのにまだスペースが残っている。


蒸し暑さが日に日にましてきたとある梅雨の日。空は雲で覆われるも、幸いにも雨は降っていません。それでも相変わらずの湿気の高さですが、そんな気候でも足取り軽快に玄関のドアを開き、〈ルノー〉の「カングー」に荷物を積み込む人物こそ、今回の主役であるインテリアスタイリストの遠藤慎也さんです。



ジメジメとした空気をもろともせず、テーブルやフロアライトなどの大きな家具を運びます。今回は「カングー」と共に遠藤さんの仕事に密着予定。高い積載力のクルマが必要不可欠なインテリアスタイリストの仕事ですが、「カングーはそれにぴったり」だと遠藤さんは教えてくれました。


「職業柄、どうしても目がいってしまうのが荷物がたくさん積めるクルマなんです。それにアウトドアアクティビティも好きなので、プライベートでも乗れるのがいいですね。じつは今日の撮影に必要な家具や道具類をすべて積められるかちょっと不安だったんですけど、全然余裕でしたね。それに高さがあってフロアライトを縦に積めるのには驚きました。案件によっては、大きな観葉植物なども載せることがあるんですけど、この高さなら倒さずに積むことができそうですね。しかも、こんなにたくさん荷物を積んでいるのにまだスペースが残っている。すごいですね、『カングー』」
すべての荷物を積み込み、『カングー』は撮影場所である都内のスタジオへと向かいます。じつは遠藤さんはインテリアスタイリストとして独立後、このクルマの購入を考えていたそうです。



「やはり高い積載力というのが条件としてありつつ、『スタイリストはクルマを見られる』って師匠から言い伝えられていて、デザインも魅力的なものが欲しかったんです。そうしたクルマを探す中で『カングー』を見つけて購入を検討したんです。デザインがかわいらしいし、このクルマのイエローも魅力的だなと思って。だけど、独立したての自分には中古車を買うのが精一杯。その時期に状態のいい『カングー』に出会えないままだったんです」



そして今回、念願の『カングー』に乗車した遠藤さん。実際に乗ってみた感想を聞いてみました。
「ぼくは窓が狭いクルマがすこしニガテなんですが、『カングー』は窓が広くて運転がとてもしやすいですね。それに、あれだけ積載力が高いのにも関わらず、ヴァンのように車体が大きいわけではないじゃないですか。だから小回りも効いて、細い道路でも比較的スムーズに運転ができていいですね」

