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高橋ラムダのデリバリースタイリング フォー フイナム。 Vol.3 Sand Suede Shoes編 後編
DELIVERY STYLING For HOUYHNHNM

高橋ラムダのデリバリースタイリング フォー フイナム。 Vol.3 Sand Suede Shoes編 後編

同い年にして20数年来の友人3人がふたたび集い、「サンドベージュのスエード」というお題のもとでお送りするトークセッション。〈ノンネイティブ〉デザイナーの藤井さんと、〈ビームス〉の広報部門と新会社のビーアットを率いる土井地さんがフェイバリットな私物を紹介してくれた前編に続き、後編ではいよいよラムダさんの私物にフォーカス! ……するのですが案の定、話がまぁ逸れる逸れる! しかし、それすらもヒントとアイデアがぎっしりで、彼らと同じ時代を見てきた人には共感するところが、当時を知らないユースたちには発見があることでしょう。それぞれ向いている方向はてんでバラバラ。だけど、いや、だからイイ。まるでアジの出たスエードの毛並みのような鼎談自由形、後半をお届け!

  • Photo_Shota Kikuchi
  • Movie_Yu Okamoto
  • Text & Interview_Rui Konno
  • Edit_Yosuke Ishii

CHIPPEWA Square Toe Boots

「ジル サンダーとかでありそうだもんね。このヒールの感じとか」(藤井)

ラムダ:最後これは〈チペワ〉のヴィンテージなんですけど、もう詳細は不明(笑)。スクエアトゥでコンバットブーツ。これも「バックドロップ」の別注とかなのかな? これ、表革は出てくるのよ、比較的。

藤井:これ、俺も一時期持ってたな。このスエードの。ラインマンでしょ、この作り。

ラムダ:そういうことなんだ。

藤井:引っ掛けやすくなってるんだよ、爪先が。電柱登ったりする時に。電気工事士が登ったりするのには、丸くない方がいいから。

土井地:スチールとかは入ってないの?

ラムダ:入ってない。これいいよね、ホントに手放せない。

ー いつ頃ゲットされたんですか?

ラムダ:これ5年前くらいに捨て値ぐらいのをヤフオクで購入しました。5千円とか、3千円とか。

土井地:まだあるかなぁ。これイイな。

ラムダ:土井地のサイズは無いかもな(笑)。

土井地:無いか……。

ラムダ:イーベイとかだったらあるかもだけど。日本では流通してなさそう。

藤井:〈チペワ〉ってまだアメリカ製なのかな?

ラムダ:そもそも現行があるのかどうかがわからないよね。〈チペワ〉ブランド自体に。もう見ないよね。

藤井:〈ジルサンダー〉とかでありそうだもんね。このヒールの感じとか。今(のモードって)トゥーマッチってぐらい分厚いじゃん。

ラムダ:藤井とかは〈ダナー〉とかをよく履くから、マウンテンシューズのシューレースがかなり前まで来てたりするじゃん。俺それが苦手なのよ。

土井地:圧迫感が? 見た目が?

ラムダ:見た目が。短足に見える気がして。エンジニアとか〈ティンバー〉だともうちょい上から始まるから履きやすいんだけど。でも唯一、これだけはモノとして溺愛してしまって、履き続けてる。女性の足元とか、ローファーとかでもそうなんだけどさ、口が広ければ広いほど脚長に見えるわけよ。ここ(履き口)が狭ければ狭いほど短足に見える。

藤井:これは何に合わせてるの? また短パン?

ラムダ:これはスキニーデニムかな。517のストレッチとかも合わせてた。

土井地:丸紐がイイね。

ラムダ:買った時紐がなかったんだよね。だから東急ハンズでロウ引きのを買った。最初〈ティンバー〉のこの紐に変えようかとも悩んだんだけどギュンと引き締まってカッコよかったからこっちで正解だね。……とまぁ、そんな感じの4足です。

INFORMATION

高橋ラムダ DELIVERY STYLING

Youtube:高橋ラムダ
Instagram:@tkhslmd

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