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プーマ「スウェード」にまつわる3人の物語。
PUMA SUEDE, The essence of cool

プーマ「スウェード」にまつわる3人の物語。

ローテクスニーカーの魅力はどんなところにあるでしょうか? トレンドの波に左右されず、いつでも買い足せて、スタンダードがゆえにどんなファッションにも合わせやすい。1968年に誕生した〈プーマ(PUMA)〉の定番「PUMA SUEDE(プーマ スウェード)」も、そうしたローテクスニーカーの魅力がすべて詰まった傑作。今回は「PUMA SUEDE」を愛する3人の証言と共に、その優れたる理由を紹介していきます。

CASE 03 懐かしさもあり新鮮。不思議な感覚にさせるスニーカー。

PROFILE

近藤 浩人
MFC STORE プロデューサー

東京都出身。2007年に「テクストトレーディングカンパニー」に入社。スニーカーショップ「atmos」で企画とバイイングをメインに担当した後、2018年に独立。同年5月には、自分たちの好きなものだけを展開・提案するショップ「MFC STORE」を中目黒にオープン。その後原宿や大阪、名古屋に出店し、計4店舗を構える。
Instagram:@hiroto_kondo

ー 近藤さんは長年スニーカー業界に身を置かれていますが、昨今のスニーカーシーンをどう眺めていますか。

近藤:ハイテクブームはちょっと落ち着きましたよね。個人的にはローテクが好きで、うちのお店のスタッフもみんなそうなんです。クラシックの良さってやっぱり強くて、それを「MFC STORE」でも打ち出しています。基本的に「PUMA SUEDE」をメインに〈プーマ〉のアイテムを展開していますね。スタッフもみんなこのスニーカーを履いています。「PUMA SUEDE」って確固たるスタイルがあって、ほかに代わりのきかないアイテムだと思うんですよ。プロダクトとして素晴らしいし、普遍的な美しさを感じるんです。

ー どうしてそこまで「PUMA SUEDE」にこだわるのでしょうか?

近藤:個人的な話になりますが、ぼくが小・中学生のとき、「『PUMA SUEDE』を履いているヤツはイケてる」っていうムードがあって、本当に地元で目立っている人が履いていたんです。そうゆう原体験もあって、10代の頃からずっと履いてますね。当時の感覚って、大人になっても消えないじゃないですか。アイテム自体にもスタイルがあるから、いまでも変わらず愛され続けていますし。

脱ぎ履きしやすいよう、シューレースは結ばないのが近藤さん流の履き方。

ー 少年時代からいままで、「PUMA SUEDE」を履いている人たちをたくさん見てこられたと思いますが、その人たちに共通点はありますか?

近藤:トレンドに翻弄されていなくて、本当に好きなものを身にまとっている人が多いですね。「PUMA SUEDE」はオーセンティックだし、だからこそ何にでも合わせやすい。その一方では色で遊べたりもする。スタイルを選ばないっていうのは大きな魅力だと思うんですよ。

ー これまで何足くらい履いてきましたか?

近藤:20足は超えてる気がします。ちょっと前まで黒ばかりだったんですけど、今回アイボリーを履かせてもらって、この落ち着いた感じもいいなと思いました。むかしガムソールのシューズが流行った時期があって、その頃をすこし思い出すというか。懐かしさもあり、新鮮さもあって、なんだか不思議な感覚になります。カジュアルすぎないところも好きですね。かといってフォーマルでもないというか。このクレープソールのハズし方は個人的にグッときます。

ー コーディネートはどんなことを意識しましたか?

近藤:「ドボンパンツ」っていう、うちのオリジナルアイテムと合わせました。スニーカーに合うワイドパンツを企画してつくったんですけど、太すぎると裾を引きずってしまう。だから裾のドローコードで絞れるようにしているんです。絞らなくても九分丈に設定しているので、よっぽど腰履きしない限りは引きずらないと思います。うちのお客さんにも好評で、今度〈ディッキーズ〉とのコラボが出るんですけど、今回はそのモデルをミックスしてみました。

ー グリーンとアイボリーの組み合わせは新鮮に感じたのですが、とても相性がいいですね。

近藤:そうですね。シュータンのロゴに、グリーンが使われていますよね。その色を拾っているので綺麗にまとまるというか。グリーン×アイボリーも個人的に気分だったので。

「SUEDE IGNITE RON ENGLISH」

ー 今回は私物の「PUMA SUEDE」も持ってきてもらいましたが、これはどんなアイテムなんですか?

近藤:ぼくが「atmos」に勤めていたときに自分で企画したものです。たしか4年前かな? 「New York Comic Con」というイベントに出店をしようということになり、そこで発売するためのシューズをつくったんです。漫画やアニメ、ゲームの祭典なので、ぼくらは畑違いなんですけど、〈SECRETBASE〉さんやロン・イングリッシュというアーティストさんと一緒にフィギアもつくって売りました。4社が関わるコラボレーションだったので、実現するまではすごく大変だったんですが、その分思い出深いアイテムになりましたね。

ー 遊び心を感じるデザインですね。

近藤:いろいろとやりたいことをやらせてもらいました。〈プーマ〉の担当の方もすごく理解があって、尽力してくれたんです。絶対無理だろうなということも叶えてくれたり。その熱量みたいなものが〈プーマ〉のみなさんは本当にすごいんですよ。ブランド愛を持って仕事をしているというのが、ぼくらにまで伝わってくるというか。そうしたブランドと一緒に仕事をしていると、やっぱり気持ちがいいし、ぼくらも気合が入ります。

ー 最後に、ショップ目線で見る〈プーマ〉の魅力を教えてください。

近藤:ほかのブランドがやらないことを、インターナショナルブランドなのにやっていくという姿勢が好きで。“MADE IN JAPAN”のシューズを企画したりとか、日本発信のモデルもたくさんしていますよね。そうしたユニークな部分をぼくたちも取り上げて、お店で発信していけたらと思ってます。一方ではアスリートをサポートしたり、リアーナのようなアーティストとコレクションを発表していたりもして。その幅がすごく広くておもしろい。これからもプッシュし続けたいブランドです。

INFORMATION

プーマ お客様サービス

電話:0120-125-150
プーマ オフィシャルサイト

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