いい時計ができて自分でもビックリしている(笑)。
そんなことを話しながら、ようやくベルトの色が決定した様子。次はもともと真っ黒にしようと決めていた文字板に合わせるベゼルを選びます。

「クリアが相性良さそう。最初からこれが気になっていて。紫って渋くて落ち着いた色だから、クリアと組み合わせることで全体の印象が爽やかになりますね。うん、いい感じだ」
文字板とベゼルは迷うことなく決定。中村選手の言う通り、渋さを感じさせつつも印象としては爽やかな仕上がりです。つづいて選ぶのはベルトループ。ベルトループは1連と3連を選択できる上に、3連にした場合はそれぞれを異なる配色にするのもOK。「ここも意味を持たせたいですね」と語りながら、中村選手は3連のパーツを手に取ります。



「ここにジャパンカラーを取り入れるのが良さそう。さりげなさもあっていい感じじゃないですか? バックルはクリアのベゼルに合わせてシルバーにするのもいいけど、ブラックで引き締めるのも悪くないですね。よし、ブラックにしよう」
ということで、こちらのパーツもすんなりと決定。地元である京都の色を取り入れながら、そこに日本の代表としての気概も感じさせる中村選手らしい一本が完成しました。自身にとってゆかりのあるカラーリングを選びつつも、全体の配色を見渡すと、どこかやんちゃさも伺えるストリート感のある仕上がりになっています。



「なんかいい時計ができて自分でもビックリしてます(笑)。これなら普段使いもできそうだし、お気に入りの一本になりそうです」