
PROFILE
1977年、東京生まれ。フラワーコラボレーターとして、ショップやイベントの空間装飾を行う。業界歴は14年。2015年からアーティスト活動をスタートした。
Instagram:@daisuke_shim
表面的にではなく、ビートアイスとエーグルの真のストーリーを伝えたい。
ー 今回のインスタレーションのコンセプトを教えてください。
志村:苔を5種類くらい使って〈ビートアイス〉の棚田を再現しています。それと麦とかも使って、秋の収穫祭っていうテーマも設けたりして。
ぼくが普段使っているのは切り花ではあるけれど、そういう意味では命と向き合っているんです。切り花には死しかないから、そこは真剣に考えて、残りの寿命をまっとうできるように。花を最大限、活かしてあげたくて。



ー マネキンが2体あるのにも理由があるんですよね。
志村:そうなんです。山口くんと奥さんのさきちゃんをイメージしていて。最初、マネキンを使わなくてもいいかなと思ったんですけど、〈ビートアイス〉は2人でつくったものだし、やっぱり2人がいないとこの棚田は表現できないなって。それと、〈エーグル〉のアップサイクルジャケットもメンズとウィメンズがあることだし。奥行きとかストーリーを、見た方に感じ取ってもらえたら嬉しいです。
ー 山口さんとは、どのように知り合ったんでしょうか?
志村:共通の友人の紹介です。〈ビートアイス〉のはじめてのイベントのときに、その知人が装飾やってよと。それも前日くらいに(笑)。

志村さんが着るのは、GORE-TEXメンブレン採用のジャケット。「仕事柄タフに使いたいので、このジャケットは気に入ってます」と志村さん。¥51,700
ー 突然ですね(笑)。資材もそう簡単には揃わないですし。
志村:そうなんですよ。でも稲とかは持ってこれるからって。全然足りないけど、う、うんって感じで引き受けて(笑)。あと、この夫婦がとにかく実直なんです。アイスはもちろん美味しいんだけど、全然ビジネスっぽくなく、気持ちがすごく純粋っていうか。だから協力したい思いもあったんですよね。
ー そこから〈エーグル〉とも繋がっていったと。
志村:山口くんが繋げてくれました。もちろん今回もクライアントワークなんだけど、楽しまないといいものって生まれないじゃないですか。〈エーグル〉さんは気持ちいいひとたちばっかりだから、とても楽しめました。半分遊びくらいの感覚で(笑)。このチーム、結構バイブスが合います。

志村大介さんによるスペシャルインスタレーション「AIGLE for BEAT ICE」は、今年12月2日(木)まで展示予定。



“LIVE WITH NATURE AIGLE for BEAT ICE” Special Contents 〈エーグル〉がスペシャルコンテンツをローンチ。棚田を取り巻く状況、アイスクリームの製造販売を通じてその保全に取り組む〈ビートアイス〉の想いを、ウィンターコレクションを使ったモデルルックとともに紹介。同じ内容でまとめられたブックは、一部廃棄された米ぬかでつくられた「ライスインキ」を使うこだわりよう。〈エーグル〉の店頭、及び、オンラインストアで購入した方などに配布される。スペシャルコンテンツはこちらからチェック。
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