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77サーカとワイルドシングスが教えてくれた、ミリタリーウェアを楽しむための、いくつかのアイデア。
77circa × WILD THINGS Luster Print M-48 Test Sample Coat

77サーカとワイルドシングスが教えてくれた、ミリタリーウェアを楽しむための、いくつかのアイデア。

古着の再構築の名手〈77サーカ(77circa)〉と近代ミリタリー・ブームを牽引する〈ワイルドシングス(WILD THINGS)〉が再び邂逅。M-48テストサンプルをベースに、M-65フィッシュテールパーカのディテールを取り入れた「Luster Print M-48 Test Sample Coat」をリリースしました。そのデザインに込めたポイントやこだわりを、〈77サーカ〉のデザイナー森山さんに伺いつつ、古着やミリタリーに造詣が深い栗原さんも招き、玄人目線の感想をいただきました。さらには、このコラボアウターを着こなす男女3名によるスタイルサンプルまで。薀蓄話だけにとどまらない本コラボのファッションとしての魅力を、多角的に迫ります。

77サーカ×ワイルドシングスのコラボアウターを着こなす、ファッション巧者3名のスタイルサンプル。

細部に至るまでこだわりが尽くされたディテールワークの数々に、特徴的なビッグシルエット。この個性的なアウターを、果たして、どのように着こなせばよいのか。そこで今回はファッション感度の高い3名にご登場いただき、セルフコーディネイトをしてもらいました。それぞれアプローチが異なる、三者三様の着こなしをご覧あれ。

Style Sample 01

77circa × WILD THINGS Luster Print M-48 Test Sample Coat Black

モダンな印象になる生地の光沢感。

PROFILE

井田 正明
スタイリスト

「川村都スタイリストスクール」を卒業後、五十嵐孝智氏に師事し、2011年に独立。雑誌や広告、ブランドのカタログを中心に幅広く活躍中。モードとカジュアルを軸にしながら、異なるエッセンスをミックスしたスタイリングを得意とする。

ー 着こなしのポイントを教えてください。

井田:最初はコートにボリュームがあったので、太いパンツを合わせてモダンにコーディネイトをするつもりでした。でも、ウエストのドローコードを絞ってみたら、ドレープした陰影がアクセントになって、それ自体がモードっぽく、モダンに見せられると感じたんですよ。そうすると、最初に考えていた太いパンツだと、コート主体のコーディネイトになっちゃう気がして。だから、自分の日常的な着こなしに合わせたほうがいいと思い、最近の気分である70’sの着こなしに合わせました。計算してコーディネイトをするよりも、いつもの格好に羽織るくらいの方がちょうどいい気がします。

ー トップスには、レザージャケットをレイヤードされていますね。

井田:かなり大きめのシルエットなので、もっとボリューミーなアウターをインナーとして着てもいいのかな、と思いましたが、レザージャケットとブーツカットのパンツを合わせて、シャープな着こなしにしました。ボリューム感のあるアウターをレイヤードするなら、ワイドパンツでもよかったかもしれませんね。

ー 他に着こなしのポイントになっているのは?

井田:袖口を折り返して、袖にもボリュームを出しています。ウエストを絞って出したドレープ感に加えて、フォルムに動きが出ました。自分のアレンジでシルエットを楽しめるのがいいですね。

ー 着心地のほうはいかがですか?

井田:ぼくは軍モノのずっしり着られるコートをいくつも持っていますが、これは軽くていいですね。暖かくて動きやすい格好したいけど、きちんとオシャレしたい時にぴったり。シルエットがいいから、組み合わせを考えなくてもオシャレに見せられます。

ー クラシカルなディテールでありながら、生地感とシルエットによって現代的な印象ですね。

井田:〈77サーカ〉は古着をモチーフに再構築しているけど現代的で、古着好きのぼくもいいなと思うものばかり。現代的すぎると着ないものもあるので、デザインの塩梅がちょうどいいと思います。

INFORMATION

77circa

es-77circa.com

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