CLOSE
FEATURE | TIE UP
ワンアンドオンリーを探る、MY G-SHOCK。Case05 岡本大陸  ダイリク デザイナー
The only one watch in this world

ワンアンドオンリーを探る、MY G-SHOCK。
Case05 岡本大陸 ダイリク デザイナー

自分好みの色でG-SHOCKがつくれる企画「MY G-SHOCK」に注目が集まる。定番の5600型をベースに、文字板、ベゼル、ベルト、ベルトループ、バックルの配色を自分の好きなように決められ、その組み合わせの合計はなんと190万通り以上。 第5回目となる今回、天文学的な数字と向き合うのは、ファッションブランド〈ダイリク〉のデザイナー・岡本大陸さん。自身のコレクション同様、映画作品からインスピレーションを得てつくり上げた一本とは。

  • Photo_Kazunobu Yamada
  • Text_Takako Nagai
  • Edit_Shun Koda

そんな会話を広げているうちに「MY G-SHOCK」が完成!

「インスピレーションソースは映画ですが、組みながら段々とゲーム機みたいなレトロな感じにしたいと思い始めて。ファミコンをイメージしました(笑)。スケルトンの素材だと、同じレトロな雰囲気でもゲームボーイっぽくなりそうだったので、もっと大人の趣味らしいゲーム機に振ろうとマットな素材でまとめました。でも、いま気づきましたが、『冒険者たち』のビジュアルに引っ張られたカラーリングかもしれないですね(笑)」

過去と現在が交差したオリジナリティ。

「スポーティにはせず、アメリカントイのような遊び心があるカジュアルなアクセサリーに仕上がりました。マットなベージュが主役なので合わせやすいのはもちろん、ほんの少しミリタリーテイストでもある。一見、シンプルなようで、内側に密かな可愛げが潜んでいるのが好みです」

サンドベージュをベースに、ベルトループの水色と赤でポップさを加えた一本。

「水色と赤は、どちらも自分が好きな色ですし、この組み合わせは相性いいですよね。水色はよく着る色で、赤は22年秋冬シーズンのキーカラーです」

「赤にハマっているのは、昔のYMOの赤いセットアップがカッコイイと思ったのがきっかけ。最近観た細野晴臣さんのドキュメンタリー映画も良かった。話が逸れるんですが、クレヨンしんちゃんの映画『大人帝国』も好きで、しんちゃんも赤い服を着てますよね(笑)。最近の気分が反映された〈G-SHOCK〉かもしれないですね」

 今回の「MY G-SHOCK」がそうだったように、過去の記憶や今現在の気分など、さまざまなものからアイデアを抽出する大陸さん。“自分用”という当初のお題もクリアし、完成した〈G-SHOCK〉にご満悦の様子。

「今日のカラー選びでは、様々な発想が広がりました。日頃のデザインワークも、頭の中でコラージュをするように出来上がっていきます。使いたい生地や柄を出発点につくる服もあれば、映画の衣装からヒントをもらう服もある。いつもリサーチが長くて、ビジュアル撮影の直前までモノを追加することもあれば、シーンの変更もある。堀りながらどんどん広げて、自分の頭の中にひっかかるものは全て出して、そこから取捨選択する感じです」

「アクセサリーとして時計を楽しむのって俄然アリですね。普段付けているのはシルバーのリングとネックレスくらいで、あまりギラギラ光らせるのが得意ではないので、このマットな質感はハマりそう。つるんとしたアウトドアアウターにも、温かみのあるウールコートにも映えそうです。暖かくなったら、デニムのセットアップにアクセントで付けても可愛いかも。ファッションにプラスワンとしての〈G-SHOCK〉、楽しいです」

INFORMATION

カシオ計算機株式会社

電話:03-5334-4869
g-shock.jp

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事#MY G-SHOCK

もっと見る