CLOSE
FEATURE
アンセルムという本物。
not vintage but genuine clothes

アンセルムという本物。

岡山県倉敷市児島。世界に名を轟かせるデニムの名産地です。この地にしかないクリエイションを求めて、日本はもちろん世界中のブランドからラブコールが届きます。そんななか、ひときわ異質なブランドが2021年春夏にデビューしました。そのブランド、〈アンセルム(ANCELLM)〉は新鋭らしからぬ卓越したテクニックと、ありそうでどこにもない洋服の解釈で、歴戦の目利きたちを驚かせています。「ウィズム(WISM)」のコンセプターである、堀家龍氏もその一人。今回は堀家さんに誘われて、〈アンセルム〉の拠点である岡山県は児島まで足を運んできました。果たしてそこには徹底的にアナログなものづくりの姿があったのでした。

BRAND PROFILE

ANCELLM アンセルム

“視点を変えた経年変化の提案”。着込んで馴染むごとにそれぞれの美しい表情になっていくことを新たなる価値観として提案。素材、加工など経年変化するという視点を持って選んだものを、熟練の職人の手によって形になったプロダクト。

一年中、四六時中、信じられないほどの量の服を見ているバイヤーという職業。ゆえにちょっとやそっとのクリエイションでは心は動かされないと思うのですが、ときにそんな目利きたちを感動させる本物が現れることがあります。

今回紹介する〈アンセルム〉という新鋭ブランドには、得体の知れない魅力が詰まっていたと「ウィズム」のコンセプター兼バイヤーである堀家龍さんは、2021年11月4日のフイナムブログで語っています。

「初めて見たのは古着と新品を混ぜて取り扱うようなお店です。古着かなと思ったダメージの入ったカバーオールが、実は古着ではなく新品で、それが〈アンセルム〉でした。職人的なこだわりと、それをそのまま見せないさりげなさが同居した、なんともいえない服だなという記憶があります」

知り合いを介してデザイナーの山近和也さんに会った堀家さんは、彼が岡山からわざわざ持ってきたサンプルを一目見た瞬間に、取り扱いを決めたそう。

いわく「見つけられたら一瞬で広がるブランドだと思ったので、見つかる前にうちでやっておきたかった」とのこと。

国内外、数々のブランドをフックアップしてきた名バイヤーにここまで言わせる〈アンセルム〉とは一体何なのか? その手がかりをつかむべく、ものづくりの拠点である岡山県倉敷市児島まで、堀家さんとともに向かいました。

手前が〈アンセルム〉のデザイナー、山近さん。今回顔出しはナシで。男気とユーモアが同居したナイスガイ。

INFORMATION

ウィズム 渋谷店

電話:03-6418-5034
公式サイト

アンセルム

公式サイト

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事#ANCELLM

もっと見る