STYLE 2
アジが楽しめるTシャツを
レイカーズカラーで遊ぶ。

〈チャンピオン〉T1011 Tシャツ イエロー ¥6,490(Lサイズ着用)
ー 次はT1011のTシャツを着こなしていただきましたが、こちらのTシャツも素材はもちろん、糸から縫製に至るまでアメリカ製にこだわったMADE IN USAシリーズです。これまた西野さんっぽさが存分に発揮されたスタイリングですね。
自分はTシャツを合わせるときも、マイルールがあって。今回はスラックスを合わせましたが、Tシャツを着るときは、必ずタックインすることが鉄板ですね。もう長らく、そのスタイルで着こなしているんですけど、やっぱりそれもドレスとカジュアルのバランスを取るのがその理由ですね。Tシャツはカジュアルなアイテムなので、タックインすると大人っぽく見えるんですよ。

ー T1011はヘビーなボディやバインダーネックも特徴ですが、発色の良いイエローを選んだ理由もあるんですか? 胸元に施された熊の手形の上に、UCバークレーの愛称「CAL」を乗せたラバープリントもアイキャッチです。
やっぱり一番はカラーリングですね。実は自分は白のTシャツをあまり選ばないんです。なんだか白Tシャツを合わせると、普通過ぎる気がしちゃう……。だからTシャツは色味のあるものか、黒を選びがちですね。今回のT1011もカリフォルニア大学のカレッジモノだと思うんですけど、色味が入るとアメリカ感も出せるので、今回イエローを選んだんですよ。

ー キャップでパープルを選んだのは、Tシャツのイエローと合わせてレイカーズカラーを意識してたからですか?
気づきましたか(笑)。そうなんです。カリフォルニアといえばL.A.。ロサンゼルスといえば、僕たちの世代はやはりレイカーズは外せません。裏テーマとして、そういった部分も意識したところがポイントですね。
ー ちなみに西野さんが最初に購入した〈チャンピオン〉のアイテムは、どういったものだったんですか?
おそらく、霜降りのリバースウィーブ®のスウェットで、カレッジプリントも入ってたような気がします。たぶん中学一年生の頃。自分はファッションに目覚めたのが中学一年生でした。その頃は、地元のショップに通ったり、ファッション誌を読み漁っていましたね。あとは先輩のファッションに影響を受けて、そこから情報を得たり……。当時は今ほどネットも普及してなかったので、知り合いに聞くか自分で調べるか……という選択肢しかなかったんですよ。
ー そうなんですね! でも中学一年生でファッションに目覚めたのは、かなり早かったんじゃないですか?
そうなんですよ。自分でもかなり早い目覚めだったと思います。その当時、地元の淡路島には、セレクトショップと呼ばれるお店が1軒しかなくて。そこがアメカジテイストのショップだったので、自然と〈チャンピオン〉など王道ブランドの存在が身近にあったんです。その当時は、現行で売っているものがほとんどアメリカ製だったので、今思えば、普通にMADE IN USAを肌で感じていましたね。

ー 西野さんにとって、アメリカ製というのはどういった存在ですか?
やっぱり、永遠の憧れですね。今はそうじゃないですけど、昔のアメリカ製のモノは正直、質が良くなかったんです。縫製が甘かったり、サイズも均等じゃなかったり。それがあまりにも顕著で当時、先輩に「これってB品じゃないんですかね」って質問したんです。だけど先輩は「何を言ってるんだ、これがアメリカ製の良さじゃないか! そのアジを楽しむべし!」という薫陶を受けてきたので、そういうアジがカッコイイんだな……と自然に感じるようになったんです(笑)。その刷り込みがあるから、今でもMADE IN USAのタグが付いていたら無条件で、カッコいいものだと思っちゃうんですよね。