CLOSE
FEATURE | TIE UP
3人の識者は、チャンピオンのMADE IN USAをどう着るのか。
BACK TO BASICS vol.5

3人の識者は、チャンピオンのMADE IN USAをどう着るのか。

1919年に創業したアスレチックウェアブランドの〈チャンピオン(Champion)〉。アメリカブランドの代表格で、数々の名作モデルを生み出してきたオリジネーターは、100年以上に渡り愛され続けています。そのなかでも支持を集めるのがMADE IN USAシリーズ。素材から糸、そして縫製とアメリカ製にこだわる同シリーズを、3人の識者が着用。ファッションワイズが、このオーセンティックをどう料理するのか、とくとご覧あれ。

  • Photo_Hiroshi Nakamura
  • Text_Yasuyuki Ushijima
  • Edit_Shun KodaYuka Koga
  • Special Thanks_SANZOU TOKYO、NEAT HOUSE

STYLE 2 スタイリングにおいて
バランスをとってくれる存在。

ー 今と昔で〈チャンピオン〉のアイテムを選ぶポイントは変わりましたか?

大人になってから変わったことは、グレーではなく、黒のスウェットを選ぶようになったことですね。どんなアイテムにも言えることですが、若い頃は“自分が欲しいもの”を購入していましたが、歳を重ねてくると“自分に似合うもの”を買うようになるのは、不思議だなぁと思います。最近は、あまり海外に行けていませんが、アメリカに行ったときには海外の大きなサイズのスウェットフーディを購入したりしていました。

ー 大人になっていくと本当に自分に似合うものがわかってきますよね。確かに若い頃とテイストが変わってきます。さて、次の着こなしでは王道のT1011のTシャツを選ばれましたが、このデザインをチョイスした理由を聞かせてください。

やっぱりL.A.が好きなので直感的に“UCLA”を選びました。定番中の定番ですが、メディアに掲載されている海外の人たちのファッションスナップで、たまたまチャンピオンのTシャツを見かけたんです。シンプルなデニムにビーチサンダルを合わせて、キャップを目深にかぶる。そのラフな感じがすごくカッコよく思えたんです。

ー このスタイリングでは、そういった部分をイメージされたんですね。ラバープリントの鮮やかな色合いと相まって、西海岸の爽やかな空気感を感じました。

そうですね。ベースはアメカジなんだけど、ベタになりすぎないラフさを取り入れたかったんです。このブラックデニムもストーリー的には「彼女がブラックのスキニーデニムを気に入って穿いてるのを見て、自分も買った」みたいな。そんな背景を感じさせるようなラフさを取り入れたかったんです。そこに母校である大学のTシャツを着る的な感じ。もちろん自分は日本の大学ですけど(笑)。そんなストーリーが出てくるような雰囲気を漂わせたかったんです。この大判のストールも、L.A.のモーテルで売っていたストールなんですけど、Tシャツ一枚で寒いなと思ったら、サッと羽織ってもいいし。

ー 海外の人は“地元愛”だったり、“母校愛”が強いですもんね。地元チームを応援するのが、生活の一部のようなイメージがあります。

あの感じ憧れますよね。小学生の頃は、読売ジャイアンツのキャップを被っていましたけど、大人になると、ガチの応援団みたいになって難しいところもあるから(笑)。世代的にそういう部分のアメリカの影響は受けているんですよ。あとは、そのラフさが洋服屋っぽくない感じもいいですよね。セレクトショップはいい意味で“服ヲタク”がたくさんいるから、このコーディネートはNGとか、この組み合わせじゃなきゃいけない……みたいになってくる。でもそうじゃなくて、もっとリアルで気軽なアメカジを体現したかったんですよね。〈チャンピオン〉はそのなかに自然と入ってくるから、自分にとっては丁度よくバランスをとってくれる存在です。

INFORMATION

ヘインズブランズ ジャパン(株)

TEL:0120-456-042
チャンピオン公式オンラインストア
Twitter:@champion__japan
Instagram:@champion_japan
Facebook:@ChampionJapan

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事#champion

もっと見る