サスティナブルかどうかじゃなく、まずはカッコいいかどうか。

ー ファッションでは、どんな人を参考にしていますか?
seidai:海外の人のInstagramをチェックしてます。そこでいいなと思ったものを自分のスタイルに取り入れてみて、あれはダメで、これは合うかも、みたいなことを繰り返して最近やっと、自分の好きなものが確立してきたような気がします。
ー そんなseidaiさんにとって、〈アディダス〉はどんなブランドでしょうか?
seidai:スポーツの印象もありますし、ファッションのイメージも大きいです。機能とデザインをバランスよく兼ね備えているなって思います。普段から「スーパースター(SUPERSTAR)」をよく履いてますし、〈アディダス〉はお世辞抜きで大好きなので、今回の取材は、いろんな縁で引き寄せられた感じがします(笑)。


ー 今日のスタイリングのポイントを教えてください。
seidai:「スーパースター」はシンプルなデザインだからどんな着こなしにもハマるけど、最近はバギーパンツが気分なので、今回はそれをメインにコーディネートを組みました。
ー ジャージのトップスもお似合いです。
seidai:これも「パーレイ」コレクションのものです。実はブラックのジャージも持っているんですけど、このスカイブルーの発色も春っぽくて気に入りました。同色のパンツも買って、セットアップで街を歩きたいですね。いつかぼくのSNSにアップしますので、待っていてください。


ー 今日は、〈アディダス オリジナルス〉と海洋保護団体「パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ」による、環境に配慮したスニーカーを履いていただきました。
seidai:まず、驚くほど軽い。それにインソールがコルクだから、歩くたびに衝撃を吸収してくれるというか。サスティナブルの背景も大事だと思うんですけど、シンプルに、クラシックなデザインが好きです。ぼくにとって〈アディダス〉といえば「スーパースター」だし、昔から馴染みがあるから安心感もあります。
ー サスティナブルというキーワードは、seidaiさんの周りにいるZ世代の若者たちの間でも定着しているんでしょうか?
seidai:もちろん見聞きはしますけど、言葉の本当の意味だったり、その背景とかは知らない人が多いかもしれないですね。
ー 今回のスニーカーに関して言うと、海岸や海沿いで回収されたプラスチックゴミをアップサイクルしてつくられた素材が一部使われているんです。このシューズを選ぶ人が増えれば増えるほど、環境保全につながると。
seidai:素晴らしい取り組みですよね。ただ、環境に優しいだけだと、やっぱり違うと思うんです。あくまで「カッコいい」が先に来ないと手に取らない。そうした意味では、今回のスニーカーはそのどちらもが一足に込められているから魅力的です。
それに、スニーカーの王道である「スーパースター」にリサイクル素材を使うということは、これからのスニーカーシーンを進化させていくためにも、すごく意義のあることだと思うんです。

ー 普段は地球環境のことを考えた取り組みはしていますか?
seidai:ペットボトルはあまり買わないようにはしていますね。あとはなんだろう… 古着を着るとか?
ー たしかにそれもひとつのアクションです。
seidai:正直、古着を買う時に環境のことは考えてません。この「スーパースター」と同じで、単純にカッコいいと思ったから買う。知らないうちにサスティナブルな取り組みをしていたくらいがちょうどいいなと、個人的には思ったりします。

