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進化と深化。ユニクロの定番品のすごみとは。
Evolution and Deepening

進化と深化。ユニクロの定番品のすごみとは。

Tシャツ、ポロシャツ、チノショーツ、デニム。〈ユニクロ〉の定番品たるこれらのアイテムは、実は毎年と言っていいくらい、細かなところを含めてアップデートし続けている。その変化を知る人は多くはないだろうし、気の向くままでもファッションは楽しい。でも、服の裏側を知ることはファッションをより楽しむための補助線になり得る。なぜこの新しい定番品がいいのか、そしていいと感じるのか、その秘密に迫る。

  • Photo_Keisuke Kitamura
  • Styling_Masaaki Ida
  • Hair&Make_Emori Miho(KiKi inc.)
  • Model_Takumi Nishimura
  • Text&Edit_Shinri Kobayashi
  • Edit_Ryo Komuta

令和4年のワイドなデニム。

〈ユニクロ〉ワイドフィットジーンズ ¥3,990、手に持ったシャツ ¥2,990、Tシャツ ¥1,500、ベルト ¥990(すべてユニクロ)、その他(スタイリスト私物)

Standard item 04
ユニクロ ワイドフィットジーンズ

ワイドシルエット旋風は、まだおさまることを知らない。そしてここ最近は、どうやらデニム旋風が吹き始めているらしい。ただし、モダンなデニムでなくてはいけないけれど。

このデニムはちょっとした一工夫が施されている。例えば、この生地のウェイトは10.5オンスという絶妙な軽さ。厚すぎず薄すぎず、軽やかで春夏にちょうどいい。人によっては、真冬以外なら使えるはずだから、長い間活躍してくれる。

シルエットは、ワイドながらもテーパードが効いていて、すっきりと見える。さらに、股上は程よく深めに設定することで、きれいなシルエットが出るように調整してある。前後にゆとりもあるので、誰にとっても履きやすいシルエットと言えるだろう。

ワイドシルエットに合わせて、バックポケットを大きめな作りにしてある。これは盲点だったけど、後ろ姿に影響するから、パンツとポケットの大きさのバランスは確かに重要だ。パンツ脇のダブルステッチは、ワークパンツなどに見られるグレーステッチで仕上げているのも、男心をくすぐる。

使い勝手のいい濃紺タイプやいい感じに色落ちしたタイプも展開しているので、こちらでチェックを。

いくらデニムが復権し始めても、タンスの肥やしになっていた古いデニムを引っ張ってきても、やはり野暮ったくなってしまう。ファッションはちゃんとアップデートされている。令和には令和のデニムをぜひ楽しんでほしい。

INFORMATION

ユニクロ

公式サイト

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