自分だけの、クルマと音楽の関係。
そんな話をしながらクルマに乗り込み、いざ出発。向かうのはカクバリズムの20周年キックオフの第1弾として、4月9日に「カクバリズム20周年記念SPECIAL VOL.01」を開催した、日比谷野外音楽堂です。
「すごい! アクセルを踏むと、シートベルトが(少し締め付けるように)ホールドしてくれるんですね。(アクセルペダルを離すとブレーキを踏む前に一旦自動で減速するので)アクセルワークにちょっと慣れが必要ですけど、この乗り味は面白いですよ。インテリアも〈BMW〉らしい高級感があっていいですね」
初の「BMW i4」の運転もすぐにコツを掴んだようで、混雑する六本木通りを順調に流れに乗って走ります。
「音楽でも流しますか? どうやってやるのかな…? (モニターを触りながら)大きくて操作しやすいですね。これでアプリと接続できたみたいです。(音楽が流れて)音もいいですね~。スピーカーもいいやつなんでしょうね」


アルカンタラの採用によって、グリップ性に優れたM専用のセレクター・レバー。「横のボタンを押して操作する感じや、レバーの横のセルスターターが独特ですね(角張)」。インテリアはホールド力の優れたスポーティシートや一体型のカーブド・ディスプレイなど、随所に〈BMW〉らしいクオリティの高さが窺えます。
車内に音楽が流れたところで、気になる角張さんと音楽とクルマについての質問を。生業にするほど音楽が好きで、レーベルオーナーの道を選択した角張さんは、日常の中でクルマと音楽をどんな関係で、どのように楽しんでいるのだろうか?
「所属バンドの新曲のデモ音源が送られてきて、大体子供が寝てから会社に戻って(夜中の)1、2時くらいまで働き、帰りのクルマでその音源を聴いたりすると、なんかグッとくるんですよね。ぼくはけっこう、(音楽を)クルマでの聴こえ方で判断するんですよ。事務所で音楽を聴いたりもしますが、ひとりでじっくりと音楽を聴けるのって、クルマの中が1番な気がしますね」
事務所では打ち合わせやレコーディングだけでなくデスクワークなどがあり、自宅では育児と多忙な日々。事務所から自宅へ帰る深夜のクルマの中が、角張さんにとって唯一ひとりでゆっくりできる時間であり、音楽と向き合える貴重な瞬間です。