自分がいいと思うものを選ぶのがデンマーク流。


夜は冷えるし、どんなお店でも入れるように長袖のシャツは必須。上にジャケットを羽織るなど、少しフォーマルなシーンも想定されるときは、レザーバンドの時計がいい。
〈スカーゲン〉腕時計 ¥29,700(フォッシルジャパン)、〈ヘリル〉シャツ ¥36,300、〈ジョン スメドレー〉中に着たニットポロ ¥29,800(リーミルズ エージェンシー)、〈ニート〉パンツ ¥41,800(すべてにしのや)、〈パラブーツ〉シューズ ¥71,500(パラブーツ 青山店)、その他スタイリスト私物
ホテル滞在時に迷うのが、夕食をホテル内のレストランにするか、外食にするのかということ。正解なんてないのだけれど、これもまたひとつ嬉しい悩みではある。
そういえば、腕時計を資産として買う人もいれば、ステータスとして買う人だっている。どちらも間違ってはいないけれど、デンマークにはあまり、そうした価値観はないと聞いたことがある。アートも同じで、「のちのち高くなりそうだから」なんて買い方はしない。自分のライフスタイルに合うか、カッコいいと思うかどうか。そんなシンプルな思考でものを選ぶ。自分がいいと思えば、それが正解なんだと思う。


〈スカーゲン〉腕時計 ¥29,700(フォッシルジャパン)、〈ニューレーベル〉ジャケット ¥41,800(スタジオ ファブワーク)、〈ワンダーランド〉Tシャツ ¥13,200(ノット ワンダー ストア)、〈サバイ〉ショーツ ¥26,400、〈ヨーク〉スニーカー ¥27,500(すべてヘムト PR)、その他スタイリスト私物
「ディーディーディーホテル」に泊まった朝は、2階にある「アブノ」で7時から10時までの間にモーニングを楽しめる。クロワッサンにサラダ、ヨーグルトとどれも美味しいけれど、このお店の中心にあるのがコーヒー。それは“Look at coffee in a different light(別の角度からコーヒーを見る)”というコンセプトを掲げるほど。
提供されたスペシャルティコーヒーに使われている豆は、デンマーク・コペンハーゲンのロースタリー「コーヒーコレクティブ(The Coffee Collective)」のもの。「定期的に新鮮な豆が本国からやってくる」と、デンマーク人のバリスタであるピーター・ブルさんが教えてくれた。

ちなみにこの時計のシリーズは「グレーネン(GRENEN)」と言うのだけど、東西に長いデンマークの最北端にある岬の名前だ。北海とバルト海が出会う場所で、その美しさから、多くの画家が集まってくる。そこにインスピレーションを得てデザインされたモデルだから、どこから切り取っても絵になるんだな。
そして、グレーネン岬がある町の名が、ブランド名である〈スカーゲン〉。現地の発音は「スケーエン」であることも覚えておいて。


〈スカーゲン〉腕時計 ¥29,700(フォッシルジャパン)、〈ニューレーベル〉ジャケット ¥41,800(スタジオ ファブワーク)、〈ワンダーランド〉Tシャツ ¥13,200(ノット ワンダー ストア)、〈サバイ〉ショーツ ¥26,400、〈ヨーク〉スニーカー ¥27,500(すべてヘムト PR)、〈モクティ × テンベア〉トートバッグ ¥30,800(ユナイトナイン)、その他スタイリスト私物
コーヒーを飲んだのに、結局テイクアウトもさせてもらった。デンマークのコーヒー消費量は世界トップクラスで、ひとりあたり1日4〜5杯は飲む。つまり、これがデンマーク流のコーヒーの楽しみ方になるらしい。1日中コーヒーが傍にあるということ。ヒュッゲなときも、そうじゃないときも。〈スカーゲン〉の腕時計みたいに。

〈スカーゲン〉GRENEN ULTRA SLIM 各¥29,700(フォッシルジャパン)ロングセラーモデルをアップデートした「GRENEN ULTRA SLIM」は、4.85ミリの薄型ケースが魅力。素材はケースにリサイクルのステンレススティール、風防には強度のあるサファイアクリスタルガラスを採用することで、薄くても丈夫で、そして環境にも配慮した。バリエーションは、37ミリ(写真右)が4色と、42ミリ(写真左)が2色の計6種類。レザーバンドは、レザーワーキンググループに認定された環境汚染に配慮したレザーを採用している。
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