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Shopping Addict 2022 July〜編集部員のお気に入り〜 後編

Shopping Addict 2022 July
〜編集部員のお気に入り〜 後編

うだるような暑さが続く今年の夏。こんな時こそ、気分転換がてらショッピングに出かけましょう。その手引きに、7月後半戦の「Shopping Addict」をご覧あれ!

黄田駿
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
古賀結花
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01 32
黄田駿

MMM

上白石萌歌さんとあーしたいこーしたいを重ねてつくったムック本『MEET MET MET』がようやく発売されました。いろいろとあったこの半年間。全身全霊ってことを実感しました。どれもいいけど、長濱ねるさんとのデート企画がかわいいんだよな〜これが。WEB限定で発売してますので、ぜひともよろしくお願いします。

FAF (FAKE ASS FLOWERS)

フェイク アス フラワーズのブリーチデニムワークパンツ

ブツ欲を刺激するニューロン。

多方面から耳にするクリエイティブコレクティブ“YOUTHQUAKE”。そのメンバーでもあるKazuhoさんとTsukasaさんがディレクションするブランド〈FAF〉は、理屈っぽさを感じなくて、無条件に心が沸き立つアイテムばかり。だから、どれもこれも食指が伸びてしまいます。セオリーから離れているというか、アレンジ具合が絶妙なんです。このブリーチひとつ取ってもそう。ヴィンテージによくあるヒゲやハチノスとも違うし、ペイントともまた違ったランダムな表現。どこか脳内に張り巡らされたニューロンを感じさせます。しかもこれ京都の染物職人が手がけた糊割デニム。伝統的な技法をさらっと取り入れる感じもクールだし、大げさすぎないデザインが非常にいい。ニューロンが運んできたシナプスは、ブツ欲を刺激します。
¥35,200

FAF
WEBサイト
Instagram:@fakeasflowers

G.H.BASS

ジーエイチバスのラバーソールローファー

ハイになるローファー。

仕事終わりの一杯を片手に歩く3駅分。軽い運動にちょうどいいんですが、気分がノッているときに限ってローファーを履いていたりします。帰宅したときの達成感と一緒にじわりじわりとやってくるのが疲労感。レザーソールはちとキツい。だけど、夏はローファーが履きたい。ゆえにこの一足です。ラバーソースのおかげで歩きやすさも格段に向上していますが、それだけじゃない。しっかりとボリューム感があって、太いパンツともすんなり馴染んでくれるんです。シンプルな分、遊びも効かせられて、身長もちょい増し。夜の散歩もショップクルーズもこれ一足。それでいて、このプライス。アガらない理由なんてひとつもない。
¥29,700

ジーエイチバス
WEBサイト

BONEE

ボーニーのスパークルネックレス

バイプレイヤーを一から学ぶ。

主役不在の夏ファッション。白T、デニム、サンダルと味付けし放題なはずが、ストレスフリーにかまけてマンネリ街道まっしぐら。昨日も今日も去年も同じような服装です。でも、少しくらいスパイスを加えたい。とはいえ、とびきり刺激の強いやつじゃなくて、二辛くらいで。そういうときのベストが、〈ボーニー〉のネックレスです。ブリンブリンなシルバーアクセには抵抗感がありますが、こちらはなんとも上品。資格不問で、似合ってくれます。首筋にひと筋差す輝きのさり気なさ。寡黙なのに存在感も十分にあるんです。ココイチって時に役立つバイプレイヤーはおそらくこういうもの。

ボーニー
WEBサイト
Instagram:@bonee.official

I:iro tokyo

アイイロトウキョウのサングラス

色眼鏡抜きの色眼鏡。

この夏スタートしたばかりのサングラスブランド〈アイイロトウキョウ〉。ラインナップはこのフレーム2型と、イエローとグレー2色のレンズのみというバチバチの少数精鋭。選択肢こそ少ないですが、絞っているから、それぞれにかける熱量がすさまじいんです。左はフレンチヴィンテージをモチーフにしていて、もう一方はボストンとウェリントンを掛け合わせたボスリントンのシェイプ。どちらもサングラスのため、全体を大きめに仕上げていて、顔なじみも抜群。レンズはオリジナルでつくったフラットレンズ。(レンズをつくるって、かなり大変らしい)。クラシックなものに目がない自分としては、そういうディテールに心ひかれます。「サクッと作ったんじゃないの?」みたいな新鋭ブランドによくある色眼鏡はケースにしまっておいて、この夏はこちらを掛けてみてください。いいんですわ、これが。
各¥33,000

アイイロトウキョウ
Instagram:@i_iro_tokyo

須藤結理

あとジブリも観なきゃ。

府中に焚き火をしに行きました。たのしげな絵日記が書けそうな話ですが、事実そうで、ともだちの田舎で取れたというトウモロコシを焼いて食べたり、やや貧相なソーセージとマシュマロを炙ったり、最後はコンビニ前の駐車場でパピコフィニッシュ。夏はベタがいちばん。

HOMELESS TAILOR

ホームレステーラーのホームレスシック by ノウハウ

いちど着たら、パジャマシック。

編集部員のなかでいちばんパジャマの紹介率が高い気がするのですが、実はそんなに持ってません。詐欺だと言われるとそれまでなのですが、憧れを抱きつづけていると言い換えればおしゃれな感じ。そしてまたまた紹介したいパジャマを見つけたのでキーボードを叩きます。先に言っておくと、こちらもサクッと買える身分ではないので今回も憧れ目線です、悪しからず。パジャマの〈ノウハウ〉の最高級ライン「ホームシック」と〈ホームレステーラー〉の共作で、“着た方が気持ちいい” というリリースからして、その着心地は想像できるでしょう。ため息せずにはいられない柔らかさで、それもそのはずシルク100%を使っています。デザインはベーシックでだらしなさすぎず、でもゆとりがある。目に鮮やかなオレンジも心地いい。と、十分すぎるスペックなので、この価格も納得できます。あとは自分の通帳とにらめっこして決めるとしましょう。
上:¥79,200/下:¥88,000
※参考上代

OVERRIVER
info@overriver.com

Caledoor

カレドアーの4wayランブリングバッグ

相棒候補。

“歩くこと(ランブリング)を楽しむための道具” という謳い文句にそそられてブランドを知りました。アウトドアウェア並みの本腰の機能性というよりは、”歩く” という行為における必要な機能性を十分に備えているんです。それも、2,3時間のショートランブリングと、1日がかりのロングランブリングの2種類でつくりわけている。渋い。アパレルの展開が多いなかで気になったのが、バックルを付け替えれば4wayで使用できるというこちらのバッグ。コンパクトな見た目からは想像がつかないほどモノが入ります。前後左右にポケットが配備されているので、ペットボトル、財布、スマホ、折りたたみ傘、鍵なども大きさに合わせて収納が可能。素材は、強度と軽さを両立している、塩縮加工を施したシワナイロンを採用しています。デザインも普通なようでちょっと気が利いてる。もはやこの道具を使うために歩きたくなるほどです。
¥34,100

BRITISH MADE 銀座店
03-6263-9955
www.british-made.jp

FOLL

フォルのウォッシュド ニュアンス ストライプシャツ

非効率の正義。

効率的というのはときどき仇になるのだとハッとしたのは、〈フォル〉の服を見てから。そしてそのブレーンである平沢さんは、服づくりのためなら、非効率も手間も暇も惜しまないデザイナーです。新作のシャツは、一見ふつうだけれど、見れば見るほどその面白さに気づくはず。柄は、着用しているひとだけが気づくほどのきめ細やかなマイクロストライプで、私的に嗜めるのがグッときます。襟にはワイヤーを入れ込んでいて、ジャケットやコートなど着方にあわせて表情を変えられるのもいい。さらにケンボロの向きを通常の逆側につけることで、袖の捲り加減によって違った印象になります。そして驚くべきが、これだけこだわっているにも関わらず、このお値段。生地の選定、パターンの引き方、こまかな仕末など、服づくりの当たり前の行程のすべてに一切の妥協をせず、非効率なまでに平沢さんが思う最高を目指す。着用者の好みやクセに寄り添うこのシャツは、そんな彼の手から生まれたのでした。
¥18,700

UNFOLLOW TOKYO
03-3486-0906
Instagram:@unfollow.jp

OBSCURE SOCKS

オブスキュアソックスのマグノリア

見られたいソックス。

毎年、夏になると、自分の靴下の貧相さに唖然とします。サンダルやショーツを合わせるから見える面積も増えてきて、あらわになるかかとのスレや親指の穴、白じゃない白ソックス…いちフイナム編集部員として情けがありません。今夏、救いを求めたのは、〈フジト〉のデザイナー藤戸さんによる靴下ブランド「オブスキュアソックス」。アイテム名にもなっている「マグノリア」は、紡績工場で発生したヴァージンコットンの落ちたワタを使用したリサイクルコットン糸を指します。やや厚みがあり、ざっくりとした手編みのような風合いが特徴。靴下と言えば、ゴムがきつくて跡ができたり、逆にゆるくて落ちてくるというストレスがつきものですが、無問題。適度に、まさに”オブスキュア(あいまい)” にくしゅっとできるんです。これひとつ持っていれば自信を持ってショーツを履けそうだし、なんならそれどこの?と言われるかも…いい夏にするには、いいソックスが必要みたいです。
¥1,980

Directors
092-733-3997
info@wstra.com
gofujito.com
shop.gofujito.com
Instagram : @fujito_fukuoka

竹田崇真

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

最近色々アニメを観ていて、はまったのがこれ。評判の高さは耳に入っていたのですが、やっぱり間違いなかったです。普段作品を観て泣くことはあまりないんですが、第10話はやばかったです。未見の方はぜひに。

FUSE CLIMBERS CLIMAX

フューズ クライマーズクライマックスのカットソー

これで軽登山に。

インドア派は卒業して、最近は週一でフットサルをするようになりました。ずっとサッカーをやっていたので体力には自信がある方だったけど、急に体を動かすとてんでダメ。もう情けなくなるほどです。とはいえ、久々にスポーツをしたら体を動かす楽しさを改めて実感しました。そこで次なる目標は登山。まったくの初心者でどんな服が必要なのかわからなかったのですが、登山好きに聞いたところ、トップスはメリノウールを使ったものを、とおすすめされました。ということで、モデルの水上剣星さんが手がける〈フューズ クライマーズ クライマックス〉のものが気になっています。レイヤードデザイン、袖にはフィンガーホールと単純に見た目が好き。アウトドア用として服を買うのもいいんですが、やっぱり街でもたいなと。この一着を携えて、まずは軽登山にでも行ってきます。
¥17,600

フューズ
store.mens-bigi.co.jp/fuse

mocT

モクティのニット帽

夏にもニット帽。

年柄年中帽子を被っている自分としては、それなりに帽子へのこだわりがあります。例えば、普段ニット帽は生地が厚めなロールキャップ型を選んでいるんですが、夏はそれだと少し暑く。この時期なら、〈モクティ〉のこいつが良さそうです。そもそも「夏にニット帽?」と思う方もいるかもしれませんが、これは薄手のコットンを使用しているから、被り心地はライトで、季節に関係なく被れます。それに、蛍光糸を混ぜることで、ところどころにネオンイエローが見えるんですが、このさりげなさが素敵です。写真の通りにそのまま被っても、もう一回折って浅めにしてもいいかも。
¥6,050

モクティ
www.moct-gr7.com

KEEN

キーンのシューズ

フェスのお供。

先月、編集部の先輩に同行させてもらって、「THE CAMP BOOK」に行ってきました。これまで野外フェスに行ったことはなかったんですが、みんなが好きな理由、分かりました。真剣に音楽を聞くもよし、贅沢に生音をBGMにリラックスするもよし、焚き火やキャンプを楽しむもよし。野外フェスって、楽しみ方を自由にカスタマイズできるのが醍醐味なのかなと。あと行ってわかったことがもう一つ。そんな野外フェスを存分に楽しむには、ギアの準備はマストなんですね。玄人からすれば当たり前のことだと思うんですが…。特に足元は重要だと思って、ぼくが頼ったのが〈キーン〉の「ターギー III ミッド」。防水、抜群のグリップ力、アウトドアに映えるカラーリング、どこをとってもフェスにおあつらえ向きの一足。ということで、今年はフェス三昧です。
¥20,350

キーン・ジャパン
www.keenfootwear.com

Harvest:John Muir Trail

山下直輝の写真集

アメリカへの憧憬。

ある取材のとき、アメリカに詳しいライターさんから聞いたジョン・ミューア・トレイルの話。カリフォルニア州シェラネヴァダ山脈に340km渡って伸びるハイカーの聖地で、長いひとだと何ヶ月にもわたってそのコースを歩き続けるそう。そんなビートニク的なグルーブが堪らないなと、ハイキング初心者にも関わらず、いつか行ってみたいスポットの一つになりました。そんなジョン・ミューア・トレイルでの滞在中に出会った人や風景を納めたのが、山下直輝さんの写真集『Harvest:John Muir Trail』。実は山下さん、昨年3月に発売された『フイナム・アンプラグド』のキャンピングカー特集を撮影してもらった方。ニューカラーのような写真の色味が素敵で、特に今作を見ていると、やっぱりアメリカの景色との相性が抜群だなと。いつか見てみたい景色を、まずはこの写真集で予習しておきます。
¥6,000

Naoki Yamashita
underthemountain94.stores.jp

柴山英樹

ズル剥けです。

6月から7月にかけて、3本のトレイルランのレースに出ました。24kmのショートから始まり、38kmを経て、65kmを完走。もちろん、しんどいはしんどいのですが、とある登山好きのプレスがおっしゃっていた「普段の自分は好きじゃないけど、ボロボロになっても歩き続けている時の自分は好きになれる」という言葉の意味を実感できたような気がします。

adidas originals BW ARMY for TOMORROWLAND

アディダス オリジナルス × トゥモローランドのジャーマントレーナー

意外なアディダス。

学生時代から新作スニーカーの情報は隈なくチェックしているつもりだったのですが、2017年に復刻された〈アディダス オリジナルス〉のジャーマントレーナーはノーマークでした。ドイツ軍のインドア用トレーニングシューズからインスピレーションを受けた「BW ARMY」、このスポーツブランドらしからぬ一足を、「トゥモローランド」が今夏別注。レザーアッパーにスエードのトゥガード、ガムソールを組み合わせたクラシックなデザインは、すべて同系色で仕上げることで一層の洗練された佇まいを表現。シュータンとヒールカウンターにはさりげなくトレフォイルがあしらわれるなど、控えめな主張もいい塩梅です。聞くところによれば、旧西ドイツ軍のトレーニングシューズを〈アディダス〉のファクトリーが生産していた時代もあったんだとか。ぼくら世代には新鮮に、当時を知る大人たちにとっては懐かしい一足なのかもしれません。
¥14,300

トゥモローランド
store.tomorrowland.co.jp/

REIGNING CHAMP

レイニングチャンプのセットアップ

秋になればコレで。

いちファンランナーとして、いわゆるガチなパフォーマンスウェアよりも、適度にユルく街ぽさもあるスタイルで走りたいところなのですが、探してみるとこれがなかなか見当たりません。グラフィックが好みでもシルエットがタイト過ぎたり、色味が良くてもロゴの主張が激しかったり…。そんななか見つけたのが、〈レイニングチャンプ〉のセットアップ。適度にゆとりのあるリラックスシルエットに仕上げられ、ブラックボディに施されたリフレクターラインはストリート然とした印象を醸し出します。肝心の機能も充実していて、メインファブリックには優れた通気性と吸湿性を誇る超軽量のパフォーマンスメッシュ素材を採用。おまけにストレッチも効いた、全方位抜かりなしな仕上がりに。アスレチックウェアブランドという立ち位置がゆえ、どのスポーツブランドのシューズを履いてもいい、という点も嬉しいポイントです。
ジャケット ¥33,000、パンツ ¥27,500

レイニングチャンプ ジャパン
reigningchamp.jp

is-ness

イズネスのカットソー

信頼できるボーダーT。

カットソー選びで最も重要視しているのがボディの厚み。首元のヨレが嫌なので、基本的にはタフなヘビーウェイトTを購入し、それを着回すようにしています。無地とグラフィックモノは散々集めてきたので、今夏は〈イズネス〉のボーダーTをセレクトしました。肉厚なコットン天竺が採用されたボディは、ラフな着用&幾度の洗濯にも耐えうるタフさを実現。裾に備えられたスピンドルは、自在なシルエット調整を提供してくれます。モックネックなので、カジュアルに終始しない品を感じられるのも好印象。ベーシックななかにヒネリを効かせた、〈イズネス〉らしい一品です。
各¥16,500

alpha PR
03-5413-3546

SPALDING x STICKER

スポルディング × ステッカーのソックス

ズレないソックス。

〈スポルディング〉といえばバスケですが、優れた技術力のもと生み出されるアイテムの数々は、ほかのスポーツでも機能を発揮してくれます。例えば、こちらのソックス。〈ステッカー〉と協業開発した一品で、ソールからアッパー部分にかけて伸縮性の高いナイロン糸を採用。足への密着度を高めることでシューズとソックス、さらにはソックスと足のズレを防止してくれるという優れモノなのです。先月参加したトレイルランのレースでもラスト8km用の替えのソックスとして履いてみたのですが、急傾斜の下りでもズレが気にならず、安定して走れた印象。クッション性もあるので、疲弊し切った足底も優しくサポートしてくれます。締め付けが強い分、ロングレースには向かないと思いますが、日々のライトなジョギングにはオススメです。
各¥2,490

スポルディング・ジャパン
www.spalding.co.jp

古賀結花

釣り留学。

に、行くという話を知り合いに告げられて以来、彼女のことが一気に好きになってしまいました。ここ2年でフライフィッシングにハマり、東京から北海道へ移住、そして今度は聖地と呼ばれる川があるらしいカナダへ…。たった4つしか違わないのに、まばゆいばかりです。彼女に影響されて、最近は釣具店の前をウロウロ。そういうこっちゃないというのは分かってるんですが。

koti BEAUTY&YOUTH

コティ ビューティー&ユースのメリノウールシャツ

澄ました顔して。

酷暑と湿気の日々をやり過ごすには、きっとメリノウールがぴったりなんでしょう。とは思いつつ、なかなか手が出ないメリノウール。水分の吸収と通気性の高さから汗による蒸れを防ぎ、防臭効果も期待できる非常に優れた素材で、登山者にとっては一般常識です。昔は身幅のピタッとした、いかにもインナーチックなシャツしか選択肢がありませんでしたが、最近はゆったりした普段使いもできるシルエットのものも徐々に増えてきています。でも基本的にはアウトドアテイスト。その点、コレはすごいです。美人すぎる。ドレープ感に折り目正しい柄に、これを羽織ってキャンプに現れたらなかなかの洒落者なんじゃないでしょうか。涼しい顔で、そして実際に涼しく、残暑を乗り切りたいものです。来月、YouTubeでも紹介するのでそちらもぜひ。
¥18,000

H BEAUTY&YOUTH
03-6438-5230
store.united-arrows.co.jp/brand/by/data/special/koti_beautyandyouth/

FREAK’S STORE

フリークス ストアの“フリークス電気”Tシャツ

電力ポップコーン化。

多様化・個性派なこの時代、選択を迫られるシーンが増えました。多くを網羅しようと動画を早送りで見るひとも出てくるような事態。うっかりしていると宣伝の波に流されてしまうので、身の回りのことはきちんと選び取りたいと思う今日この頃です。たとえば毎日使っている電気のこととか。「フリークス ストア」が電力協業に乗り出したのはご存知でしょうか? 「フリークス電気」と契約すると、毎月の電気料金から100円、長野のNPO法人に送られる仕組みになっています。寄付先の彼らが何をやっているか?というと、ポップコーンの種づくり。耕作放棄地が減っておいしく食べられるものが増えて、というのが想像しやすいのがいいですね。これはそのNPO法人に所属する学生ボランティアのメンバーのための制服。ポップコーンとともに、長野のお土産として売られてたらなーと思いつつ、これはまだ非売品みたいです。スイマセン。
非売品

フリークス電気
freaksstore.com/news/denki

Spring Court

スプリングコートのスニーカー

スプリングコートランド紀行。

“架空の〇〇”をコンセプトにつくられたアイテムが好きです。架空のフェスTとか架空の中華屋のれんげとか。そもそもスーベニアの類は昔から好きなのですが、“架空の〇〇”はつくり手の個人的な妄想力が垣間見えるところに惹かれます。〈スプリングコート〉の限定コレクションには、架空の島が描かれています。楽園の島“スプリングコートランド”は、燦々と輝く太陽が背後から昇っています。これはきっと熱帯地域。極彩色の鳥や蝶が舞い、島民は素直で朗らかな性格をしていそうです。名前のない果物なんかがありそう。そんな雰囲気を想像していくと島は意外に観光地化されていて、港の近くの飲食店ではしっかり空調が効いていたり、観光センターにタッチパネルがあったりしてちょっとがっかり。その観光センターの隅のお土産コーナーにあるのがこのスニーカー。シンプルだけど履きやすくて、旅のお供から普段履きに昇格したりするんです。商品ポップには“あのジョン・レノンも愛した!”。あ、これは本当です。
¥20,900

Spring Court
03–6868–5224
springcourt.co.jp/

HANGO SPEAKER

ハンゴウスピーカーのハンゴウ

愛すべきガラクタ。

飯盒なんて古めかしいものがまだ生きてるのか? と首をかしげる方もいらっしゃるかと思いますが、キャンプシーンでは結構普通に使われていたりします。米を炊くだけというシンプルな機能のみというところがかわいいな、とひとつ手元に持っていますが、こちらの飯盒、炊飯が本業ではありません。シンセサイザー奏者であり音楽プロデューサーでもあるパードン木村氏の手によるアイデア商品は、飯盒の空洞を生かしてつくったスピーカー。旅をしながら各地で弾き語るシンガーソングライター・keisonのために製作されたのがはじまりです。演奏しながらクロアチアを100キロ歩いてついてきてくれるタフなやつ。飯盒自体、アウトドアでの使用を目的としていますから、つくりが丈夫なんです。いい着眼点。クリクリとした目のようなデザインもまたよし。個人的な難点としては、家にポンと置いてあったら、誤ってキャンプに持っていってしまいそうなところでしょうか。そのときはハッピーな音楽でもかけて踊りましょう。
¥36,000

REIZOKO SPEAKER
Instagram : @reizoko_speaker

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