FEATURE
性別や世代を超えて。 TANAKAが見据える 100年後の世界とは。
Between NewYork and Tokyo

性別や世代を超えて。 TANAKAが見据える 100年後の世界とは。

「NEW CLASSIC」「NEW STANDARD」「NEW ESSENTIAL」を標榜する、ファッションブランドの〈TANAKA〉。その言葉から連想される、どこか穏やかなイメージとは異なり、シーズンごとに迫力を増していく骨太なクリエイションにて、世界的に熱い注目を集めている俊英です。近年、日本では数多くのブランドが誕生していますが、そのなかで〈TANAKA〉は明らかに異質な輝きを放っています。今回、その光の源を探るべく〈TANAKA〉のデザイナーとクリエイティブディレクターの二人に密着取材を試みました。果たして見えてきたのは、ブランドそのものに宿った強い信念でした。

次の100年を紡ぐ衣服。

私達にとってのサステイナビリティとは、
時を経ても色褪せないデザイン、
常にあなたの生活に寄り添う服創り
を意味します。

一過性のトレンド、
一シーズンが過ぎると要らなくなる服には
どの様な価値が有るのでしょうか?

一つ一つ丁寧にデザインし、
時代の変化に沿って、より良い一枚を目指し、必要に応じて改新していきます。

どこか懐かしく、でもとっても新しい、
これからの100年を形創る服。

季節を重ねる毎に愛着が湧き、
味わいを増していく一枚。

性別、世代を超え、永く愛され
未来につながる服を創る事。
それが私達の使命です。

PROFILE

SAYORI TANAKA

2017年、ニューヨークを拠点に自身のブランド〈TANAKA〉をスタート。「TANAKA NY TYO LLC」を立ち上げ、ニューヨーク、ヨーロッパ、アジアなどでグローバルにデザイン活動を行う。洋画家であり、着物のテキスタイルデザイナーだった父と、 日本庭園を作る造園家だった祖父の元、自然豊かな新潟県で生まれ育つ。東京モード学園卒業後、ヨウジヤマモト社にて企画、ニットカットソーデザイナーとして経験を積んだ後、ファーストリテイリング社に入社、〈ユニクロ〉の東京、上海、ニューヨークオフィスにてウィメンズグローバルデザインチームのリーダーを務めた。

PROFILE

AKIRA KUBOSHITA

2020年より本格的に〈TANAKA〉のクリエイティブパートナーに。〈ヒューマンメイド〉を中心に国内外の企画にも携わり、クリエイティブディレクションや空間演出を強みとする。文化服装学院スタイリスト科卒業後、「ファーストリテイリング」にて〈ユニクロ〉の東京、 上海、ニューヨークオフィスでUT、アクティブウェア、ニットウェアを中心に、メンズグローバルデザインチームのリーダーを務めた。