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NEW TRAVELER’S STYLE Vol.02 YOUは何をバッグに詰めて旅へ?
MONTHLY JOURNAL MAR. 2023

NEW TRAVELER’S STYLE Vol.02
YOUは何をバッグに詰めて旅へ?

パンデミックの始まりとともに、お預けを食らっていた“旅”。それも3年のときを経て、ようやく元の状況に戻りつつあります。今回の特集では国内外を旅してきた4人の業界人に愛用のキャリーケースやバッグ、旅行に欠かせないアイテムについて聞いてみました。四者四様の旅行バッグの中には、旅を快適に楽しむヒントがぎゅうぎゅうに詰まっていました。

Traveler 02:Shusaku Toba 旅で味わいを増すもの。

PROFILE

鳥羽周作
sio株式会社 / シズる株式会社 代表取締役

Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、31歳で料理の世界へ。2018年「sio」をオープン。同店はミシュランガイド東京2020から4年連続一つ星を獲得。現在、「sio」「Hotel’s」「o/sio」「o/sio FUKUOKA」「パーラー大箸」「㐂つね」「ザ・ニューワールド」「おいしいパスタ」と8店舗を展開。書籍、YouTube、SNSなどで公開するレシピや、フードプロデュースなど、レストランの枠を超えて様々な手段で“おいしい”を届けている。モットーは『幸せの分母を増やす』。
Instagram:@shusaku__toba

「sio」のオーナーシェフとしてお店に立ちながらも、日本全国に食材探しの旅に行くことが多いという鳥羽さん。

「地方の食材を見に行くことが多いのですが、最近行ってよかったのは佐賀と富山。佐賀はいい食材が多いし、土地も良かった。富山はとにかく“水”が良かったです。その土地の水を全身で感じたいので、旅先でサウナに入るのがマイルール。富山は温泉の泉質も良くて、外気浴がかなり気持ちよかったですね」

着替えなどの荷物を収納するバッグとして持参するのは、キャリケースではなく〈モノリス〉のバックパック。ここにも鳥羽さんらしい深いこだわりが現れます。

「旅といっても国内で2、3泊の旅が多いので、大きめのバックパックで十分。極力荷物を少なくするように心がけているので、これで事足ります。旅では“両手が空く”のが大前提なので、キャリーケースは使いません。〈モノリス〉はファーストモデルから使っていて、収納力や機能性には信頼がおけます。このXLサイズがリリースされてからは国内旅行や仕事の出張には欠かせないアイテムになっています。以前は心配性からか、2~3泊でも5泊分ぐらいの荷物を持って行っていました。ですが、最近では荷物もかなりミニマムになり、どれだけ荷物を少なくできるかと謎の努力をしています(笑)」

〈DAIWA PIER39〉のマウンテンパーカ
クラシックなスタイルのマウンテンパーカを現代的にブラッシュアップした1枚。
「旅ではあまりバッグを持ち歩きたくない派なので、ポケットが多いこのマウンテンパーカは重宝しています。素材にはGORE-TEXインフィニウムを採用しているので、ちょっとの雨ぐらいだと傘を差さずに済みます。天候が読めないときには必需品ですね。シンプルだけどファッション性も高いし、自分のスタイルに合っているのもポイント」

〈TEATORA〉のスーベニアハンター パッカブル
〈テアトラ〉のパッカブルシリーズは旅の荷造りをスマートにするというコンセプトでつくられているので旅にはおあつらえ向きのプロダクト。
「いつも持っているバッグにも入っているのが、このスーベニアハンター。内側のポケットに小さく折り畳んで収納できるパッカブルタイプなので、寒い時期の旅には必ず持参します。シワにもなりにくいし、アウターの上からも羽織れるのもお気に入り。使い始めて3シーズン目に突入しましたが、これを超えるパッカブルコートにはなかなか出合えないですね」

〈The Hermit Club〉のバケットハット
ニット帽やキャップのイメージが強い鳥羽さんですがチョイスしたのは、数多くのヒット作を手掛けてきた中田慎介さんのオリジナルレーベル、〈ザ・ハーミットクラブ〉のバケットハット。
「旅で朝早い飛行機に乗るときは必ず帽子をかぶるんですけど、手に取るのは必ずこのバケットハット。ニット帽もいいんですが、バッグなどのマジックテープにくっついて毛玉になるのがイヤで。あと普通のキャップだとツバが邪魔になって、コンパクトにしにくい。このバケットハットなら4つ折りにできるので、旅に持って行っても荷物を圧迫しません」

〈New Balance〉の2002 GORE-TEX
「旅に行くときの足元は必ず、〈ニューバランス〉。旅先では歩き回ることが多いので、スニーカーが必須なんです。ありがたいことに周りから〈ニューバランス〉好きが認知されているので、フォーマルなシーンで履いていても許されています(笑)。まさにドレスコートが〈ニューバランス〉になっている感じ。GORE-TEXを選んだのは、やはり旅での天候が心配なので。ただGORE-TEXなら濡れないし、雨でも足元は快適に過ごせます。他の靴は持って行かないので、これ一択です!」

トラベルポーチ、〈DAIWA PIER39〉のミニショルダー
「旅先にはPCは持っていきません。メールを返したり、オンラインでの打ち合わせも意外とスマホで事足りるので、ガジェット系はiPhoneだけですね。だからこそ、充電がなくなるのがコワイ(笑)。充電器やモバイルバッテリーも必需品ですね。旅の荷物はGORE-TEXのトラベルポーチに小分けして収納しています。トラベルポーチに入れることでかなりコンパクトになるのがいいですね。〈ダイワ ピア39〉のミニショルダーは旅先で持ち歩く用。これぐらいのコンパクトさなら、持っていても苦にならない」

〈IKEUCHI ORGANIC〉のタオル
「自分が日本で一番いいタオルは何かと聞かれたら、絶対、今治の〈イケウチオーガニック〉のタオルと答えます。それぐらい信頼しているタオルで、店のおしぼりにも使っているほど。ホテルにも備え付けのタオルがありますが、なんかゴワゴワして使いにくい。これはシャワータオルというサイズですが、この大きさで十分身体も拭けます。タオルはデニムと一緒で育てるものらしく、しっかりメンテナンスすれば、5年は使えるそうなので、メンテナンスしながら、長く使っていきたいですね」

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