Topics 05 旅先で手に入れたいスーベニア。
旅で訪れた土地の名産品に舌鼓を打つように、服だってその土地ならではのモノを手に入れたい。自分へのお土産には銘菓もいいけど、せっかくならすぐにでも使えて、長く愛用できる方がいいと思うのです。そこで注目すべきは、札幌、東京、大阪、金沢のイカしたショップでリリースしているオリジナルアイテム。いつでもどこでも手に入るわけじゃないので、愛着もひとしお。どれも不思議と店主の人柄や風土が感じられるから面白いんです。
Souvenirs of KANAZAWA

〈wax original〉アノラックパーカ ¥33,000(wax clothing)
石川県の「金沢21世紀美術館」や「兼六園」から徒歩10分くらいのところにある、セレクトショップ「ワックス クロージング(wax clothing)」。国内外問わず、コアな視点で厳選したストリートブランドや古着が充実した一軒。そんな鋭角のセレクトもさることながら、不定期でリリースされるショップオリジナルも出色の出来栄えです。
3月31日(金)からWEBで先行リリースされる新作のアノラックジャケットは、古き良きアウトドアブランドの香りを残しながら、現代的に着地。生地には天然素材のような柔らかな風合いと撥水性に優れたナイロンスパンライクタフタ「MACLOWLY」を使用。フロントには大きなカンガルーポケットと胸ポケット、背中にはフラップジップポケットがあり、バッグいらずの収納力。※4月1日(土)〜店頭発売。


フェードがかった赤茶色のほかにグレージュもラインナップ。背中にある脱着可能なポーチに畳んで収納できるため、旅にも最適。古着のバイイングから培った知識を注ぎ込んだ万能な一着です。
Souvenirs of TOKYO

〈山荘 飯島〉メリノウールオープンカラーシャツ ¥30,800(山荘 飯島)
「山荘 飯島」は気高い山中にあるショップ…というわけではなく、東京は経堂のすずらん通り商店街をするりと抜けた先にあります。ですが、セレクトされているアイテムは、タウンユースや低山ハイクはもちろん、本格的なアウトドアシーンでも重宝するハイスペックなアイテムが充実しています。特筆すべきは生地をはじめ、サイズやディテールなどが選べる“山で着られる”をコンセプトにしたセミオーダーシャツ。
長きにわたってドレスブランドで活躍していた店主の田窪さん。写真のストライプシャツはイタリア製のメリノウールを用いているため、天然の防臭効果があり、2、3日の旅行で少々汗をかいたくらいでは匂いが気にならないというわけ。※サイズ、ディテールにより価格が変わります。
生地はウールやコットンなどの天然素材もあれば、速乾性に優れた化繊もスタンバイ。色柄も含めれば、100種オーバー。10サイズ展開をはじめ、ボタンダウンやプルオーバー、フラップポケットやラウンドテールにしたり、細かいオーダーまで対応してくれます。
Souvenirs of OSAKA

〈mas.〉イージーバギーパンツ ¥22,550(TEMPO)
「ホテルに荷物を置いたら、できるだけ軽装でいたい」。それなら必要最低限のモノが収まるこのパンツがおすすめ。大阪は中津にある「テンポ(TEMPO)」のオリジナルブランド〈マス(mas.)〉が継続的にリリースしているELASTIC BAGGIESという名のパンツは、一見シンプルですが、随所に優秀なギミックが搭載されています。

今作は日本製の細畝コーデュロイ生地をインディゴ染めに。フロントには鍵を引っ掛けられるフックやスマホがジャストで収納できるポケットinポケットを搭載。そして、両サイドにはカセットテープがすっぽりと収まるポケット、バックポケットにはZIPを取り付けたりと使い勝手のいいディテールがてんこ盛りです。機能満載かつ経年変化も楽しめるコンフォタブルな一本、旅の思い出とともに育てていくべき一本です。
Souvenirs of SAPPORO

〈Alwayth for WAKE〉キャップ ¥6,050(WAKE.)
現地でしか買えないのが、札幌のセレクトショップ「ウェイク(WAKE.)」のオリジナル。アノラックやフーディなど、これまでさまざまなオリジナルが展開されてきましたが、このキャップは定番品。

フロントにはショップロゴ、左サイドには〈オルウェイズ〉のロゴをオン。浅すぎず、深すぎない6パネルといい、合わせやすいネイビーカラーといい、寝坊して髪をセットする暇がない旅先でもきっと活躍してくれるはずです。