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秋冬なに着る?人気8ショップのそれぞれのスタイル。
MONTHLY JOURNAL Sep. 2023

秋冬なに着る?
人気8ショップのそれぞれのスタイル。

アメカジの再燃にY2Kファッション、そしてテック系など、トレンドがより細分化されているのが昨今のファッションシーンです。2023年の秋冬も大きな潮流が予測しづらいなか、人気ショップはどんなスタイルに注目しているのか? 今回はそんな疑問に答えを出すべく、独自のスタイルを貫く人気8ショップにこの秋冬の“推し”のスタイルを提案してもらいました。秋冬スタイルの参考にしてみてください!

Shop02 BACKDOOR

見た目はテック、素材はラグジュアリー。

左:〈エンツ〉パーカ ¥330,000、フリースジャケット ¥220,000、フリースパンツ ¥242,000、〈ブローム〉シューズ ¥38,500(すべてサプライトーキョー/03-6804-7037) 右:〈エンツ〉ベスト ¥242,000、〈セックスヒッピーズ〉フリースプルオーバー ¥23,100、〈サプライ〉フリースパンツ ¥24,200(すべてサプライトーキョー/03-6804-7037)、シューズ本人私物

代々木上原駅と代々木八幡駅をつなぐ通りから“他では買えない服”をセレクトし、感度の高い服好きの間で注目を集めている「バックドア(BACKDOOR)」。オンラインショップの「サプライトーキョー (SUPPLY TOKYO)」の実店舗として人気を博すこのお店が提案してくれたのは、一捻り効かせたテッキーなスタイル。

「世間的にはテック系のムードが高まっていますが、ウチとしては服としてのアウトプットも強くしたいので、そこをうまくミックスした提案を考えてみました。テーマは、“ハイエンドタウンスペック”。街でも着られるミリタリーやアウトドアを違ったアウトプットで表現したスタイルです。

たとえば、メンズのコーディネートは米軍のエクワックスと同じレイヤリングですが、〈エンツ(ents.)〉のアウターは3レイヤーの防水仕様でありながら、素材がシルク100%。中に着たフリースやパンツも〈エンツ〉でカシミア100%というラグジュアリーな素材を使っているのがポイントであり、面白いところです。足元はローファーでハズしました」

いま旬のテッキーなスタイルだからこそ、シルクやカシミアという意外性のある素材を取り入れれば、他とは一線を画したスタイルが完成します。素材がいいだけに着心地は抜群。

街に馴染むようにワントーンで統一したところもスタイリングの妙。女性の着こなしでも〈エンツ〉のベストを使って、テッキーなスタイルにラグジュアリーな要素をプラスしています。

「〈エンツ〉のベストもシルク100%。アウトドア感を意識したレイヤードで、中に着たのは〈セックスヒッピーズ(Sexhippies)〉のプルオーバーフリース。パンツはオリジナルのフリースパンツですが、ポーラテックを採用しているので、防寒性もお墨付きです」

定番のミリタリーやアウトドアのテイストを街着に落とし込むべく、ラグジュアリーな素材を使ったところに他にはないムードが漂っています。

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