Shop08 L’ECHOPPE
レショップが教えてくれた“ニュークラシック”とは。
まだ見ぬ新しいものや見逃されてきたものを、価値あるものとして発信してきた「レショップ(L’ECHOPPE)」。今季は「レショップ」を立ち上げた金子恵治さんが若い頃から定番としてあったブランドの価値をもう一度見直すべく、“クラシック回帰”をテーマに設定したアイテムセレクトを行っています。
そんななか、独自の視点からクラシックを解釈しているスタッフもいるようです。
「クラシックなブランドをそのまま着こなすような直球なスタイリングもいいけど、着こなしの中に遊びを取り込もうとしています。〈マッキントッシュ(MACKINTOSH)〉のコートに〈エルイー(LE)〉のニットときたら、以前までは〈ベルナールザンス(BERNARDS ZINS)〉のようなスラックスをセレクトしていましたが、今回はそこをあえて〈カル(Cale)〉にしているんです」
「いままで〈カル〉は鮮やかな色と他にはない生地提案が特徴的なブランドだと思っていましたが、デザイナーが考えるクラシックなアイテムが今季展開されていて、これだ!と思いました。要するにタックがなく中肉中背の方でもはきやすい正統派のパンツなのですが、それが〈カル〉であることに意味があるのです」
定番スタイルだけど、合わせるブランドのセレクトで楽しむ。それこそが「レショップ」が新たな価値のある着こなしとして打ち出したい“ニュークラシック”といえます。
「足元もいままでは〈バンズ(VANS)〉のチャッカをチョイスしていましたが、今回は〈フラテッリジャコメッティ(F.lli Giacometti)〉を合わせています。これはまさに〈バンズ〉のチャッカをベースにしたシューズ。こういったブランドで遊び心を取り入れるのが今季らしい提案です」
ブランドの背景や意図する文脈を少しズラした遊び心のある“ニュークラシック”な着こなしが今季はよく見られそうな予感がします。