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Shopping Addict 2023 Nov. 〜編集部員のお気に入り〜 後編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2023 Nov. 〜編集部員のお気に入り〜 後編

本格的に寒くなってきて、そろそろ装いも冬本番仕様へとシフト。防寒はもちろん、おしゃれも忘れずに。編集部員が紹介する今月のアイテムの中にも、この冬、いや、今年のベストバイとなりそうなアイテムが並んでいます。

黄田駿
常重直也
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
安田天音
LINE UP
  • 黄田駿
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01 20
黄田駿

外の世界へ。

アニメ『進撃の巨人』最終話の衝撃は凄まじく、高い壁に囚われた登場人物たちがいまの自分の心境と重なったのか、なぜか無性に海外へ行きたくなりました。行ったことがあるのは韓国だけ。もっと外の世界の空気を吸わなきゃ、酸欠になるかもしれない。いろんな意味で。すごくすごく、いろんな意味で。

CCU

シーシーユーのヌバックジャケット

バブリーなんて言わせない。

革ジャンのなかでも着こなしづらさは最高難度のテーラードジャケット。かっこいいんですが、極狭のセーフティゾーンから一歩はみ出してしまえば、ギラついたおぢに見られかねない諸刃のアイテムでもあります。注意すべき点は3つ。①肩が張っていないか。②身幅が細すぎないか。③ラペルが大きすぎないか。無論、〈シーシーユー〉のジャケットは、それらに一切該当しません。しっかりと中に着込めるほどゆとりがあり、ヌバックならではのしっとりとしなやかな質感。唯一の弱点は寒さ対策。かと思いきや、襟を立ててチンストラップを留めれば、冷気に晒されるVゾーンも隠すことができます。ドレスというより、ワークウェアのようにハードに使い倒したいレザージャケット。「いつも着てるカバーオールを、今日はレザーにしました」くらいの感覚で袖を通して、クタクタになるまで味わいつくす所存です。
¥95,700

シーシーユー
ccu-leather.com

THE NORTH FACE PURPLE LABEL

ザ・ノース・フェイス パープル レーベルのデニムウィンドストッパージャケット

冷気も時代の風もなんのその。

一瞬で過ぎ去るデニムジャケットの旬。アウターとしては心許ないし、インナーとしても防寒性にかけて、ごわつく。デザインとしての完成度の高さに反比例して、使い勝手はイマイチ…なんて思ってたのは、ついこないだまでの話。このジャケットには、60’sからヒントを得たデザインに、確かな機能がふんだんに盛り込まれています。生地に使われているのは、お得意のカバーリングコアヤーン。一般的なコットンデニムと比較すると、乾きやすく、軽い。そのうえ、裏地にはWINDSTOPPER® LINERを用いているため、風の侵入と衣服内のムレを軽減してくれます。シンプルなルックスだけど、ハの字ポケットなど、アクセントも効いている。季節も年代もまたげる一着だけに、旬はかなり長そうです。
¥53,900

ナナミカ
www.nanamica.com/

Salomon

サロモンのハイキングバッグ

タウンユース・ハイ。

ストイックな山登りをするわけではないですが、ハイカーに憧れてハイキングバッグを使ってみたところ、これがめちゃくちゃ便利でした。山もファッションも未開の地に足を踏み入れてみるとおもしろい発見はたくさん。コンパクトなサイズかつ軽量、さらに随所に散りばめられたポケットなど、山に特化したディテールは、タウンユースにも最適です。例えばメインポケット。普通ならハイドレーションを入れるためですが、11インチのiPadがジャストフィット。ショルダーストラップにもジップポケットが付いていて、ここにはスマホやAirPodsを収納しておくと背負ったまま出し入れできて、ノーストレスなんです。“背負う”と言うより、“着る”に近い装着感は、着こなしのアクセントにも持ってこい。こんなに使い勝手がいいなら、早く気づけばよかった。
XT10 ¥12,100

サロモン コールセンター
03-6825-2134
www.salomon.com/jp

sasamoto natsuki

ササモトナツキのグラス

たゆたうガラス。

数年前、ムサビの卒業制作展でたまたま見かけた、色とりどりのガラスでつくられた犬のオブジェ「BUDDY」。ずらっと並ぶ姿は壮観で、愛らしい見た目とは裏腹に、命がふーっと吹き込まれたような力強さを感じました。大量生産のプロダクトなのか、はたまたハンドメイドなのか。それ以来、頭の片隅とインスタのフォロー欄に刻まれていたのですが、数年振りに邂逅。やっぱり〈ササモトナツキ〉のガラス作品は素晴らしい。湾曲したグラスに色鮮やかなグラスを交差させたチェック柄。ピリッとするようなミニマルなグラスも好きだけど、手吹きガラスならではの緩やかなフォルムが風にたゆたうチェックのニットのようで心を奪われるばかり。起き抜けにオレンジジュースを注いだり、風呂上がりに牛乳で真っ白に染めたり、自分の気分に合わせて表情も変わる。これがあるだけ、生活はすこし穏やかで朗らかです。
chech tumbler ¥9,900、patch mug ¥11,000

ササモトナツキ
Instagram:@n_ssmt

常重直也

腹筋ローラー

冬服になってからはあまり言われていなかったんですが、最近また下腹のぽっこりについて同僚に言われてしまいました。まあそうだよな…、と思ってクローゼットの隅に眠っていた腹筋ローラーを引っ張り出したんですが、その二日後にはまたクローゼットのさらに奥に舞い戻り。まあそういうもんだよな…。

Miracle Seltzer

ミラクルセルツァーのスエットパンツ

スエットパンツにも個性を。

スエットパンツ=部屋着という考え方はもはやなくなり、ファッションアイテムとしてすっかり市民権を得ましたよね。かくいう自分もスエットパンツにはお世話になりっぱなしで、色・オンス・形違いで何本も持っています。そして今回新たに出会ったスエットパンツがこの〈ミラクルセルツァー〉の1本。アメリカの2名のアーティストによる、炭酸飲料とファッションアイテムを展開しているなんとも興味深いブランドで、生み出すアイテムはどれも独創的。しっかりとインクがのった手刷りプリントで、ノスタルジックとサイケデリックがいい塩梅に混じり合ったアートワークが特徴。それなに? って聞かれたらうまく説明はできないデザインですが、“説明”は“芸術”から最も遠い存在。なんとなく惹き込まれる…、選ぶ理由はそれで十分だと思うわけです。
¥23,100

ドミサイル トーキョー
03-6447-1068

AHRES

アーレスのヘアオイルとヘアミスト

パサつきとおさらば。

ロン毛歴5年。やっぱりケアは欠かせません。まずはプロフィールを紹介しておくと、ぼくは超猫っ毛の軽い癖っ毛。そんな髪質に合うヘアケアはなんなのかと、これでもないあれでもないを繰り返す日々にようやく終止符を打てそうです。この髪質の最大の敵はパサつき。細くてふわふわしているので、すぐにとっ散らかってしまうのです。この〈アーレス〉のヘアオイルは一般的なものに比べて“重い”印象。かといってベタベタするということもありません。少量で全体がすっとまとまって、ツヤ感と束感を即座に叶えてくれます。国産植物由来のオイルだから肌にも優しく、余ったオイルは洗い流さずに手に馴染ませてもOK。そして仕上げには同じく〈アーレス〉のヘアミストを。透明感のあるフローラルムスクの香りが髪を包みこみ、モテ髪のできあがりです。
アマラス ヘアオイル ¥4,400, サウンド パフューム ヘアミスト #SAYU ¥4,400

アーレス
0120-750-311

reverve × skool

リバーブ × スクールのニット

これさえあれば。

服好きと豪語しておきながら、振り返ってみると“カシミヤ100%”のニットは着たことがありませんでした。厳密に言うと、コンサバティブなデザインのものが多いと勝手に決めつけて、自分には合わないと避けてしまっていた気がします。ところが、(月並みな表現にはなりますが…)この「スクール」が別注した〈リバーブ〉のニットがそのイメージを見事に覆してくれました。ゆったりとしたワイドなシルエットに、ラグランがゆえの肩の落ち感と袖の溜まり具合。ラフに、文字通り肩肘張らずに着用できて、さらに“カシミヤ100%”ならではの柔らかく滑らかな質感と、独特の光沢感も併せ持つ…。この1着さえあれば、ってよく聞く表現だけど、まさにそんな1着がこの〈リバーブ〉のニットなんです。
¥52,800

スクール
Instagram:@yuk_skool

FREAK’S STORE × tokyo basic car club

フリークス ストア × tokyo basic car clubのスローケット

憧れのカーライフ。

意中のあの子とドライブ中、「少し冷えてきたね」の言葉に対して、さらっと「あるよ」とスローケットを渡せる男でありたいのです。車もなけりゃ意中のあの子だっていないわけだけど、妄想するのは自由ですよね。「フリークス ストア」で購入可能なこのスローケットは、若者のカーカルチャーを発信するメディア「tokyo basic car club」とのタッグで誕生したもの。SUV車のトランクに敷くのにちょうどいいサイズ感って、なんだか粋ですよね。もちろん活躍の場は車だけじゃなく、部屋のなかでも、ベランダでも、キャンプ場でだって重宝しそう。来るべき日に備えてまずは“ガワ”から整えて、果報はスローケットに包まれてゆるりと待つことにします。
¥14,300

デイトナパーク
www.daytona-park.com/

須藤結理

マップつくろうかな。

馬喰横山周辺は、立ち蕎麦のプチ聖地です。駅ナカの文殊にはじまり、そば千、福そば、ひさご…。なぜ急に立ち蕎麦かと言うと、「ととけん」ユーザーにおすすめしたいから。さっと走って、さっと食べて、さっとととのう。新たな “ととのう” 提案です。あ、ととけんを知らない方はまずこちらで予習を。そして関係ありませんが、今月はカラフルにしてみました↓。

GADID ANONIEM

ガディッド アノニムのニット

愛しのアンナ・カリーナ。

今冬は、このニットをもってして “主役級” と名乗れるものはいないはず。ブランドは2022年にデビューした〈ガディッドアノニム〉。川島レイチェルとツィーリス舞の2人による東京発のブランドです。それぞれアメリカとドイツをルーツに持ち、幼少期に触れてきたアートやカルチャーなどを織り交ぜつつ、流行にとらわれないエフォートレスな服を得意としています。この発光するような赤いニットは、ブランドが初めて製作したニット。肉厚な編み地はニッターとこまかく計算して設計していて、緩急のあるシルエットには今っぽさも◯。ちなみに、個人的に赤いニットで思い出されるのは、『女は女である』のアンナ・カリーナ。身勝手で可憐な女性には赤が似合います。何はともあれ、主役になりたいひとへどうぞ。
¥17,600

ガディッドアノニム
gadidanoniem.official.ec/

NOMA t.d.

ノーマティーディーのスカーフ

色気か、渋さか。

色気のあるネイビーか、品の漂う渋いオリーブか。両極端な選択肢は、さまざまな想像を掻き立ててくれるので嫌いじゃないです。アイテム名は「BETWEEN FLOWER AND PAISLEY SILK SCARF(花と模様のあいだのシルクスカーフ)」という、なんとまあ粋な補足付き。こちら、〈ノーマティーディー〉のシルクスカーフです。一見お行儀のいいスカーフかと思いきや、ブランドが得意とするハンドドローイングのテキスタイルのおかげで、不思議と懐かしく親しみやすい。さらにカラーリングにもハッとしたい。マリンルックになりがちなネイビーはピンクとの掛け合わせで、さらにシルク素材も相まり艶やか。オリーブは深いグリーンと合わさることで中東を想像させる仕上がりです。ささやかなアイテムにブランドの真骨頂を見ました。
¥10,450

ノーマティーディー
nomatextiledesign.com

BATONER

バトナーのニット

寒空に寒色。

〈バトナー〉と言えばの「SIGNATURE」シリーズのクルーネックに、新色が登場しました。色の話の前に、素材について。「SOLIDWOOL」というオリジナルの糸を採用していて、ダレにくく、毛玉になりにくく、さらにチクチクしないという、ミドルゲージニットの理想を突き詰めたアイテムです。畦編みが美しく、これ一枚で申し分のない佇まい。カラーリングはキリッと締まった色出しで、東京の寒空の下で肩をすくめながら着るのすら似合いそうな、そんな雰囲気。控えめな〈バトナー〉の、ちょっと無邪気な一面が垣間見れる一枚です。
¥26,400

バトナー
03-6434-7007

ARC’TERYX

アークテリクスのウエストポーチ

差し色は腰元で拾う。

最近のわたしはすっかりウエストポーチです。自転車に乗るし、あとは取材や撮影でクイックに動きたい&地味な格好になったときにアクセントを入れたい、というのも理由のふたつ。そんなウエポブームに拍車をかけるように〈アークテリクス〉のこちらを見つけました。まず語るならボディと刺繍、ジッパープルの配色の妙でしょう。スポーティでありながらはっとする色合わせというのはブランドが得意とするところです。「スペーサーメッシュ™ バックパネル」のおかげで長時間肌に触れていても蒸れず、内も外もポケットが完備されていて、軽いハイキングや近場のお出かけ程度なら無問題。冬の普段着に合わせるなら、いなたくなりすぎないようぜひコートやジャケットの下に忍ばせたい!
¥7,150

アークテリクス カスタマーサポートセンター、アメア スポーツ ジャパン
arcteryx.jp

竹田崇真

「風呂は命の洗濯よ」。

このミサトさんの台詞、最近痛感しています。週末に近所の銭湯に行くのがルーティーンになっていて、そのおかげか風邪は引かないし、精神的にも癒される。風呂上がりにその辺のご飯屋で美味しいものを食べて、帰りにはアイスを食べながら軽く散歩。こういう普通の日常が結局最高なんですよね。

MARMOT CAPITAL

マーモット キャピタルのダウンジャケット

アーバンアウトドアの急先鋒。

「今年は暖冬」。毎年聞いている決まり文句を信じていなかったんですが、今年は嘘のように暖かい。例年のノリで厚着して出勤していたら、途中でアウターを脱いだこともしばしばあります。そんなこともあって、ヘビーすぎないアウターを探していたんですが、〈マーモット キャピタル〉のダウンはデザイン、スペック、価格のバランスがちょうどよさそうです。素材には高い透湿性を備えるPERTEX QUANTUM AIRを採用し、750フィルパワー撥水ダウンを充填。軽いし、多少の雨風が凌げて、ゆとりのあるサイズ感だから中にある程度着込むことも可能です。それに、〈マーモット〉といえばのマンモスパーカがNYのラッパーに愛されていたように、このダウンジャケットからもほんのり漂うストリートの香り。ナイロンパンツなどが手堅い合わせだと思いますが、個人的にはワイドなデニムパンツ一択です。ブランドのコンセプトは“COMFORT and FREEDOM”。たしかに快適だし、スタイルやシーンを選ばない自由さもありますね。
¥39,600

マーモット キャピタル
Instagram:@marmot_capital

SUNDAYS BEST

サンデイズベストのスエット

冬に映えるカスタード。

寒がりなので冬が嫌いです。布団から出るのが億劫だし、気のせいか空気も重い感じがして気が滅入ります。そんなどんよりしたムードを追っ払いたいのか、冬に手に取る服はいつもイエロー、オレンジみたいな暖かい色味のものです。なので、「サンデイズベスト」のオリジナルスエットの新色は、この季節のスタメン待ったなしの1着。この絶妙なカラーはカスタードクリーム。分かりやすく言うとライトイエローなんですが、新品ではなかなか見ない褪せた色味になっていて、目に刺さるような蛍光のイエローとは違い、まろやかな印象に。おかげで、ちゃんと主張しつつも、コーディネートにもすんなり馴染んでくれるんです。あともうひとつ、着心地は軽やかだけどパイルを起毛させた裏地になっていて、暖かさも十分。イロチで集めて毎日着る、そんなマイ定番スエットになりうる秀作です。
¥12,100

サンデイズベスト
shop.thesundaysbest.com/

bal

バルのデニムパンツ

デニムが好きなんですが、細身の体型のせいで中々お気に入りの一本に出合えていませんでした。ぶかぶかなウエストをベルトでキュッと絞るとシルエットが崩れるし、かといってウエストに合わせて選ぶとワタリが細くなる。細身で困ることはそうそうないけど、パンツ選びだけは本当に難航します。そんな自分にも寄り添ってくれるデニムパンツ、〈バル〉にありました。太すぎないワイドテーパードシルエットに、ピグメントダイとウォッシュ加工の合わせ技による色褪せたブラックのカラー。すべてがちょうどよくて、最近は週に2,3回穿いてしまうぐらいの愛用ぶりです。ローテクなスニーカーから〈ティンバーランド〉みたいなブーツまで、合わせる靴を選ばない懐の深さもこのパンツのいいところ。カラバリ豊富に展開されているので、今度はパンチの効いたハイカラなやつに挑戦してみようかと思ってます。
¥28,600

バル
baloriginal.com/

UGG

アグのシューズ

ギャルじゃないアグ。

〈アグ〉原宿店のオープニングレセプションにお邪魔したとき、デザインが気に入って試着させてもらったスリッポン。つい先日、好きなラッパーが同じモデルを履いているのをインスタグラムで見つけて、この冬のシューズはこれに決まりました。形は定番の「タスマン」なんですが、スエードのアッパーに、ガロッシュのようなオレンジのラバーが搭載されていて、色と素材のコントラストが◎。フットベッドにはふわふわなUGGplushを採用しているし、スエードは防水機能が搭載しているしで、機能面も申し分なし。公式サイトでは「-20℃の寒さに耐えられる防寒性」と謳っているので、きっと日本ならどこいってもモーマンタイ。冬の足元はこれで安泰です。
¥25,300

アグ
www.ugg.com/jp/

柴山英樹

埼玉の僻地で感服。

最近、とある案件で大学の部活動を取材する機会があり、自分の学生時代を振り返るようになりました。ぼくが一限をサボっている間に彼らは朝練をこなし、飲みに行っている間にキツさを乗り越えてトレーニングに励んでいたのかと…。彼らの練習風景を見ているなかで、体育会出身の学生たちが社会で重宝される理由を実感しました。とはいえ後悔はしておらず、フイナムに興味を持ち、いまこうして働いているのもこれまでの経験があったから。日々の行いの積み重ねが人生を形作っていくんだと、しみじみ感じました。

Goldwin × BARACUTA

ゴールドウイン × バラクータのコート

トラディショナルで機能的。

ウールか、中綿か、ダウンか。冬用アウターといえばこの手の素材が多くなりますが、最近はインナーダウンの選択肢も拡大しているので、秋・冬・春とスリーシーズン続けて着られる軽快な羽織りものを増やすのもひとつの手。そう思い始めた矢先に出合ったのが、〈ゴールドウイン〉と〈バラクータ〉がコラボしたロングコートです。GORE-TEXファブリックを採用した表地は、コットンライクな風合いでありながら、防水性、耐久性、透湿性、防風性と多彩な機能を完備。裏地には通気性と速乾性に優れたメッシュが使用され、〈バラクータ〉といえばのフレイザータータンチェックが施されています。雨水が入りずらい腰ポケットや内側の収納ポケットもポイント。〈バラクータ〉の伝統と〈ゴールドウイン〉らしい実用性を融合させた、理想的な日常着です。
¥107,800

ゴールドウイン原宿
03-6419-7920

asics

アシックスのランニングシューズ

ランシューは最強の履き。

オールブラックのランニングシューズって、めちゃめちゃ万能なアイテムだと思うんです。当然ですが、走りやすいということは歩きやすいということで、黒なのでコーディネートも邪魔しません。最近は本社から「ととけん」でグループランという流れも多く、その都度スニーカーからランシューに履き替えるのも面倒…。そんな時に必ずといっていいほど履いているのが、〈アシックス〉の「GEL-NIMBUS 25」です。ブランドのなかでもクッショニングに優れたシリーズ「GEL-NIMBUS」の25周年を記念してつくられたモデルで、軽やかかつ柔らかな履き心地が魅力。個人的に推したいポイントは、ストレッチ性に優れたニットシュータン。引っ張るとぐいぐい伸びるので着脱もかなり楽チンです。レース向けではありせんが、移動にジョグと、日常のさまざまなシーンを快適にしてくれます。
¥19,800

アシックスジャパン
www.asics.com/jp/ja-jp/mk/support/contact

Bang & Olufsen

バング&オルフセンのスピーカー

包まれるような音楽体験。

「ととけん」で使っている〈バング&オルフセン〉のスピーカーがあまりにも調子良いので、ここでも紹介させてください。ひとつ目のポイントは円筒形のデザイン。片手で掴めるコンパクトなサイズ感で、マットな質感も相まってインテリアとしても大活躍。スピーカーの肝といえる音質も抜群で、重厚な低音も中高音も綺麗に響かせてくれます。おまけに360度全指向性サウンドが搭載されているうえ、ステレオペアリングにも対応。「ととけん」では一台をバーカウンターに、もう一台を受付に置いているのですが、天井から音楽を流しているんじゃないかってくらい、フロア全体に音が広がります。家でも使いたいな… なんて思ったものの、狭いので一台で事足りそうです。
¥24,900

バング&オルフセン
www.bang-olufsen.com/ja/jp

MAGIC NUMBER®︎

マジックナンバーのフライトジャケット

気の利いた捻り。

最近は良くも悪くも普通の服ばかり着ているので、奇を衒ったデザインというよりも日常に馴染む普遍的なアイテムに惹かれます。とはいえ、ただ普通であればいいというわけではなく、シンプルななかにも工夫を凝らしたディテールや実用性が垣間見えるとより好印象。例えばこんな一着です。MA-1とL-2Bのディテールをマッシュアップしたという〈マジックナンバー〉のフライトジャケットは、「3M社」の高機能中綿素材を採用しているため、薄手ながらも暖かな着心地を実現。通常であればリブで切り替えられる裾もナイロンで統一されているため、スエット類はもちろん、着丈の長いシャツも合わせやすくなっています。ベーシックで気の利いた一着。こんなアウター、待ってました。
¥49,500

マジックナンバー
magicnumber-jp.com/

安田天音

だんらん。

先日、〈nanamica〉の展示会の後、編集部の先輩4人と代官山にある蕎麦屋「福招庵」でランチをしました。いつもは各々のスケジュールで仕事があるので数人で昼食をとるのは稀有な機会。たわいもない話をしながら蕎麦を待ちつつ、案内された席が座敷だったのも相まっていつもよりあたたかい昼下がりを過ごしました。

Khakis

カーキスのジャケット

ありそうでないやつ。

韓国のストリートブランド〈thisisneverthat〉が手がけるセレクトショップ「Khakis」。今年9月、初めて日本で開催されたポップアップストアに足を運んだのですが、これでもかというほど好みのアイテムがラインナップされていてすっかり虜になってしまいました。中でも、いま気になっているアイテムがこちらのジャケット。一見ワークジャケットのようですが、ミリタリーのようなカラーリング、そしてスイングトップにあるようなスタンドカラー。さまざまなジャンルのディテールをいいとこ取りですべて融合したようなデザインだから、意外とこれ、唯一無二なアイテムなんじゃないかなと。この時期に着るには寒そうな見た目ですが、高機能中綿素材「3Mシンサレート」を使用しているので、ちゃっかり保温性にも優れています。こういう決して派手とはいえない控えめなアイテムこそ、着てみると予想以上にかっこよかったりしますよね。
¥45,100

カーキス
Instagram:@khakis2020

VAINL ARCHIVE × FRUIT OF THE ROOM

ヴァイナルアーカイブ × フルーツオブザルームのロンT

究極の普段着。

服でも、物でも、人でも、直感でグッとくるものはなるべく無視しないよう心がけています。〈ヴァイナルアーカイブ〉は、初めて知ったときからひと目惚れで、かねてより憧れのブランドのひとつ。ルックが出るたびにチェックしては、かっこいいなあ…とひとりでため息をついています。そんなブランドが、なじみのある〈フルーツオブザルーム〉とコラボしたと聞きつけたなら、見逃すわけにはいきません。写真で見るとごく普通のロンTですが、袖を通したひとだけがわかるこのアイテムの真価。気の抜けたようなシルエットでありながら、どの角度から見たラインも綺麗で洗練されていることに驚きます。〈フルーツオブザルーム〉の柔らかな着心地と〈ヴァイナルアーカイブ〉のクールなムードが見事に調和した最高の1着なんです。今回のコラボレーションアイテムは、夏から展開されていたTシャツも以前フイナムの記事で紹介させていただいているので、そちらもチェック!
¥16,500

ソルト アンド ペッパー
Instagram:@saltandpepper223

NIKE

ナイキのエアジョーダン5

ジョーダンを履きたい。

スニーカーはよく履くので、定期的に色々なブランドをチェックしているのですが、いつも選ぶのはローテクばかり。しかも、〈ナイキ〉のアイテムはほとんど持っていないんです。ましてやジョーダンシリーズなんて、もしかしたら似合わないのではないか…と恐れ多くて手を出したことがありませんでした。そんな私ですが、最近グッときたのが、このバーガンディのジョーダン5。少しレトロで、いい意味で“普通”な感じが、自分のファッションにもなじんでくれそうだなと勝手に親近感を覚えています。バーガンディは好きな色だし、尚更挑戦しやすそう。先日、フイナムの記事でも、スタイリストの内山晴輝さんとLicaxxxさんがこのモデルを手にとって絶賛していたので、かなり共感してしまいました。はじめてのジョーダンはこれにしようかなぁ。
¥23,650

スタイルス 代官山
03-6415-7722

19SO

ナインティーンエスオーのネックレス

好きな柄はペイズリー柄です。

なぜか昔から、ペイズリー柄のアイテムを見つけると手にとってしまう癖があります。だから、ペイズリー柄の服も何着か持っているし、バンダナをアクセントとして取り入れるのも好き。でもペイズリー柄のネックレスは見たことがなかったし、クラフト感溢れる〈19SO〉のネックレスはすごく気になったアイテムでした。18Kをコーティングしたカレンシルバービーズに、ヴィンテージのバンダナを細く結って1本1本ハンドメイドでつくられているそう。バンダナの部分とゴールドの部分、どちらを首にかけてもよいので、その日のファッションに合わせて楽しんでいます。私の好きなストリートなスタイルにはいわずもがな相性抜群だし、細めだから変にゴージャスなムードを醸すこともなく、あくまでも+αな存在でいてくれるところもまたいい。とても愛用しています。
¥33,000

ナインティーンエスオー
Instagram:@19so_official

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