WORKOUT 01. Running 40代の自分が、30代の自分に勝てるかもしれない。

PROFILE
ランニングコミュニティ「ikism」のメンバー。新卒で広告制作会社に入社し、2016年に退職。夢であった世界放浪の旅へ。訪れた国の数は88ヶ国。ケニアの農業スタートアップにCOOとしてジョインした後、19年に帰国。クリエイティブスタジオ「&SUPPLY」に参画し、飲食店も3店舗営む。
Instagram:@ayumu_kurashima
ー どうしてランニングを始めたんですか?
いま自分が所属しているランニングクルー「ikism」に出会ったのがきっかけです。それが4年半前でした。もともとサッカーをやっていたので、トレーニングの一環として走ることはあっても、ランニングを目的に走ることはなかったのですが、「ランニング楽しいよ」って話から、「ikism」のメンバーと一緒に走るようになったんですよね。そこからどんどんハマっていきました。
ー 普段はどんな活動をしているチームなんですか?
走ることをライフスタイルの一部としながら、メンバーが得意なクリエイティブに絡めて、写真や映像を撮ったり、それを本にまとめたり、グッズをつくったりしています。クリエイティブランニングクルーというコンセプトですね。
ー 『ikism book』として、海外のマラソン大会の風景をまとめたZINEも出していますよね。レースにもよく出るんですか?
去年は3回、フルマラソンを走りました。4月の「ロンドンマラソン」が初のフルマラソンで、3時間28分で走れたんですよ。11月も「ニューヨークマラソン」と「つくばマラソン」に出たんですが、疲労が抜けなくて全然ダメ(笑)。タイムっていう明確な目標に挑めるのもそうですが、異国の地を走ったり、沿道の声援を浴びたりできるのはレースならではの魅力かなって思います。
ー フルマラソンを1ヶ月に2回も! 普段からどれくらい走っているんですか?
毎月100km走ることを目標にしています。2021年の1月から始めたので、3年間継続できてますね。普段のコースは、目黒川沿いや、代々木公園、駒沢公園あたり。出張や旅先にもランニングシューズを持っていって、走りながら現地を探索しています。車では見つけられないようなお店が路地裏にあったりして、そういった発見も楽しいですよ。

ー ランニングを続けることでどんなメリットを感じていますか?
ここ数年、ずっと体がフレッシュな感覚があります。いつも仕事前の朝に走るので、体だけじゃなく頭の中もクリアになるんですよ。一日のタスクを思い出したり、企画を考えながら走って、シャワーを浴びる頃には、アイディアがまとまっているんです。朝一で気持ちよく走って、毎朝スッキリした状態で会社に向かうのがルーティーンになりました。
ー 最高のモーニングルーティーンですね。仕事と運動を両立させるポイントは朝にあるような気がします。
夜だと仕事の予定が変わっちゃったりもしますが、朝なら早起きすればいいだけ。要は自分次第なんです。

ー 今後、ランニングを通じて成し遂げたい目標はありますか?
長く続けることですね。ランニングはぼくのライフスタイルに欠かせないものなので、無理せず続けていきたいです。あと、最近はランニングに加えて、柔術にも打ち込んでいるんですよ。
ー 武術ですか?
そうです。この2つを選んだ理由は、年齢を重ねても勝負できるから。柔術って経験のスポーツなので、60代でも20代を圧倒できるんですよ。ランニングでいうと、駒沢公園を走っていて、たまに年配ランナーに抜かされることもあったりするんですよね。
ー なるほど。どちらも日々の積み重ねがものをいうスポーツですね。

いま34歳なんですけど、40代、50代になっても続けたいし、努力次第では30代より速くなったり、上手くなったりすることもあり得ると思うんです。それが今後の目標であり、モチベーションにもなっています。スポーツを続けながら、カッコよく歳をとりたいですね。