普遍的なカラーなんだけど、「カングー」になるとそれが新鮮。

慣れたハンドル捌きで下高井戸から中野まで向かう迫田さん。そもそもどうして「カングー」を手に入れようと思ったのでしょうか?
「前に乗っていたクルマがちょっとイカつかったんですよ(笑)、それで乗り換えたいなぁって思って。古いヴィンテージのクルマも渋くてカッコいいんだけど、壊れやすいという話もよく聞くじゃないですか。それがいまの生活にはフィットしないと思って、壊れにくくて、ひととは違う珍しいクルマを探していたんです」


そこで見つけたのが「『カングー』だった」と迫田さんは続けます。
「自分は自転車にも乗るんで、今日みたいに載せられるクルマが欲しかったんですよ。それで『カングー』が目に留まったんです。ギラついた感じがしなくて、親しみのあるデザインが魅力的だと思ったし、なおかつ街で見かけるとちょっと気になるじゃないですか」


「カングー」といえば、イエローカラーが印象的。ですが、迫田さんが選んだのはシルバー。ここにも迫田さんのこだわりがありました。
「イエローは街でよく見かけるけど、シルバーはあまり見かけない。それがいいなって思って。シルバーって乗用車として限りなく普遍的なカラーなんだけど、『カングー』になるとそれが新鮮に見える。そのギャップがおもしろいなって思ったんです」


そんな話をしていると、「カングー」は最初の目的地に到着。自転車を降ろし、店内へと向かいます。