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東東京を気ままに自転車で。ととけんのサウナとビールがゴールです。
Pottering with Brompton.

東東京を気ままに自転車で。ととけんのサウナとビールがゴールです。

目的もなく、自転車でぷらぷらと散歩すること。これすなわちポタリングといいます。レースとちがい、寄り道して景色を眺めたり、いきなり店にとびこんだり、無駄に立ち漕ぎしたり。今回は、東東京をポタリングします。乗るのは、浜町「ととけん」でのポップアップでレンタルサービスをする〈ブロンプトン〉の「Classic Editon」。決めたのは、「ととけん」に戻ってサウナとビールで乾杯! ってことだけ。あてもない旅って最高の贅沢です。

  • Photo_Junpei Ishikawa
  • Text_Shinri Kobayashi
  • Model_Maho Okada,Keisuke Tagawa,Izumi Hidaka
  • Edit_Amane Yasuda

Spot06 久米繊維工業(ファクトリーショップ/直売店直営店)

1935年に創業し、半世紀以上にわたりTシャツをつくり続けてきた「久米繊維工業株式会社(以下、久米繊維)」。その日本唯一のファクトリーショップが、ここ錦糸町のお店。

「久米繊維」では、きめ細やかな職人の技が光る“メイドインジャパン”にこだわり、素材選び、カッティング、縫製、仕上げまで一貫して手がけることで、業界でも折り紙付きの質の高さを実現してきました。

その証に、これまでに数多くのセレクトショップやコレクションブランドのTシャツを手がけてきました。フイナムでもおなじみのスタイリスト・長谷川昭雄さんとのビッグシリーズでも協業しています。

こちらの店内に並ぶのは、TシャツとロンTとスエットなど、自社工場で縫い上げたカットソーのみ。とはいえ、Tシャツだけでも10型以上、人気の型「01Tシャツ」は60色以上という豊富なカラバリから選ぶことができます。狭く深く、という専業メーカーならではの矜持がうかがえます。

一言にコットンといえど、産地や紡績や加工のやり方によって、さまざまな手触りと表情が生まれます。たとえば「01Tシャツ」の着心地は、生地に柔らかさとコシがあり、袖をとおすだけで気持ちいいというもの。もちろんファッションとして1枚で着られるように、サイジングやパターンなども調整されています。

「UNDER THE SUN」という古着屋で数多くのTシャツをみてきたクルーも興味津々で、「さわって気持ちいいし、カラバリが豊富だからファッションとして使い勝手が良さそう」といろいろな型や色を体に合わせていきます。

工場直販だから、価格もリーズナブルというのもわざわざ足を運びたくなる理由のひとつ。

その道のプロフェッショナルであることを誇りにするのは「久米繊維」と〈ブロンプトン〉の共通点かも。やはり専業メーカーの奥深さはおもしろい。そんなことを思いながら、お店をあとにします。

INFORMATION

久米繊維工業(ファクトリーショップ/直売店直営店)

東京都墨田区太平3-9-6
営業:13:00~17:30
定休:日祝(夏季のみ土曜営業12:00〜16:30)

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