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パタゴニアの名品「ジャクソン・グレイシャー」を纏う生活。Vol.2 神山隆二(アーティスト)
patagonia Jackson Glacier

パタゴニアの名品「ジャクソン・グレイシャー」を纏う生活。
Vol.2 神山隆二(アーティスト)

上品かつシンプル。それでいて環境に配慮した素材を使い、アウトドアフィールドで培ってきた高いクオリティも兼ね備えている。あらゆるシーン、あらゆるスタイルにフィットする〈パタゴニア(Patagonia)〉のダウンジャケット「ジャクソン・グレイシャー」。寒い冬を快適にする名品は、ぼくたちのライフスタイルにどのようにフィットしてくれるのか、2人のクリエイターがその魅力に迫ります。今回フォーカスするのは、アーティストの神山隆二さん。アート制作から趣味のトレイルランニングについてまでお話いただきました。

新たに挑戦するトレイルランニング。

―最近はトレイルランニングのレースにも出場されていますが、そのきっかけは?

神山: 最初はロードでランニングを始めたんですよ。コロナ禍になった2020年、休校になった子どもと一緒に、朝食を買いに歩いていたんですよ。半年くらい経って、せっかく続けているんだから、軽く走ってみようと提案しました。でも、子どもたちは「走るのは嫌」って(笑)。それで、ぼくだけが走ることになったんですよ。

―それから、なぜトレイルランニングを始めたんですか?

神山: もともと、トレイルランニングのブランドと何度もコラボレーションしていたから、100マイラー(160kmを完走したひと)との関係性があったんですよ。そして、走り始めて3年目に入った去年。そのブランドのひととイベントで会ったとき、トレイルランニングに誘ってもらいました。

―それで去年、レースに出場したんですね。

神山: 去年の6月、初めてレースに出場しました。エントリーしたのが3月。ぼくは山のなかを走ったことがなかったから、毎週高尾に通って練習を。最低でも週2回。まさか、そんな頻度で山のなかを走るのが習慣になるなんて、思っていませんでした。そして、レースに出場してみたら、自分が描いたものを着て走っているひとがこんなに多いんだって感動しましたよ。最初のレースは達成感より、その感動のほうが大きかった。

―去年は6月と11月に、今年は6月と9月に出場しましたね。9月の「信越五岳トレイルランニングレース」は110kmのコースで、すごいと思いました。

神山: トレイルランニングを始めて2年で出るレースじゃないと思う(笑)。ただ、ぼくが走りたかったし、100マイルと110kmに参加しているランナーが途中から同じコースを走るから、100マイルのひとたちがどういう感じで走っているのか、すごく興味があって。それを早く見たくて出場しました。

―結果はいかがでしたか?

神山: 5つの山を昇り降りするんだけど、残り15キロくらいの時点で雨が強くゴールが短縮。でも、時間内にそこにたどり着いていたから、特別完走に認定してもらえて。もちろんゴールテープを切りたかったけど、運営の正しいジャッジだったと思う。とにかく、見たかった景色は見れたからよかったです。

―フルマラソンの倍以上の距離、しかも山のなかを走るとなると、練習も大変だったのではないですか?

神山: 練習で走ったのは、最大で43kmくらい。夜中に走る経験もなかったから、高尾で0時から朝6時まで走ったりもしました。どうなるか分からなかったけど、絶対にゴールしたいと思っていたし、友達もぼくのことをゴールさせるって気持ちでいてくれて心強かったです。その友達がいなかったら、どこかで心が折れて走れなくなったかもしれない。

―トレイルランニングの楽しさを実感したのは、どの瞬間ですか?

神山: 毎週何曜日に高尾へ練習しに行くって、習慣になったことですかね。友達と合流して少ししゃべって、山のなかに入れば景色が移り変わっていく四季を感じられる。ずっと自然のなかで遊んできたけど、毎週行くことはなかったから新鮮です。人生って、予期せぬこともあるんだなって感覚。まだまだ、いろんな経験ができるなって思いました。

―いくつになっても、初体験はわくわくしますよね。

神山: 仲間も増えたし、本当に楽しくてしょうがない。週2で集まって走って。チームの練習に参加させてもらうと、こんなに追い込んだことないってくらい追い込むから、相当きついけど。この歳になると自分の限界に挑まないから、いい経験になっています。

―これまで、日々のルーティンとなる趣味はありましたか?

神山: 最近はないですね。10代のころにスケートボードにハマって、毎日のように滑っていたくらい。でも結局、トレランはその感覚かもしれませんね。自分のなかで、コレだって思えるものにまた出会えてよかったです。

INFORMATION

パタゴニア

www.patagonia.jp

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