Case02 保坂美亜 知らない場所を見つける喜び。

〈ザ・ノース・フェイス〉ダウンジャケット ¥52,800、グローブ ¥8,250、ソックス ¥3,960、シューズ ¥14,520 (全てゴールドウィン カスタマーサービス)、ユーズドのトップス ¥18,700、ユーズドのビーニー ¥11,000(LUIK)、その他スタイリスト私物
PROFILE
自転車:〈tokyobike〉シティバイク
1997年生まれ、新潟県出身。モデルとして女性誌を中心に多数のメディア、広告等に出演。自転車以外にもランニングなど、体を動かすのが好き。マーベル作品、料理、インスタグラム、アート鑑賞が趣味で、マーベル作品はここ一年かけて、ほぼ全作を視聴。
Instagram:@oiiooss
ー 自転車に乗るようになったきっかけは?
コロナ禍で公共交通機関に乗りづらくなったとき、行動範囲を広げたいと思って購入しました。一番遠いところでいえば、家から1時間くらいかけて銀座まで自転車で行ったこともあります。
ー 普段は自転車でどこにいくことが多いですか?
近所の気になるお店や、ランニングをするために公園まで行くときの足として使ったりと、街のちょい乗りですね。走る前だとちょうど体も温まって、いい準備運動になるんです。
ー 自転車の好きなところは何ですか?

駅からちょっと離れたお店や世田谷沿線の小さな街や商店街など、自転車じゃないと訪れなかったであろう場所に行く楽しみが増えました。同時に、寄り道する機会も増えましたね(笑)。
ー どうしてこの自転車を?
街乗り用を探していたところ、フロントについているプレートのロゴが気に入って〈トーキョーバイク〉にしました。フレームのバーが直線のモデルも試しましたが、乗りにくくて。跨りやすいこのモデルにして、シルバーのカゴとのバランスで、フレームはベージュを。ちなみに、サドルについているニコちゃんマークのリフレクターは〈ブルーラグ〉で買ったものです。
ー 今日は快晴の下、美術館周辺での撮影でした。


美術館の建築が好きで、旅先でレンタルサイクルをして、アート作品を観にいくこともあります。これまで印象的だったのは、自転車で巡った直島の「地中美術館」。安藤忠雄さんの設計で、暗い廊下を通っていくと明るい自然光がいきなり差し込む部屋があり、そこにはモネの作品がありました。いまでも忘れられないくらい、作品との美しい出合い方でしたね。
ー 〈ザ・ノース・フェイス〉はどんなイメージですか?
アウトドアブランドと聞いて、真っ先に思い浮かぶ存在です。アウトドアで使える抜群の機能性に加え、街でも取り入れやすいデザイン性も魅力ですよね。実際に街でもよく見かけますし、私の周りにも愛用者が多いです。それに私は〈セシリーバンセン〉が好きなんですが、そういったファッションブランドとコラボしているのもスゴく印象的です。
ー 冬はどんな服装で、自転車に乗りますか?

ダウンが多いです。普段もそうだし、ランニングに行くときもパッと脱いで走れるので。今日のように下はショートパンツということもあります。基本的には、いわゆる自転車っぽいファッションは避けて、「え?これで自転車で来たの?」っていわれるような普段着を目指しています(笑)。
ー 今回の「オルタレーションシエラジャケット」は、防風性の高いゴアテックスのウインドストッパーが使われています。
通りで、暖かいんですね。冬はどこに行っても寒いから(笑)、これはスゴくいいなって。風に強いこのダウンを着て、湖や海などをサイクリングしてみたいです。ロゴも控えめで、ダウンがブロックに分かれていないから、普段使いするのにもってこいのデザインですよね。それと、丈が長いと漕ぎにくいので、このダウンのように丈が短いのはありがたいです。
ー 中綿はリサイクルダウンを使って、環境に配慮しています。


正直なところ、普段ではペットボトルをあまり使わないようにしているくらいで、モノを買うときにそういう環境のことは強く意識してはいません。でも、その服自体を気に入って、結果として環境に優しい服だったら、なおさら嬉しいと思います。